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アートインレジデンスin和歌山 日記#2

3日目/8月1日(火):ドローイング、100枚到達。
ドローイングのポモドーロタイマーを導入して手を動かすことを意識していた。とはいっても、毎回いい作品を描くつもりで行なっていたので平均だと1枚5〜10分くらい。最初の3日で100枚を目標にしていたので一旦達成。

ドローイング3日目

最初は風景、徐々に部屋の中のモチーフに移行していった。相反する色、対立関係にあるものの逆転、同時に存在するものの融合点や関わり。光と影、空と地面、補色と類似色、滲みと弾き、濃いと薄い、線と面、それらを探っていく作業。人間同士の関わり合いもそれぞれの持つ立場があり、それによって引き起こされること、感情、状態がある。争いはなぜ起きるのだろうか?
自らが行なっていたのはひたすら調和を取ろうとする試みだと気付く。

4日目/8月2日(水):本町公園をよくする会に参加。画材買い出し。
和歌山市内に、本町公園というカフェやコワーキングスペースが併設された良い感じの芝生の公園がある。以前住んでいた時に、この公園を色々とボランティアで管理する「本町公園をよくする会」に参加しており、久々に水曜の定例活動に参加した。この日は8月12日に行われる盆踊り大会の提灯を準備する仕事だった。
和歌山に来てからずっと晴れているが、風は涼しい。集まる方々の人柄は明るくて暖かく、お喋りしながら外で気持ちいい時間を過ごした。

本町公園をよくする会


その後、画材店に行った。8月7日に行う大人向けお絵描きイベントの画材を購入した。また、自分用にキャンバスF3号2枚、F6号を2枚、クロッキー帳を購入した。
この日は行きも帰りも自転車で爆走。丸1日全身に汗をかいて運動になった。

5日目/8月3日(木):ドローイングから制作プラン、思考メモ。油絵開始。
自分が描いたドローイングを見直し、いくつかピックアップし思考を探り出す。
人が人へ影響を与えること、集団が同一になろうとすること、2者の存在の関係性。自分自身が生きてきた中で疑問に感じたり、気になったりしていたことが、ドローイングにおいて再現できた時にピンとくる。
また、実績のない私がセルフアートインレジデンスをすること。この矛盾が面白い。私の称号は他にもある。「会社員だった私」と、「ママである私」「妻である私」など。現代において複雑になっていく人間は私だけではないはず。こういった複雑さに向き合い、深掘りし、清算していくための試みを行なっていきたい。

油絵を開始した。

F3号とF6号

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