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開智中学の学校説明会に参加した 台形のブラックホール


24日の土曜日に、自宅の近くにある埼玉・開智中学の体験入学に参加した。英語や国語の授業があり、たくさんの親子が来ていた。

中学入試前の6年生だけでなく、小学校低学年の子も目立つ。
学校説明会は、親1人、子1人に制限している学校もあるが、開智は人数制限がないようで、子どもを2人連れている人もいた。


さて私の息子は英語の授業に参加、女子に混じって不安そうな顔をしていた。授業を後ろで見ている親もいたが私は外で先生や生徒と雑談していた。

みんな気さくだった。就職して2年目の20代とおぼしき男性の先生は、「学校のことをすべて分かっている訳ではありません」といいつつ、大学院を出てこの学校の試験を受けた。他の先生のレベルも高く、内容が充実している印象だと話していた。

給食、休み時間、中高一貫校のメリットなど学校のことをいろいろ質問していたら、なんだか私が試験官になったみたいな錯覚を覚えた。

生徒ははきはきとしていて、「学校が楽しい」と言っていた。「細々とした校則はありません」とも。しかし、うちの子のような規律のない子が入学したら、もっと緩くなるかもしれない。

帰宅してから、開智の過去問を開いてみた。超難問はなく、基本を押さえた問題がならんでいる。

苦手な図形問題を選んでみた。私は苦手だが、子どもは比較的できる。こういう比率を出す抽象的な問題は、塾が得意とする分野だ。

2022年開智中学

子どもの塾のプリントで見た覚えがある。解き方を忘れてしまい、うーんと考え込むこと30分。

図形が私を馬鹿にして笑っているようにも見えて来た。口をあけて笑っている図である。まさかね。


手元の参考書やネットで類問を探してようやく意味が分かった。

AとC、BとDに線を引いて台形を2分割し、その中で斜線の三角形の比率を出し、全体と比較するんだな。
つまり、

比率を出すために底辺を共通化する

ってことだ。

台形の中の図形の面積や比率を求めるのは、入試の定番であり、子どもが苦手とする分野だそうだ。

ただ、公式もあって、当てはめれば簡単に解ける場合もある。


おかげで知識は増えたが、台形で比率を出す問題は、無数のバリエーションがある。宇宙のブラックホールのように奥深く、これ以上は入って行けそうにないなあ。


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