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CCIE Routing and Switching 受験記 4回目

2005年5月16日 ※当時のメモを元に2015年5月に作成しています。

前回の無様な敗北から3ヶ月間
今回は新たなWorkbookとしてINEを追加。
ラボ数も多い上にお値段もお手頃!とは言え4万程度の出費でした。

実は前回から今回の間に試験バージョンが変更になったのです。
DLSwが消えて巷で噂のIPv6が導入される事になったのだ!

様子見?攻めてみなきゃ何も落とせないんだぜ?

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とダーティハリー的な気分で試験に挑む!(単に堪え性がないだけ。)

さて再び血戦の舞台、新宿三井ビルへ!

受験者は5名で日本人3名、中国人1名、オーストラリア人1名でした。
あれ?シドニーでも受けれるのに?と思って聞いてみると日本に駐在中とのこと。そしてブリーフィングを済ませて試験会場へ入室割り当てられた席番号へ付く。ラックを眺めながら

“本当に、本当にぃ、今日がこの部屋に入る最後の日いぃぃぃぃぃ!”

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とジョジョっぽく決意を新たにして挑む!

さて、9時くらいに試験開始!問題は今回はどんな感じなんだろう?と見る。ジョジョっぽくいうなら


   “SHHHHYYYYAAHHH!!”という感じ。

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   (すみません、もう止めます。)

噂では問題は6パターン以上あると聞いてはいたけど
噂通りにトポロジーがまた違う。
兎にも角にも今回も理解するために

L2から図に書いていく

VLAN構成
Freme-Relay構成
ATM構成
ISDN構成

続いてL3の

RIP
OSPF
ISIS
EIGRP
BGP

結局今回はIPv6は無い模様。大体30分ほど使い設定を開始!

L2の設定を進める。今回も1問だけ分からない問題がある。
うーん、修業が足りんのぉ。。。Frame-Relayで引っかかってしまった。
マニアックなのは実務でも大した経験が無いだけにハマると抜け出せない。

とは言え諦めも肝心なので先に進む。

IGPはもう大分慣れてきたのかサクサク進む。
Redistributionが複雑になっているけど、ここまで来ると大分予測が出来るようになっている。
Tagを付けたりAD値変えたりと経路整備も大丈夫!ただRIPの設問で微妙なところを突かれてしまい、1問は落としたかもしれない。

今回はISDNのみ!

過去のび太状態だったので大分勉強をし直してきた成果を見せつけてやる!という気合であっさりと突破。7万もしたISDNシュミレータの効果がやっと出てきたと言ったところか。

そしてBGP!なんだか変な構成になっているけど取りあえず設定は終わらせる。でも2つほど問題の指示通りの動きが出来ていない。

困ったなぁと時間的にだいぶ先に来ていたので多少余裕をもってトラシューするが、やっぱりうまくいかない。片方を動かすと片方が動かなくなる。

カレー味のう〇〇か、う〇〇味のカレーかという究極の選択状態になってしまった。

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そう言えば小学生の時に罰ゲームとして〇ん〇味のカレーを食べさせようという話になり、どうやって作るか分からないのでその究極の選択を出版している会社に電話して

“どうやったら〇〇こ味のカレーって作れるんですか?”

と電話して聞いたら

“これね~、よく問合せあるんだけどやったことは無いんだよ、ゴメンね。”

と言われたのを

思い出してる場合じゃない!

うーん、点数もどっちも同じだし疎通には影響ないから後で考えるか。

そしてIOS Featureへと進む。ここは毎回半分くらいの得点。
何かが間違ってるのだが、どうにも確認方法に詰まる。そして今回はQoSが異常に難しい。

“ソノハッソウワ ナカッタワ”

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と板〇の嫁的な返ししか出てこない。相当な盲点をつかれてしまったなぁ。。。と思っている所で

“あと5分でお昼休憩です。Configの保存をして下さい。”

という事で一番憂鬱なランチタイムへ。

弁当が相変わらずなのはもういいとして、何とか雰囲気を明るくしたいなぁ。と思っていると。オーストラリア人が話しかけて来てくれた!こういう時は英語が喋れて良かった!と思う瞬間ですな。

オーストラリア人 “もう4回目だよ、CCIEは本当に難しい。”

私 “おお!奇遇だね、僕も4回目だ!”

オーストラリア人 “本当に?もう5回目の覚悟をしているよ。BGPが。。。”

という発言でプロクタの眼光が鋭く光ったので無難な日常会話に変更。
どうやら奥様が日本人とのことで、娘さんの相手をしながらの勉強が大変でさと、ほのぼのした会話で初めてお昼休憩がホッした時間になったのは2人だけのようで、後の皆さんは随分と阿修羅な顔をしていらっしゃいました。ぺちゃくちゃと喋ってしまいすみませんでした。

午後の部再開。
QoSを再度見直すけどやはり分からない。
しょうがないのでSecurityに進むけど、ここも毎回半分の得点率なので困ったもんです。

確実な手ごたえをつかむ事が出来ないままMulticastへ!
ここも動作はしているのに何故か点数が取れてない。何故と言ってる時点でダメなのだけどどうしたもんか。
取りあえず色々とドキュメントCDにある設定を試したり色々試してみる。
うーむ、正解が見えてこない。。。時間はあってもこれではどうしようもないなぁ。しょうがないのでまたもや疎通確認だけして終了!

そしてタイムアップ!手ごたえがいつもとあんまり変わらない。。。

帰り際にオーストラリア人と名刺交換をする。
お互いの合格を祈りながらもお互い自身無しという微妙な空気で別れる。

そして夜中の12時に合否メールが来ていたのでWeb上で確認すると

“Fail”

の文字が。。。

スコアレポートを見てみると“やっぱりRIPは落としてるか、今度はまたMulticastがのび太とは。。。あとのセクションは変わり映えしないなぁ。

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トータルで76点くらい。

えー、もう合格にしてくれよ~、L2/L3はほぼ90%超えてるんだしさぁ。と勝手に駄々をこねてみる。

また前回よりは前進してるけど次は79点とかだったらどうすんだ。。。と言いながらも、もう76点だし!あと4点くらいだし!という根拠を元にすぐさま来月にラボ予約をする!4回目は流石のタフガイ(無神経)な自分でも精神的なダメージが酷いけど、勝利はすぐそこだと信じて!

次回に向けて:

ここまで来たらやれる事はあまり無いので短期決戦で臨みます!

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