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#166 退職金ってどのくらい支給されているの?

おはようございます!
ファイナンシャルプランナーの梶川です。

今回は、前回(【note 165】)からの
続きで退職金の話です。

退職金の制度の中身を確認しておくことも
未来の安心のために今からできる取り組みの
一つです。

家計の見直しやお金の勉強の一貫として、
まずは、知ることから始めてみませんか?

その一助となればとの思いから、今回は
退職金に関する統計データのご紹介を
したいと思います。

そのデータがこちら↓↓

★厚生労働省:平成30年就労条件総合調査 結果の概況
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/18/index.html

上記一覧の中にある下記の資料をピック
アップしてご紹介します。

★厚生労働省:「退職給付(一時金・年金)の支給実態 」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/18/dl/gaiyou04.pdf

この調査資料は、退職給付(一時金・年金)
制度がある勤続20年以上かつ45歳以上の
退職者がいた企業について書かれています。

支給額は、平成29年1年間における金額です。

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【支給実態の調査資料(上記URL)の抜粋】

第24表 退職給付(一時金・年金)制度の形態別定年退職者1人平均退職給付額
(勤続20年以上かつ45歳以上の定年退職者)

☆平成30年調査計:1,983万円
 ・勤続20~24年:1,267万円
 ・勤続25~29年:1,395万円
 ・勤続30~34年:1,794万円
 ・勤続35年以上:2,173万円

(注)詳細は該当資料にてご確認くださいませ。
   集計対象が異なる調査計も掲載されています。

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これらの制度の有無や支給額はお勤め先に
よって異なりますが、退職時にある程度
まとまったお金が見込めるとのそうでない
のとでは、老後の生活の見通しが変わって
きます。

先々の見通しを立てる目安として、お勤め
先の福利厚生の内容を確認しておくことも
家計の見直しには大切な考え方です。

ちなみに・・・

退職給付(一時金・年金)がない企業の
割合が記載されているデータがあります
ので、合わせてご紹介しますね!

★厚生労働省:第16表退職給付(一時金・年金)制度の有無、形態別企業数割合
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/08/3c.html

この資料には・・・

『退職給付(一時金・年金)制度がある企業
数割合は、83.9%で、企業規模別にみると、
1,000人以上が95.2%、300~999人が92.2%、
100~299人が88.0%、30~99人が81.7%と
規模が大きいほど退職給付(一時金・年金)
制度がある企業数割合が高くなっている。』

と書かれています。

もちろん、企業存続という問題もありますが
不安ばかりを考えてもキリがありません。

そのために、毎年、ライフプランとマネー
プランに大きな修正がないか?を確認する
必要があるのです。

このまとめの作業を“家計の決算”と言い
ます。

1年に1回、家計状況の確認をすることで、
今後の見通しをアップデートしていけます。

この作業をすることにより、少しずつ先を
見通していく力がついていきます。

これも、あなたに知っておいてもらいたい
お金の話です。

次回は、中小企業の退職金の相場に関する
統計をご紹介したいと思います。

本日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございました!
(●*’v`*人)

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