![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72658457/rectangle_large_type_2_5651ed4f84ce9bbd020f1edc2f72b205.jpeg?width=800)
Photo by
lighta_ampligh
水戸黄門様とラーメン(その1 全4回)
今日はね、日本で初めてラーメンを食べた水戸の二代藩主水戸光圀公のお話だよ。ほら、テレビで見た事あるでしょ。水戸黄門様の事だよ。
ポンと昔、江戸時代の最初の頃さ。水戸の藩主というから茨城県の事だね。水戸光圀公はおうどんが大好きだったんだって。とにかく麺類が大好きだったよ。
「殿、本日もおうどんにてございます。青菜としめじをのせてございます」
「おお、そうか。よい香りじゃ。うどんは朝に夕に何度でも飽きぬな」
「は、されば聞きましたるところ長崎に朱舜水なる儒学者がまた麺打ちの達人が来られておるそうでございます」
「おおそうか、本場の儒学も聞いてみたし、ならば早速お連れして来るのじゃ」
光圀公は大喜びで家来に命令したんだ。
万治2年(1659年)の事だとよ。江戸にいた水戸藩主の水戸光圀公の所に遠く九州の長崎から朱舜水と言う儒学者が連れて来られたんだ。儒学者とはね、儒教と言われている教えを伝えてくれる先生さ。光圀公は儒学をとっても一生懸命勉強していたからね、良いお話を聞く事ができて喜んでいたんだ。そこでお礼にと自分で打って作ったおうどんを朱先生にお出ししたんだって。主先生も光圀公手作りのおうどんを美味しく食べてくれたんだ。
今日はここまで、読んでくれてありがとう!どんなラーメンが出て来るのかな?たのしみだね。お休み、ポン!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?