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お金のやりくりが下手なことと作家としての矜持

離婚してからはひとのお金を使って生きている部分がわりとあって、ちょいちょいおかあさん銀行からの振り込みがあったり、元夫からお金借りたりしていてまじで正しくない!と思う。けれどわたしはすぐ寝込むので正社員として働くことができないし、シフトを少なくしてもその日の体調がだめなら無理なので、どうもならなくて、小説を書く、zineをつくる、書きもの仕事(とてもありがたい)をする、詳細を言えない仕事をする(これもありがたい)、などでなんとかやっている。

いや、やれていない。やれていないからひとのお金を使うことになる。

わたしはもともとお金の感覚がわりとアバウトで、このくらい使って平気だろうと思ったらだいたいだめで、あれ?家計が?終わってる?ということがひとり暮らしをしてからちょいちょい発生している。家計簿をつけても家計簿は日々を過ごすうちにだいたいただの目安表になるので不思議とお金がない、しかしぜんぶ自分で使っている、という恐怖の事態が発生しやすい。

つまりわたしの金銭管理能力の欠如と、お金を稼いでくる能力が足りない、そのため家計が毎月爆発してるっていうことで、いま、来月の家計について考えるだけで心臓が早鐘をうつ。寿命がどんどん短くなるのをおぼえる。いっそのこと死んでしまえよとわたしがわたしに言いそうになる。死にたい、と漏らしたことは今月すでに数回あって、ちゃんと嘘やけど、とつけて神様キャンセル(byガクヅケ船引さん)をしているから大丈夫だ。

ほんとうに「勤労」が欠けているのだからわたしの存在意義は憲法から否定されているのだけれど、それでも生きてゆきたく、そのためには節約をして、小説を書いて、短歌や俳句やなんかあたらしいことをやって、支出を減らして金銭を得ていくしかない。

などと言っていると文字起こしやいわゆるライター仕事をすすめられるのだが、わたしはどちらもめちゃくちゃ苦手で、ほんとうに創作しかできず、部屋も散らかっており、ウワーーー社会に見捨てられる〜〜〜〜ってなるのにインボイスのアンケートだけはちゃんと届いてうおーーーい!!!!と思う。

お金を得ていかなくてはいけないことをあまりに考えすぎてわかんなくなってきて、婚活でもするかな、と言ったらひとに怒られた。小説家になるのがわたしの目標であり、そこに向かわないで金をもらうひとをスライドさせてどうする、というのがそのひとの意見で、なんか、それを聞いたらお金のことがどうでもよくなってきた。ものを書く手を止めてはならない。そのときわたしはたぶんほんとうになんにもなくなってしまう。

何者かになりたいわけじゃなくて、わたしの小説見てよ!!!!!!という感じなので、小説家になりたいというのは職業を持ちたいという意味ではなくて、小説を読んでほしい、そういうすごく単純な動機でわたしは動いているのだと思う。
そのためには賞をとったり本を出したりするのがはやい。そういうこと。

だからわたしは書くし書く仕事めちゃくちゃ受付中です(zineとか同人誌的なもの、あとなんか変わった形のお願いでも基本的には書きたいのでご依頼ください、値段とか文章の長さとか小説短歌俳句エッセイどういうものかとかは全部相談しましょう)。読んでもらえるので!それはとても嬉しいので!

どうぞよろしくお願いします。まずは元夫に借りた金を返す。

ものを書くために使います。がんばって書くためにからあげを食べたりするのにも使うかもしれません。