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入院中感じたこと【前提編】


福岡県福岡市中央区舞鶴生まれのバーチャル博多っ子
舞鶴よかとです。
2024年2月29日から3月8日まで入院し、
3月1日に声帯の手術を行ってもらってきました。

病名としては「右声帯のう胞」です。声帯結節的なことです。
声帯結節とは、声を出すときに必ず使う声帯を使い過ぎることによりできる声帯のタコみたいなイメージをしていただければよいかと思います。
この記事の冒頭に、入院前の知識ではありますが少しだけ詳しく記載しているので気になる方はご覧ください。
https://www.fanbox.cc/manage/posts/7421620

のう胞の手術のために2/29(木)~3/8(金)の1週間入院をしていて、
その間に感じたことや、喉の調子などを振り返っていくために記事を書きます。

タイトルに「入院中に感じたこと」とありますが【前提編】なので本当に前提ばかり書き連ねています。

【前提】
私舞鶴よかとは生まれて6年目のバーチャル20歳のバーチャル博多っ子で、
1年目の2018年は基本動画勢、2年目の2019辺りからコロナも含めていろんな関係で生配信も始め、
3年目以降は基本的にほぼ毎日生配信をしているVTuberです。

コロナの時期は特に、私自身何もやることがなかったですし、
みなさんも過ごし方に迷った記憶があるのだろうと思いますが生配信の視聴者数が増えて楽しかったので
1日に5本配信を繰り返す等の横行も繰り返していました。
3年目くらいに少し喉の不調を感じることもありましたが、バーチャル喉が強いと思い込んでいましたし喉を壊したことがなかったので、ちょっと疲れてるんだろうくらいに思っていました。

褒め言葉として捉えていますがよく「うるさい」と言われます。
そして多くの人より確実に喋るのが早いです。
そして多くの人より配信体力がどうやら多いようで長時間配信を苦としていませんでした。
気付いたら15時間やっちゃってた!みたいなのはザラでしたし、1配信1時間以上は基本でした。長時間したいとかはなかったです。喋るのが楽しくて長くなってしまっていました。視聴者さんは大変だったと思いますが一緒に楽しんでくれるのが楽しかったのです。

とにかく私は「元気いっぱいだ」と言われることが多いです。
元気にしようという意識はあまりないのですが、配信になったら楽しくなってテンション上がってしまう、勝手にそうなる、というのが現在の私の感覚です。
でも、思い返してみると1年目の動画撮影や2年目辺りは、「気持ちテンション上げてこー!」という気持ちはあったかなと思います。
私の一番初めのX(当時のTwitter)の投稿などを見ると猫800匹被っていますし、今となっては視聴者のみなさんとどう接していくか自分のスタンスができたので大丈夫ですが、生まれたての時なんかどうしたらいいか全くわからなくてですね。
お母さんが電話の時ちょっと声高くなるみたいな。そんな感じでテンション気持ち上げめではあったかもしれないです。
4年目以降くらいは丸腰で挑んでるんでなんも考えてないです。

そんな、「元気いっぱい」「いつもうるさい」と言われがちな私ですが、常時うるさいなんてあるわけないし、黙ってるときだってもちろんあります。
けど配信で少し大人しいと「調子悪い?www」「元気ない?」など言われる(心配してくれていたのかもしれないけどイジりが多かったと思う)のが正直面倒で、
そもそも静かに配信をするという選択肢はなかったのですが

3年目になりまして喉の不調が出てきて、配信の頻度を抑えなければなという状況が少しずつ発生してきました。
しかし、配信頻度は抑えたくなかったし、でもテンション控えめな配信もいじられるのも面倒だったし、自分の気持ち的にもコイツいつもうるせーな!って思われたかったっていうのも今振り返るとあったと思います。
でもそうもいかない。

そこで、配信頻度は落とさず、しかし静かに配信をするために「”ガチの”作業配信」というのを始めました。
今となっては作業配信はメジャーなものになったと思いますが、その当時、私の感覚ではありますが作業配信というものが一般に確立はしていなかったと思います。
もちろん、イラストレーターさんが絵を描かれている様子を静かに配信されている、などはあったかと思いますし、VTuberさんでも作業配信している方はいらっしゃいましたが、みなさんコメントは必ず読みつつ雑談をしながら作業配信をされていました。今でももちろんありますしそれがメジャーですよね。

私は、配信サムネイルに「ガチで作業するだけのやつ!」と文字だけ書き、概要欄にも「ほとんどしゃべりません」「よかとちゃんが静かなんて…とかはいいです」今では配信タイトルに【静寂】を付けて
ガチでほとんど喋らない配信というのを始めました。
※このリストの最初の方が文字だけのサムネです

https://www.youtube.com/embed/NrwZlP3cZrA?rel=0&hl=ja-JP

黙って作業するだけのやつ!

