見出し画像

目玉焼きの奥深さ


さて皆さん、目玉焼きは好きだろうか。
毎日朝食べてると言う人もいれば、タマゴすら買わない自炊しない人もいらっしゃるだろう。
ただ必ず人生の何処かで出会った事があるはずだ、目玉焼きに。

目玉焼き一つにとってもさまざま焼き加減がある。サニーサイドアップやターンオーバーやらほにゃららやほにゃらら、全てを知りたい人はGoogleで検索してみてほしい「目玉焼き」を。

私は今来、目玉焼きを焼いている最中に水を少し入れ蒸し焼きにする手法を好んでいた。
この手法だと白身はプリプリ、黄身の表面は蒸されて白味を帯び黄身は半熟になる。

これが目玉焼きの至高だと思っていた。

タイ料理のフライドエッグに出会うまでは。

タイ料理のガパオライスやその他の料理に高確率て乗っかっているフライドエッグをご存知だろうか。
中華鍋に多めの油、そこにタマゴを割り入れ
下からも熱し、上からも油をかけて、タマゴの水分を油で飛ばし、表面が多くの気泡で覆われるように揚げ焼きする。
天ぷら粉を使わないタマゴの天ぷらだ。
そのフライドエッグのザクザクとした食感と、ガパオのバジルの芳しさとナンプラーの味わい深さ、ほぼ同じ食材を使っても国によってずいぶんと様変わりして新たな絶品になる。

目玉焼きはフライパンでうっすら焼く、しか知らなかった私は、目玉焼きを揚げる、という手法と食感とタマゴの可能性の無限大さに目から鱗がおちた。


しかし朝からフライドエッグは胃に重い。
また健康志向の私は油を使うのも控えたい。
あと油はねを掃除するのもetc

と言うわけで気分だけでもフライドエッグの片鱗を味わえるカリカリ目玉焼きの焼き方を伝授する。

まずはフライパンだ、フライパンを用意しよう。火は通ってる?コンロある?オッケー

テフロンのフライパンならサラダ油はいらない。健康志向だ。だがここはあえて少しの油をひき、熱した鉄板の上にタマゴを割り入れてみよう。

カンカン パカ ジュゥワ

一気に白身が透明から白く変化する。
火は弱火だ。じんわりじんわり火を入れる。その様子を見る。見なくてもいい、暇を持て余したら冷凍ご飯を電子レンジで温めながら待つといい。
時間の目安として大体3〜4分だ。
黄身の様子はそのまま、白身の縁がどんどんと香ばしく揚がりカリカリになってくる。
白身がカリカリに焼けた目玉焼きを茶碗に盛ったご飯に乗せる。
目玉焼きご飯の完成だ。

白身のカリカリシャクシャクとした歯応えとプリプリの弾力、その揚げあがった白身の香ばしさはベーコンやハムなどとはまた違ったタンパク質の味わい深さがある。
黄身を割ってみると焼き面は硬く表面はとろりと濃縮されている。
その絶妙に火入れした黄身が白米に絡み色が進む。あっという間に食べ終わりもう一回目玉焼きご飯を作って食べたいな、さっきは塩胡椒だったから次は醤油かな、と食欲が湧いてくる筈だ。

ぜひこの焼き方を試してみて欲しい。


また余裕があれば、サラダ油を他の油に替えてみるのも味の広大さに気付くきっかけにもなるだろう。

GOOD MEDAMAYAKI LIFEを🍳


(ちなみに子供の頃黄身が苦手だったことはまた今度話すとする。)
(フライドエッグの作り方もまた今度)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?