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日本語は、確かに柔軟なことばだが・・・

本を読む時は、何か知識を得ようと思って読んでいる。体系的に読むだけでなく、図書館で少しでも好奇心がわいたら、借りてきて目を通す。

この習慣だけは、やめられない。お金もかからないしよい趣味だとは思うが、世の中は本が多すぎて、時々自分がやっていることに意味がない気もしてしまう。

結局、本を読むことは、自分が何も知らないことを確認することじゃないかって。

まあ、それでも今日も本を読みましょう。


ここまで日本語を擁護する人、本を見たことがない。
第三章 日本語はなぜ貴重なのかを要約、メモした。


日本語の特色

日本語は、日本国内で広く使用されている言語であり、その特徴は多岐にわたる。まず、日本語は独特の音韻体系を持っている。

発音が簡単


母音の数が少なく、発音が比較的単純であることが挙げられる。日本語には五つの母音しかなく、それらは「ア・イ・ウ・エ・オ」である。また、子音も少なく、音のバリエーションが少ないため、他言語と比べて発音が簡単であると言える。これにより、日本語を学ぶ外国人にとっては比較的覚えやすい音韻体系となっている。

語順が柔軟


次に、日本語の文法の特徴として、語順が柔軟であることが挙げられる。日本語は基本的に主語‐目的語‐動詞(SOV)の語順を持つが、文脈や強調したい部分に応じて語順を変えることができる。また、日本語には助詞という言語要素が存在し、これが語と語の関係性を明確にする役割を果たす。助詞は、日本語文の構造を理解する上で非常に重要な要素である。

繊細な社会を反映する敬語


さらに、日本語には敬語が存在することも大きな特徴である。敬語は、相手に対する敬意を表すための言葉遣いであり、尊敬語、謙譲語、丁寧語の三種類に分類される。これにより、日本語は社会的な階層や人間関係を反映する繊細なコミュニケーション手段となっている。敬語の使い方は、日本文化の礼儀作法と密接に関連しており、言葉遣い一つで相手との関係性を円滑にするか、逆に悪化させる可能性もある。

3つの文字が豊かな表現を形成


また、日本語は三つの異なる文字体系を持つことも特徴的である。ひらがな、カタカナ、漢字の三種類が使われ、それぞれが異なる役割を持つ。ひらがなは日本語の文法的要素を表現するために、カタカナは外来語や強調を表すために、漢字は意味を持つ単語を表現するために使用される。これらの文字体系の組み合わせにより、日本語は非常に豊かな表現力を持つ言語となっている。

日本文化を反映した曖昧さ


さらに、日本語の表現は曖昧さを含むことが多いという特徴がある。日本文化において、直接的な表現を避け、間接的に意図を伝えることが美徳とされることが多いため、言葉に含みを持たせることが多い。このような曖昧さは、文脈や人間関係を考慮しながらコミュニケーションを行うという日本語特有の文化的背景から来ている。

外来語を取り入れ進化


一方で、日本語は他国の言語からの影響も受けてきた。特に、中国語や英語からの借用語が多く、これらの外来語は日本語の語彙を豊かにしている。たとえば、「テレビ」や「コンピュータ」などのカタカナ語は、現代の日本語に欠かせない要素となっている。また、日本語の新しい表現や言葉は、時代の変化に応じて進化し続けている。

アイデンティティ形成に役立つ方言


最後に、日本語の特色として、方言の存在を挙げることができる。日本国内には多くの方言が存在し、地域ごとに異なる言い回しや発音が見られる。これらの方言は、地域文化を反映し、地域間のアイデンティティを形成する重要な要素である。方言の多様性は、日本語が単一の言語でありながらも、多様な文化背景を持つ言語であることを示している。

以上のように、日本語は音韻、文法、敬語、文字体系、曖昧さ、外来語の受容、方言など、さまざまな特色を持つ複雑で豊かな言語である。このような特色が、日本語を他の言語とは異なる独自の言語として成り立たせているのである。

と、ここまで引用してきて、これらの日本語の特色は、目新しいことではない。そして全てマイナス要素と考えることもできると感じる。

特に漢字、ひらがな、カタカナが混在することは文章を書く上で、大変な労力が必要となる。外国人が学びにくい原因でもある。

私は日本語の世界から抜け出すことはできないが、かといって世界に誇る言語体系かといったら、そうは思えない

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