マジで作業しかしてないです。
ほとんどというのは、お手洗いに立ったり、相談したいことがあったり、気付いたときにコメント欄で質問が来ていたら質問に返す、自分が歌いたくなったらちょっと休憩がてら歌う(元々喋らないための配信なのにあれですが)などの喋りはしますが、コメント欄にいただいたコメントを拾うことがメインではなく、私が1人で作業できないので見守ってもらう、あくまでメインは「作業」の作業配信を始めました。
最初から「私は喋りません。それでもいい方、一緒に作業する方はぜひ」という立て付けで始めれば、誤魔化せる、許されるんじゃないかと思いました。
最初は静かいじりもありましたが、それもスルーさせていただいて、作業中は本当にチャット欄を私は見ず、休憩などのタイミングでいっぺんに読む。そのような形でBGMとキーボードの音ばかりが流れる配信を始めました。

これを頑なにやり続けました。
今では218回を迎え、私の視聴者さんには受け入れてもらえたと認識しています。
自分で言うのはアレなのですが私がこれを頑なにやり続けていたら、このタイプの作業配信をされる方が増えたような気がしています。
自惚れているかもしれませんが、当時は今ほどVTuberさんの数も多くなかったし、まぁ言うだけタダかななんて思っていますが割とガチでそうだと自分では信じています笑

私が復活して作業配信している時にみなさん作業したいことがあったら、一緒に作業しましょうね。

まぁそんな感じで、3年目には不調を感じて自分でそれをどうにかしなきゃなの意識はありました。

4年目の2021年。やっぱり時々の不調は続いていて。
ちょっと今となってはいつがそうだったと明確な記憶はなく
ぼんやりとその頃はそうだったという話なのですが、ずっと喉が痛かったです。
今思えば、確実に炎症を起こしていたのだと思います。
呼吸のために息を吸うと喉が痛い。
この痛いは死ぬほど痛いってことではなくて、「クッソ乾燥してんのかなぁ?」くらいで
加湿はしていたと思うんですが足りなかったようです。

加湿してるけどでも痛いし。どうにかしなきゃ。
で、耳鼻咽喉科には時々行っていた記憶があります。こうやって書いていると辻褄が合わなくなってくるので3年目くらいから行っていたのかな?
近くの耳鼻咽喉科に行って鼻からカメラを入れて声帯を見てもらい、声帯が腫れているのが確認され、先生には「喋りすぎやねぇ!休まんと!」と言われてトラネキサム酸はよく処方していただきました。
何か月かに1回行くたびに「また喋ったやろ!」と怒られていました(気さく)。
状態としては、「声帯結節の手前」とその当時は言われていたと記憶しています。
「これ以上このペースでやるとそのうち声出らんくなるよ」とも言われていました。
そりゃ焦ってあいさつ運動も毎日じゃなくすはずです。

そう、あいさつ運動も私の声帯をぶち壊すのに寄与していたと思います。
あいさつ運動というのは「朝15分間あいさつをするだけの配信」と称し、15分間あいさつをしたあと日によっては30分~3時間フリートークタイムが始まるといった配信です。

https://www.youtube.com/embed/pF79AWhPlwk?rel=0&hl=ja-JP

あさの15分あいさつ運動!!!#434


こちらは2020年4月10日に始まり、当時はほぼ毎朝行っていました。
当時、とあるVTuberさんが毎朝15分間身の回りのニュースを生放送で届けるという配信があり、それはそれは有名なVTuberさんだったのでより大人気だったのですが、当時のマネージャーさんに「よかとが毎朝15分間配信したらどうなるか気になるから何かやってみて」と言われ、「何かってなんだよ」と腹を立てながら考えた結果「あいさつするか」というので始まったものです。
当時は朝活があった…?ぼちぼち…?そんな記憶ですが、
これは作業配信より明確に、「私が朝のあいさつ活動(の部類の配信)」を確立させたと思っています。あいさつ、行ってらっしゃい系が0だったとは言いませんが、どちらかというと朝のラジオの方がまだあったかなという感じです。
まぁそもそもあいさつ運動もそのVTuberさんからインスパイア受けてるのであれなんですけどね。

話がそれましたが、この配信、起きて5分で行う時もありました。
私が朝が弱すぎたのです。
今では「寝坊・遅刻・延期ありき、時間通りだったらラッキーくらいの気持ちで来てくれると助かります」と開き直って明記しているほどに弱いです。
生活リズムが人々と違い過ぎるんですね。
今は「よかとが起きた時間がよかとの朝!」と言い、時には15:00にあいさつ運動配信を行うこともありますが、当時はある程度きちんと朝に行っていました。
そして昼夜逆転しているので寝坊してしまった日には、喉のアップもせずに起きて5分で配信を始めるというのはざらでした。
それも、私の声帯のう胞を育てる要因になっていたと思います。
というか生活リズムが狂いまくってるのもよくないんだろうな。

