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はじめに
 冬至は12月22日から1月4日の時期です。この時期はお昼が最も短く、夜が長いのが特徴です。夜が長いということは陰が強いことから、陽が不足しています。陽は太陽の光に代表される暖かいエネルギーなので、一番身体が冷える時期かもしれません。
一方、冬至は冬の折り返し次点です。そのため、今から少しずつ春の準備をしなければなりません。この季節に丁度新年を迎えることから、春に向けて営気を養う準備をしましょう。
 
節気のサイン
 冬至は、寒さのピークを迎えます。身体を温めることで今のシーズンを乗り越えるとともに、春に向けた準備も行っていきましょう。そのため、季節の始まりの初候は、柚子湯に入ることで、身体を温め、風邪の予防に努めましょう。この時期にはちょうどマグロが旬を迎えます。
そして、季節が進む次候では、新年を迎えるための最終段階です。29日は「苦」を連想させるため、28日までは準備を終わらせ、心と身体を整えることが大切です。丁度この時期はカボチャや鯉が旬を迎えます。また、季節の終わりである末候には、正月を迎えます。おせち料理には、健康長寿を願う様々な願いが込められていますので、思いをかみしめながら味わいましょう。
 

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