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#126 個人事業主やフリーランスの方に知っておいてもらいたいお金の話!② ~家計にお金を残す理由とは?~

おはようございます。
ファイナンシャルプランナーの梶川です。

今回も、前回(【note 125】)に続いて
個人事業主やフリーランスの方々向けの
お金の話です。

家計にお金を残すためには、節税ではなく
“税金を納める”ことが必要なのですが、
節税に意識を向けすぎると“思ったほど
家計にお金が残らない…”という事態を
招くことになりかねません。

そのため、早めに家計と事業のお金の
流れを“見える化”(整理整頓)して
おくことをオススメします!
(●*’v`*人)

個人事業主の方々は経費化できる出費が
ある分、お財布の紐が緩くなる傾向に
ありますので、お金の貯め方や使い方、
借り方の基本を押さえておきたいもの
です。

家計と事業のお金は別々に管理した方が
良いのですが、それぞれの計画を立てる
ときには“家計と事業のお金をセットで
考える”必要があります。

なぜなら、家計と事業のお金の流れは
つながっているからです。

例えば、事業のお金が足りなくなれば、
家計のお金を事業に回さざるを得ない
こともあります。

金融機関からお金を借りることができ
れば良いのですが、経営状況によっては
お金を借りることが難しい場合もある
ため、資金繰りの対策も考えておきたい
要素の一つです。

事業が健全であればお金を借りるときの
金利の交渉もしやすくなりますが、その
逆だとしづらくなります。

そのため、家計から事業に回せるお金を
ある程度は確保しておきたいものです。

事業のお金がピンチのときには、家計の
お金が頼りになることもありますので…

一方で、家計に回すお金が少ない場合は
教育費や老後資金の準備にも影響が出て
きます。

教育費については奨学金の活用などで
不足分を補うことはできますが、老後
資金については同じようにはいきません。

個人事業主の方々の年金は追加で対策を
自らしておかない限り、国民年金だけに
なります。

国民年金だけということは、65歳以降に
もらえる年金が約78万円(満額の場合)
ということです。

月々にすると約6.5万円。

(78万円 ÷ 12ヵ月 = 月々約6.5万円)

この金額は、20歳~60歳まで国民年金の
保険料を払い続けた人がもらえる年金の
金額(満額)ですので、支払った期間が
40年よりも短い場合は受け取れる年金が
少なくなります。

つまり、会社員の方々よりも計画性を
もって先々の準備をしておかなければ
老後は月々6.5万円で生活をしなければ
いけないことになります。

奥様が専業主婦や個人事業主であれば
ご夫婦で約13万円。

年金の範囲内で暮らせれば良いのですが、
今の出費と比較するといかがでしょうか?

このように考えてみると、家計と事業の
お金の両方に計画性が必要だということが
わかります。

実際、これらの計画を立てるには、いくら
家計に必要なのか?を知り、その上で今と
未来のお金の使い方を考える必要があり
ます。

さらには、これをベースに事業の計画を
考えるとお金の流れが見える化されて
いきますので、家計と事業のお金の
管理もしやすくなります。

“お金のこと = 難しい”と感じている
方もいると思いますが、そこで終わらせ
ずに“お金のことを知りたい!”と思って
一歩踏み出してみることも、未来の安心の
ために今できることの一つなのです。

お金の流れをつかむまでに少し時間が
かかるかもしれませんが、多少の努力は
惜しまない方が明るい未来への近道に
なります。

「今からお金の整理整頓をするか?」

「やりくりに困ってからお金の整理
 整頓をするか?」

どちらの選択をするかは、あなた次第
です。

より良い結果が出る選択をすることで
明るい未来に向かって進んでいけますよ!

今からお金のことで悩む時間を減らして
未来を明るくするための行動を始めて
みませんか?

本日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございました!

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