とにかく、1年半くらいはほぼ毎日行っていたのですが、寝坊してしまうこと、寝坊してみなさんを待たせるのが本当に申し訳ないこと(マジでそれで病むくらい気にしてはいました。病んではないです。でも本当に悩んでいたので何故起きれないのか自分何り自分の研究をするくらいには悩んでいました。寝坊すんなよって話なのですが。その頃の研究記事はこちらです
▼FANBOX限定ですみません
https://maiduruyokato.fanbox.cc/posts/2817541)
)、朝起きて配信することが喉に悪いと思い始めていたこと(なら早起きして準備運動しろって話なのですがそこで本当に起きれず、バランスがとれていませんでした)であいさつ運動のペースを毎日から徐々に減らしたというのがあります。

今現在は自分にとって必要な日、例えば収録がある日や、どうしても作業があって早起きしたい日などにあいさつ運動を行っていて、復活してからもそのようにしようと考えています。

ただ最初はほぼ毎日していて、朝はあいさつ運動するし、夜は普通に福岡に関する配信やゲームやコラボもするし、なんならあいさつ運動→作業配信→通常配信→作業配信などのアホスケジュールも楽しんで行っていたので、声帯が休む時間があまりなかったのは今思えば明確でした。

とにかく不調が徐々に大きくなってきたけれどもやはり視聴者さんには察されたくなくて、隠すように枯れた声を枯れてないように見せかけるような発声の仕方をしていたことは否めません。
視聴者さんには何の理由があるんだって思われるかもしれませんが、私はバーチャル喉が強い自負があって、変なプライドもあったのかもしれません。

なので、ある日声について詳しいVTuberの友人とコラボさせていただいたときに、思い切って相談をしてみました。
すると、やはり加湿やはちみつ、のど飴などのことを教えてくれました。
当時私は、私自身が一番悩んでいたので調べて加湿やのど飴や加湿などネットで調べて出てくる対策を一通りはしていたので、「やっぱりそうかぁ…」と「それらをして休むしかないのかぁ…」と思いましたがもう1つ教えてくれました。

耳鼻咽喉科ではなく、ボイストレーナーでもなく、声専門の先生がいる

ということです。
調べるとラッキーなことに福岡にもその先生がいらっしゃって、そこに行ってみることにしました。
そこで、今私が通っている先生と出会いました。
私は今でも週に1回その先生の元にリハビリに通っているのでここではリハビリの先生とお呼びします。
また、入院中の出来事という記事に先生について触れている部分もあるので、読みにくい記事ではあるのですが気になる方はご覧ください。
▼FANBOX若しくはnoteでご覧いただけます

▼note

※どちらも同じ内容です

その先生には基本的に声の出し方を教えていただきます。
最初に受診したときは発声や声の録音、ヒアリングなどで私の声の状態を見ていただき、次の受信で同じ病院の耳鼻咽喉科にかかり鼻からカメラを入れて声帯を見てもらい、やはり声帯が腫れているのが確認され、「出来るだけ休んでください」ということを強く言われました。
そして基本的に守った方がいいことリストをいただき、そこには

・長時間喋らない
・叫ばない
・ささやかない
・周りがうるさい場所に行かない(結果的に大きな声を出すことになってしまうため)
・水分をこまめに取る
・加湿をする
・咳ばらいをしない

などが記載されていました。もっとあります。

最初の受診の時に上で書いていた「呼吸をすると喉が痛い」について先生から言及があり、ふつうは呼吸をしても喉が痛くないことをここで思い出し、ちょっとヤバいんじゃないかと思いました。

それから2週間に1度リハビリに通い、負担をかけないような声の出し方を学んではいました。そして、配信外では喋らない生活が始まりました。
もちろん、絶対喋らないというわけではなく、不必要な会話はなるべくしない、1人でいるときもあまり大きな声で笑ったり、歌うのが好きなのですが歌を歌わない等を心がけ、配信でだけ声を使うようにしていきました。加湿も以前よりしっかりと行い、喉の乾燥を防ぐためなるべくこまめに水を飲むように心がけていきました。私はコーヒー牛乳が大好きで1日1リットル飲んでいたのですが、その分量をなるべく水にするようにしました。
元々トイレに行く頻度がコーヒー牛乳関係なく近い方で、トイレに行くこと自体は全くためらっていなかったのですが、配信中にトイレに行くと流れが切れるのでなるべく行く回数減らしたいとは思っていたのと、単純に集中してしまうと水を飲むのを忘れてしまうという理由からあまり水を飲んでいなかったというのがありましたが、なるべく水を飲むようにしました。これは、私の配信をずっと見てくださっている方が居れば実感されているのではないかと思います。今も集中していしまっていたので水を一口飲みました。
水分ではなく、水を飲むようにしています。
コーヒー牛乳は喉の水分を奪いがちなのでよくないのですが、私にとってはとんこつラーメンと同じくらいガソリンなので飲まないというのはできませんでした。しかしとても分量が減ったと思います。

