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#168 中小企業で働く人に考えておいてもらいたいお金の話!

おはようございます!
ファイナンシャルプランナーの梶川です。

4日間にわたり退職金について書いてい
ますが、今回が最後になります。

今から老後を見据えてお金のことを考える
ことは容易ではないと思いますが、先回り
してお金のことを考える習慣を意識して
みると、今からできることがたくさんある
ことに気づけます!

今回は“先回りしてお金のことを考える”
ための一例をご紹介しますね!

日々の積み重ねが活きるお金の使い方、
貯め方、増やし方、借り方をするため
にも早めに行動をしておきたいものです。

終身雇用の時代ではないので退職金を
当てにしすぎることはオススメしません
が、老後のイメージを掴むためには
退職金の話を使った方がわかりやすい
と思っています。

“退職金がある暮らし”と“ない暮らし”
を具体的にイメージしてみると、先回り
してお金のことを考えておく必要性に
気づけるのではないでしょうか?

では、本題に・・・

参考にするデータがこちら↓↓

★厚生労働省:「退職給付(一時金・年金)の支給実態 」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/18/dl/gaiyou04.pdf

★独立行政法人 勤労者退職金共済機構 中小企業退職金共済事業本部:退職金の世間相場はどれくらいですか?
http://chutaikyo.taisyokukin.go.jp/qa/qa-08/8-3-3.html

と言っても、ざっくりとした金額を使って
いきたいと思います。

例えば・・・

【退職金が2000万円あるなら?】を
考えてみたいと思います。

↑大企業でお勤めの方や公務員さんの
 イメージです。

35年間働いた結果、もらえる退職金が
2000万円あると仮定します。

まとまった退職金がもらえるご家庭は
老後のお金の準備の心配を減らすことが
できます。

これに対して、退職金がないご家庭が
老後に2000万円のお金を準備しようと
思ったら今から35年かけてコツコツと
お金を貯めていく必要があります。

35年間で2000万円のお金を貯める場合、
単純に考えても1年当たり約57万円、
月々で考えると約4.8万円です。

≪1年あたりの貯蓄額≫

2000万円 ÷ 35年 = 約57万円

≪月々の貯蓄額≫

2000万円 ÷ 35年 ÷ 12ヵ月 = 約4.8万円

子育て中のご家庭には、大変な金額です。

これ以外に教育費の準備も考えなければ
いけません。

島根には自宅から通える進学先が少ない
ので、在学中の仕送りのことも念頭に
入れておく必要があります。

さらには、住宅ローンを返済中の
ご家庭もあります。

ちなみに・・・

子どもの教育費に目途が立ってから
老後の準備を!と考えている場合を
イメージしてみても、やっぱり、
2000万円を貯めることは容易では
ありません。

もし、10年間で2000万円のお金を準備
しようと思ったら1年当たり200万円の
貯金が必要になるからです。

けっこう、大変な金額です。

次に・・・

【退職金が1000万円あるなら?】を
考えてみたいと思います。

↑中小企業にお勤めの方のイメージです。

35年間働いた結果、もらえる退職金が
1000万円あると仮定します。

退職までに1000万円の貯金があれば、
退職金と合わせて2000万円の老後の
お金の準備も可能です。

35年間で1000万円のお金を貯める場合、
単純に考えても1年当たり約29万円、
月々で考えると約2.4万円です。

≪1年あたりの貯蓄額≫

1000万円 ÷ 35年 = 約29万円

≪月々の貯蓄額≫

1000万円 ÷ 35年 ÷ 12ヵ月 = 約2.4万円

いかがでしょうか?

こんな風にお金のことを考えてみると、
今から計画的にこれからのお金の使い方、
貯め方、増やし方、貯め方を考えておく
ことの意味に気づけます。

また、退職金の有難みにも気づけます。

ですので、まずは、あなたにも会社の
退職金制度の有無とその内容を確認して
みて欲しいのです。

これも、今からできる家計の見直しの
一つです。

とは言え、だんだん不安になってきた方も
いるかもしれませんので、次回はこれらの
例えと資産形成の考え方を掛け合わせた
お金の話をしていきたいと思います!

前向きな話なので、良かったら明日の
投稿も読んでいただけると嬉しいです。

未来の家計を明るくするために、今から
お金の勉強を始めてみませんか?
(●*’v`*人)

本日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございました!

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