見出し画像

7色のライトアップで彩られた幻の天守閣を撮る

注)ライトアップの画像をRAW現像したものに差し替えました。

福岡市の舞鶴公園。ここは古代の迎賓館である鴻臚館跡や黒田長政が築いた福岡城跡があります。

今年の福岡城さくらまつりでは、天守台跡の上に天守閣風に足場を組み立てて「幻の天守閣」とし、夜になるとライトアップを開始します。
さくらまつりはすでに終わりましたが、5月末までの予定で、引き続きライトアップが行われています。

お花見シーズンは人が多くてとても撮影どころではなかったので、だいぶ落ち着いてきた今、撮影しに行きました。

天守台跡に近寄り過ぎても、ローアングルではソメイヨシノなどの樹木が覆い隠したり、頻繁に人も来るのでダメ。となると、広大な公園内では東側の球技場(水の手跡)あたりからが開けているし、望遠でピンポイントで狙える。足下(天守台跡の石垣部分)は樹木で覆い隠されてしまうけど、そこは仕方ないです。

カメラを三脚に取り付けて、絞り優先モード、ホワイトバランスを「日陰」にセットし、露出補正はマイナス1.0。セルフタイマーでシャッターを切っていきます。

ライトアップは18時から22時までで、イルミネーションが数分おきに7色に変化します。日の入り時間もだいぶ遅くなってきたため、完全に暮れてからよりも、うっすらと明るさが残る時間帯から撮影を始めてみるのもよさそう。


ちなみに昼はこんな感じです。
ソメイヨシノの見頃を迎えた頃に一応行っています。

そして、いま(といっても、ゴールデンウィーク頃の撮影)。一気に緑が増えます。

もしも天守閣があったら…城内からはこういう感じで見られたのでしょうね。天守台は標高36mにあり、仮に今回の幻の天守閣の高さ14mを足すと50mになります。

築城当時の福岡は、海岸線はいまより南にあり、いまでもそうですが冬は北風が吹き荒れるという過酷な条件下であり、天守閣が建っていたとはとても思えないのも確かですが、見晴らしがよかったんだろうなというのは予想ができます。