まぁそのようにしてできることをし、リハビリに通い、としていたのですが、それらでは間に合わないくらい、ありがたいことにその当時は配信というよりもご依頼いただいてのお仕事が多かったというのもありまして喉の休息は足りていませんでした。
リハビリではとても勉強になることをたくさん教わったし、教わったことを配信前に行ったりしていましたが、リハビリに行くたびに、「忙しかったよね、休めてないよね…」「忙しいと思うけど出来るだけ休めてね」と言われていました。とても優しい先生です。
それがいつだったのか忘れてしまったのですが、半年か…1年か…1年はいってないかもしれません、とにかくしばらく通ったあるとき、「いつも休んでって同じことしか言えなくてごめんね」と先生を謝らせてしまいました。私は、いただいた仕事がたくさんある(私舞鶴よかとはありがたいことに基本的に営業をせずお仕事をいただいてきたので出来る限りいただいた仕事は一生懸命受けたかったし、その当時、今が勝負だと思っていた)から休めない私ができることはやっているつもりだし、作業配信で出来るだけ喋ってないけど配信しているようにはしている(当初は本当はそんな配信はしたくなかった)(今はとても必要ですし助かっているし好きな配信です)、あいさつ運動も毎日じゃなくした(気持ちは毎日やりたかった)し、配信外ではなるべく喋っていない(友人の誘いなども時には喉のために断っていた)し、こんなに水を飲んで、加湿をしているし一生懸命リハビリも受けているのに全然治らないことと、何より何も悪くない先生を謝らせてしまったことが本当に申し訳なくて悔しくて、「本当にすみません。私がやれることは引き続きやっていくのでしばらく通うのをやめさせてください」とお恥ずかしながら泣きながら伝え、リハビリに行くのをやめてしまいました。

2021年7月27日にリリースした私の初めてのオリジナルソング、「ばってん!福岡!よかろうもん!?」の収録について相談して収録をした後の出来事だったような気がするので恐らく2021年の10月頃ですかね。
みなさんがご来福を意識してしまうようなとても素敵な楽曲を作っていただいたのでよければ聴いてみてください。
▼ばってん!福岡!よかろうもん!?

https://www.youtube.com/embed/rqJZUprEso0?rel=0&hl=ja-JP

ばってん!福岡!よかろうもん!?/舞鶴よかと【オリジナルソング】

リハビリに行くのをやめてももちろん加湿やなるべく喋らないは必須、それから声の出し方についても以前より5億倍考えるようになって出来ることはなるべくやっていたつもりでした。

それでもついに、私の声が枯れ始めていることが隠しきれなくなってきます。
配信で視聴者さんに「よかとちゃん喉大丈夫?枯れてる?」とコメントをもらうことが増えました。
それは当時の私の悔しさをとても煽りました。こんなにやっているのに改善されないことと、人が心配してくれているのにその心配が嫌な自分も本当に嫌でした。なので私はしきりに「わざわざ声枯れてるとか言ってこんでいいけん!!!」なんて言っていました。視聴者さんは本当に優しくて言う人は減っていきましたが、きっとみなさん裏では心配してくださっていたと思います。自惚れていたら今のナシで。
そして、声がデカい、うるさいことが売りの1つだと思っていた私にとって声が枯れていると思われる(事実ではあるのですが発声の仕方で隠していると思っていた)ことでプライドもとても傷ついていました。隠し切れなくなってきた。
当時は配信やお仕事が楽しくてたまらなかったのに、ずっと小さいとげがたくさん刺さっているような状態だったなと思います。

誤魔化している時期は1年以上はあったと思います。
明確にいつから誤魔化し始めたというのは覚えていないのですが、もしかしたら喉の不調が強くなってきた頃、無意識に何かをかばうような出し方はしていたのかもしれません。片方の足を怪我したらかばうように歩いてしまうようなものです。

