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言葉の宝箱 0247【いやなことがあっても、風に吹かれて消してしまおう。そう決めると、気持ちが楽になった】


原田マハ『風のマジム』(講談社2010/12/10)


嫌なことがあったらどうしている?
原田マハは風のマジムでこう記している。
変わる予感、兆し。

実話に基づいた、
琉球アイコム沖縄支店総務部勤務の28歳が
契約社員から女社長になる迄のサクセス・ストーリー。
まじむの事業計画は南大東島のサトウキビを使って、
島の中でアグリコール・ラムを造るというもの。
持ち前の体当たり精神で島に渡り、工場には飛行場の跡地を借り受け、
伝説の醸造家を口説き落としていく。
純沖縄産のラム酒、風の酒を造るという夢は叶うか!

『一章 祈りの言葉』『二章 風の酒』『三章 プレゼンテーション』
『四章 真心こめて』『五章 醸造家を探せ!』『六章 夕暮れまで』
『七章 涙』『最終章 真心の酒』

・いやなことがあっても、風に吹かれて消してしまおう。
そう決めると、気持ちが楽になった P31

・とりたてて大きなトラブルもなく、さりげなく過ぎ去る日々。
何も望まず、追いかけず。そんな人生でもいい、と思っていた。
あの一枚の紙を、手にするまでは P32

・私の名前は、まじむ。
真心、という意味なんだ P39

・目標というのは、小さいものではいけない。
夜空の星のように誰でも知っているものでなければ(略)
目標を口にすると自己規定になる(略)
日々の過ごし方が決まってくる  P52

・実現するまでは最初から最後まで自分にも人にも嘘をつかない。
信念を持っていれば、どんなことでもあえて口に出して言う。
言ってしまったことには必ず責任を持つ P52

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