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【考え事】他の誰でもないあなたに

■ 「グローバル」という言葉の違和感

 昔からグローバルという言葉に違和感がある。日本だけではなく世界にも目を向けている、という意味で用いられることが多いのだろうが、「日本」と「世界」は指しているものが違う気がする。「犬」だけでなく「哺乳類」が好きですとか、「私、あなた、人類」みたいな飛び方をしている印象がある。

 「世界に目を向けるぜよ」というスタンスは良いのだが、「世界」という単語から「中国」なり「台湾」なり「アメリカ」などに落として行かない限り、具体性に欠ける気がする。外資系の企業が日本進出してきて「最近はアジアにもサービス展開をしています」と言われた瞬間に「あ、日本として見られていないんだな」と感じてしまうあの違和感を、高確率で相手にも抱かせることになると思う。

■ どこの粒度で見ているか

 同じようなことは業界にも言えるし部署にも言えることだと思う。多分本人は気づいていなくても、見ている粒度が粗いと相手には伝わってしまうのだろうなと思う。

・○○業界へサービスを展開しています
  ⇒「あ、我が社としては見られていないんだな。」
・御社業務の様々なシーンでご活用いただけます。
  ⇒「あ、うちの部署はOne of Themなんだな。」

■ 名前で呼ばれると嬉しい

 仕事で関係性が深くなってくると、御社から○○さんへと呼称が変わるフェーズがあり、そうなると1段階信頼を得たな、という気分になる。取り組みとしては弊社と御社かもしれないが、その中で名前で呼ばれると他の案件よりも頑張らんといかんな、と思ってしまうし、実際的にそうした案件の方が進みやすい。

部長でも課長でもなくあなたに話しています。

 という姿勢をもっと大事にしていこうと思う。


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