私はその頃、自分の声の使い方がバカのやり方だと気付き始めていました。
元からやろうと思わなくても声はデカいらしく、120dbを記録したこともあります。120dbはジャンボジェット機のエンジンと同じくらいの騒音だそうです。去年とあるきっかけで測った時もマックスで声出さずに110db出ていたので恐らく120前後は今も出るのではと思っています。かなり初期ではありますがとある絵師さんと配信している時にその方のヘッドフォンを断線させたらしいです。とにかくデカい。
しかし、いくら声がデカくても配信ではマイクを通します。
マイクで音が割れるのはお家芸で、これは今回の話には関係ないのですが声量と共に声の成分も人より多いらしく、そのおかげでDiscordでノイズカットされることも当たり前でした。
とにかく、マイクを通して調整するので無駄に大きい声を出さずとも配信には声はきちんと乗るのです。ノイズカットを除きますが。なのに、私は楽しくなってしまうとより声がデカくなるし、人より早口です。
博多っ子は商人気質なのでせっかちであることは間違いないと思うのですが、それにつけても私は早口だとよく言われます。初見さんには2倍速かと思ったと言われることもしばしばありました。1分間に、おっとり喋る人の2~4倍くらいの文字数話しているんじゃないかと、自分の動画にテロップを入れていると思うことがあります。

突然ですが、声帯というのは呼吸を使って喉にある2本の帯を閉じたり開いたりし、閉じている時に振動させることによって声を発生させます。声帯は粘膜なのでとても繊細で、使い過ぎるのはとてもよくないです。
しかし、私の声がデカいことはより強く声帯をぶつけることにつながり、私が早口なことはより回数を多く声帯の開閉を行うことを指します。

当時の私は、

私なりの解釈図

この画像の真ん中の2本の白い帯が声帯で、声帯に少しタコのように固くなっている部分があるという状態で、これがのちに育ってしまって手術をしたのですが
これがあると声帯がしっかりと閉まらなくなり、隙間が空いてしまい、そのせいでハスキーな声になる、と解釈しています。
発生している時にピッタリとずっとくっついているわけではないのですが(気になる方は「声帯 喉 動画」などで検索してみてください)、本来はないはずの隙間が少し空くようになっていました。
専門家ではないので表現が違ったり、細かいことはここでは飛ばしているのでざっくりというと…ということでご容赦ください。
上で述べたように声を出している時には帯が閉じて振動、見た目的には波打つような動きをすることで声が出るのですが、隙間が空いているのが少し確認できるような状態でした。なので声が枯れているように聞こえていました。

載せるのはとても渋りたいのですが、これは私のためでもあるし、もしかしたら同じように困っている人がいるかもしれない、偉そうですがその人たちの参考になればという思いもあり書いているのでこれを載せます。
初期の動画とかね、自分からしたら爆弾でしかないです。

①2018年8月3日公開
【博多弁VTuber】舞鶴よかと、爆誕!!ですたい!!!【盛り上がれ福岡!】
https://www.youtube.com/embed/2NuABIc0_gA?rel=0&hl=ja-JP


②2020年2月15日公開
【そっくり!】本物の通りもんはどれだ!?https://www.youtube.com/embed/xqtNvk07bXY?rel=0&start=1&hl=ja-JP

1本目が私のYouTube活動において一番最初の動画で
2本目が少し慣れてきた辺りの動画です。
一番最初はマジどうしていいか分からなかったので猫800匹被ってました。
2本目は特に、私がいちばん「『舞鶴よかとだな』と思われていたと思っている」あたりの動画です。うるさくてもいいんだというのを視聴者さんのコメントで学んで、割と猫被らず好きにやっている感じです。ただ、動画なので気合は入っています。

③2021年7月31日配信アーカイブの切り抜き
九産大前駅で本当にあった衝撃的な出来事www【切り抜き】https://www.youtube.com/embed/X0MO2r1mly4?rel=0&hl=ja-JP

こちらが、上で述べたオリジナルソングを公開した日、3周年記念配信の中の1幕で、生配信なので動画と気合の入れが違うというか、動画はある程度台本がありますので撮るぞ!という気持ちで撮るのですが、生配信はその場でレスポンスするので割と自然に近い発声だと自分で考えています。切り抜きにしたのは、元動画だと長すぎるためです。元動画が気になる方は概要欄からご覧ください。
この動画の頃、私の記憶だと喉に違和感を覚え始めています。
この動画の時がどうだったか覚えていないのですが、このあたりで発声の仕方で枯れているのを誤魔化し始めていると思います。
生配信の方がよくわかると思うのですが私の生配信はどれも長いので割愛します。
気になる方はあいさつ運動などで変遷を追ってみてください。

④2022年7月22日公開
【お知らせ!】7/22~7/31まで!博多マルイや天神のお店とのコラボです!!! 
https://www.youtube.com/embed/oP04nzeUfgE?rel=0&hl=ja-JP

