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言葉の宝箱 0124【自分の生活や運命の細部に至るまで自分で決める】


『小ブネ漕ぎしこの川』野田知佑(新潮文庫1996/4/1)


素敵な学校が紹介されている。
イジメという名の犯罪から我が子を守る。
親として出来ること。
その選択肢に山村留学を真剣に考えるべきではないだろうか。

・「このあたりの生徒たちはみんな仲がよかですよ。
校内暴力なんて全然なかですね。登校拒否もゼロです。
みんなで誘いあって学校に連れていってしまうとです。
学校に行くのを嫌がる都会の生徒を、
この村に留学させてみれ、ちいうとですよ。毎日、
山を走らせて体を鍛え、学力もぎゃっというくらいつけてやります」(略)
憎み合ったり、ケンカができるほど
人間は多くない、ということなのだろうか P177

・自分の生活や運命の細部に至るまで自分で決めること。
自分のルールで生きること。
そのことが彼らの人生の順序の中で一番目にあって、
都市生活的な便利さ、安楽さはかなり下位にある。
こういうのを『自由』というのだ P183

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