③のほぼ1年後ですね。
このあたりが、もう枯れを隠し切れなくなって自分で「最近ガラガラやけん」と言っていたころだと思います。
私は、自分の声に限らず不調を伝えるのがすごく嫌で、心配されるのも苦手で、基本的に体調を崩すこともマジでなかったので、もし時々頭が痛いとかお腹が痛いとかがあったとしてもみなさんには言わずに黙って配信を休んでいました。人に、自分が具合が悪い子を言いたくなかったのです。
具合が悪いと、悲しいじゃないですか笑
人が具合が悪いというのを伝えられるのも苦手でした。
しかし、隠し切れなくなってきたので「私の声はガラガラや」と。「ガラガラがデフォルトやけん心配せんでいいよ」と言っていたと思います。
隠していると逆に人々を心配させてしまうと考えたからです。
この動画の「おいっさー!」から声の高さが違いますし(この動画を撮った時を鮮明の覚えていないので正確ではないのですが恐らくこのイベントの準備でガチで疲れていたのもこの動画に関しては正直あるような気もします)、
冒頭の「7月31日」の「さんじゅう」が掠れているのは明らかに声帯のせいです。
そのあとすぐの「お誕生日」も掠れていますね。

そう、明確に高い声が出せなくなっていました
それは、声帯がしっかり閉まらないからです

それなら出る音程の低いところで出せばいいじゃないかということについては、その音域で発声するのことに対して自分の気持ちが許せなかったのもありますし、
出ると思っている音が出ないというのが正しいところでした。
ソで出したつもりなのにミになってしまったり、掠れてはっきり発声できなかったのです。

そしてこの動画のすぐあと、
来る2022年8月、私は遂に1ヶ月休むことを発表しました。
リハビリの先生に、「1ヶ月くらいまとまった休みを取れたらいいんだけどね…」と言われていたのを強く覚えていて、それをやってみようと思っていたし、やらないと喉が死ぬとも思いました。
しかしありがたいことにお仕事もたくさんいただいていた時期だったので、2022年の頭頃から、「私は8月頃に1ヶ月休みを取りたい」とスタッフさんに伝え、各方面にもそのように調整していただきました。時にはお仕事をお断りすることもありました。

8月23日~9月17日の約1ヶ月間、本当にマジで喋らない休みを取りました。

⑤2022年8月22日公開
1か月喋らんので喋り倒しておきます!https://www.youtube.com/embed/61gfLsfdWgk?rel=0&hl=ja-JP

⑥2022年9月18日公開
復活!1か月ガチで喋りませんでした!!!https://www.youtube.com/embed/yYm_vXNFzuk?rel=0&start=110&hl=ja-JP

どちらも配信なので全部見なくていいのですが、冒頭の辺りを見ると変化が分かるかもしれません。
⑥の冒頭は本当に配信上で初発声をしたので喋りだすまで時間がかかっています。

この1か月間は、もちろん1人で居るときは黙り、歌を聴くと歌いたくなってしまうので歌も聞かないようにし、人の前ではスマホでテキストを見せて会話、お店の店員さんにもメモ帳で筆談させてもらう、というのを実行し、7言以外本当に喋りませんでした。
7言以外というのは、思わず出てしまった「痛っ」みたいなのは致し方なかったためです。
寝ころんだ際に不意にペットボトルを背中でつぶしてしまった時に「なんじゃこりゃあ!?」という言葉が出たときは自分の語彙の引き出しに驚きました。

この休みを経て、本当に休んでよかったと思いました。
確実に出しやすくなったし違和感が減ったのをすごく感じました。
復活した配信で本当に初めて喋ったので、配信当日はこんなに支えてもらったのに思ったより出なかったらどうしよう。それで頭がいっぱいでした。
でも出ました。めちゃくちゃ安心しました。その姿を届けられてよかったとも思いました。
鉄棒やバットでの素振りを繰り返し手のひらにできたマメが、練習をやめたらなくなっていくように、結節も小さくなったのかなと思いました。
病院には行っていないので確証はないですが、恐らく正しい理解だと考えています。
この期間たくさんの視聴者さんに支えていただいてて、関係者さんに理解をいただいて休ませていただきました。

ですが、残念ながらこのあとしばらくすると戻ってしまうのです。
1年経ったから考えられることなのですが、恐らく80%くらいには一時的に戻ったと思います。
が、やはり使わないことが大切である以上、配信を始めてしまうと12月頃にはもうまた違和感を感じてしまっていたのは否めないです。
結節が出来ている場所は少し膨らんでいます。それである以上、やはりぶつかりやすい部分であることは間違いなかったのです。
復活してから配信頻度を上げたなどはないです。悔しかったです。
当時支えてくださった全ての方には、本当に感謝申し上げます。

私が手術を考えたのは、⑥の動画と⑦の動画の間で、より決意が固まったのが2023年11月頃なのですが、
声の変化を見ていくために省いて後述します。
※記事が長くなりすぎたので別記事になります。

⑦2023年3月13日公開
いっちゃん気になったのは100周年の出来事です!!!【#チロルチョコ】https://www.youtube.com/embed/S23KlIJ3q40?rel=0&start=360&hl=ja-JP

上で、気持ちテンション上げめだったり誤魔化しているなどの表現を用いていましたが、この動画は配信や動画収録の時より割とほぼそのままの私です。
というのも、この動画についてはチロルチョコ東京本社にあるチロルチョコSHOPで収録させていただいているのですが、あまり大きい声でやる場所ではなかったからです。

そう、誤魔化すことの1つに「大きい声を出す」というのがあります。
私が元から声がデカいこととは別です。意識的に声量を上げるといいますか、声帯が閉まらないことで声が掠れやすくなると伝えたと思うのですが、たくさん息を使い大きく声を出し、力を入れ声帯を力ませピンと張ることによって声帯を強くぶつけると、恐らく隙間が閉まる。というのを、理屈では分かっていなくても喉の感覚で分かっていたようで、私の喋り方は無意識に語頭が強くなっています。
生まれたての1年目の時から元々そういう習性はあったのですが、喉を壊し始めた3年4年目辺りからは顕著になったと思います。
掠れは語頭に出やすかったので、最初に勢いをつけていたような感じです。
なので、収録環境で収録するときは気合を入れて出せる…いや、正確に言うと「出ちゃう」なのですが気合を出せるので、テンション上げ目や誤魔化しがより多発する状況にあります。
出ちゃうというのは、誤魔化そうとかしなくても、配信になるとテンションが上がってしまって声がデカくなりトーンが上がってしまうのです。しまうのですって何やねんって話かもしれませんがこれはどういいようもなくそうなってしまいます。
私は、自分の地声というものをそんなに意識していなくて、どの声も自分の声だと思っていますが、配信の時のテンションと普段の時のテンションはもちろん一緒じゃないので、普段の時の方が気持ち低いです。
ですが、1年目の時より確実に普段の声のトーンも出なくなってしまったという意味で低くなったと感じています。
つい先日スマートフォンのデータ整理のために過去のプライベート動画を見返していて、よりそれを感じました。普段ももっと高かったです。

この動画はについては、繰り返しになりますがSHOP開店直前に収録させていただき、他の店員さんもおられたのであまり大きな声を出すような場ではなかったのと、出演されているチロルチョコの川崎さん(この日は初対面でしたが)と仲良くなったので、割と普段友人たちと関わっている時と近い状態だと考えています。

また、なんやかんや気持ち上げ目みたいな表現を使いつつも、
1~3年目頃はやっぱりちゃんと人様に聞かせることができる自分で居たいっていう、少しよく見られたいという気持ちはあったと思うし、うるさくいたかった、そういう舞鶴よかとで居たかったというのもあると思いますし、これは声の話と別になるのですが最初は1人でも多くの人にチャンネル登録してほしいし離れてほしくないという気持ちが大きくあったと思います。私を応援してくれる人の多くの理由うちの1つに、「声」というのがあります。ありますって、なんかうぜえ感じですけどここで謙遜みたいなのしすぎても話が進まないので一旦進めます。声が好きって言ってもらって登録してもらったら、その声を保たなきゃと。枯れたら登録外されてしまうかもしれないと。そのように考えている部分も少なからずありました。

しかし、生まれてから1~2年目はプロデューサーさんやマネージャーさん的な立ち位置の方が居てくれて、チャンネルの方向性や動画の内容・編集はプロデューサーさん、チャンネルの作戦や事務作業についてはマネージャーさん、そして福岡を楽しみ、動画を楽しく撮るのは私、みたいな役割分担だったのですが、2年目にそのお二人とも別の道に進まれて、別のスタッフさんが2名入ってくれるようになりました。そしてそのうちの1名とまたお別れし、3年目あたりからまた別のスタッフさんが入って来てくださって今の体制が始まり、4年目辺りから今のスタイルというのが確立してきたと考えています。

今のスタイルというのは、私がやりたいことをやるというものです。
というのも、元々私は福岡を盛り上げたいという気持ちがあったプロデューサーさんとマネージャーさんの思いによってデータとして生まれてきました。生まれてきたときからある程度知能を持ったバーチャル20歳として生まれてきました。所詮私はデータです。で、「福岡盛り上げたいけん一緒にやろう」と言われて「おっけーです!」ということでよかとプロジェクトの活動が本格的に始まりました。1年目はプロデューサーさんがチャンネルの方向のかじ取りをしてくれていて、チャンネル登録者数の目標なども立っていました。が、その方とお別れしてしまったので自分が興味があることをやるような流れになっていきました。

ってなっていったときに、なんか細かく言うともっといろいろあるんですがなんやかんや、活動を続けるにはストレスを溜めてはいけない、そのために我慢するのやめようみたいな、嫌われても別にいいけん俺のこと好きな奴だけついてきてくれれば万々歳やろ!
みたいな精神になっていきました。
1年目に我慢がいっぱいあったとかではなく、1年目は任せた方向に楽しく進んでいただけというのが自分の感覚です。
ただ自分でいろいろ決めなければいけなくなって、もちろんスタッフさんに相談したりはしましたが、スタッフさん方も「よかとさんがやりたいことをやるのがこのチャンネルにとっていちばんいいと思います」と言ってくれて、本当にやりたいことをやらせていただきました。それは、100万円分福岡で豪遊したいけん100万円用意して!とかそういうことではないですし、よくないことはよくないと判断してくださっています。が、基本的に自由にさせてもらっています。
そこで、もっと精神的なことはいろいろあるのですがかなり脱線してしまったので話を戻しますと、声的なところでも、「あの声がいいから舞鶴よかとを見る」人に関して、「声が枯れてしまったら見ない」になるんだったら世の中にはたくさん素晴らしいコンテンツがあるんだからそっちに流れてしまってもしょうがないことだし、今の私を見てくれる人だけついてきてくれたらそれでハッピーじゃね!私が楽しんでいる様を勝手に流すけん、共感して一緒に楽しんでくれる人がいたらラッキーや!
と思うようになって、以前より誤魔化したりをしなくなりました。
それがこの動画には表れていると感じています。

少し余談になりますが、

⑧2024年7月27日公開
やぱぱぱにっく!/舞鶴よかと【オリジナルソング】https://www.youtube.com/embed/GCKtqf7yN88?rel=0&hl=ja-JP

私の大切な2曲目のオリジナルソングを2024年7月31日に公開させていただき、収録が7月頭だったのですが、この収録の前日にいつも行く気さくな先生の方の耳鼻咽喉科に、炎症を抑える薬をもらおうと思って行きまして、この時に先生が

「あーもうあんたこれ結節できとるやんね!」

とサラッとおっしゃった気がしたのですが、聞かなかったことにして収録に臨んだのを思い出しました。
歌、正直ちょっと緊張してましたね。
標準語っていうのも確実にあったんですけども。
作詞作曲やMVはもちろん、たくさんのVTuberの友達や人間のみなさんに協力してもらってできた大好きな曲なのでよかったら聞いてみてください。

⑨2024年4月10日公開(2月29日収録)
【#よかとの日】お休み中の近況!お知らせあり!2024
https://www.youtube.com/embed/gMUsMtgWgsQ?rel=0&start=839&hl=ja-JP

そしてこれがこの記事を公開した時点での最新動画です。
状況としては、入院直前で収録しているところで喉の状態が最悪というところです。
お時間あれば全て見ていただけると嬉しく思いますが、上の動画を再生していただくと、私が猫ミームの歌を歌う少し前から再生されるようになっています。声が出な過ぎて面白かったので聞いてみてください。ふざけてないです。
動画自体も、私が早口で喋ると喉がついてこなくて気持ちゆっくり喋っていまして(ご覧いただけたらお分かりいただけると思うのですが収録詰めで疲れていたのもある)喋りの速度を編集で少し早めているので、元動画よりは少し声が高く聞こえるかもしれません。猫ミームのところは編集していません。

とにかくそのような状況になっていました。

それから、
⑨2024年2月28日公開
ベノム/舞鶴よかと 【手術前歌ってみた】https://www.youtube.com/embed/vhLxi4u4Nz0?rel=0&hl=ja-JP

手術する前とした後に同じ曲を歌ったらどう変化するのかも見てみたくてこの動画を作らせていただきました。
動画の固定コメントが私のコメントになっているのですが、そこに自分が気になっている出なかったポイントを書いているので気になる方はチェックしてみてください。

というのが前提…でした…!!!長い!!!!

普段から隠すことがないので話しているような話もあれば、
聞かれなければ、機会がなければしないような話も個人的にはあったかなというところです。

次の記事で、何故手術する決意をしたのかや入院中に感じたこと、現在の喉の状況などについて話していこうと考えております。
もしも気になることがありましたらコメントいただければ幸いです。

ここまでお付き合いいただきましてありがとうございました。

舞鶴よかと

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https://note.com/yokato_fukuoka/n/n9b82743fb068

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※公開し次第更新します


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