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言葉の宝箱 0886【人間は寿命という絶対的時間の制約のもとで生きている。時間は大切なものだ】

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『ヘルメースの審判』楡周平(角川書店2021/1/29)

家電商品の発火で死亡事故が発生し、
マスコミから経営体質を批判された世界的電気メーカー・ニシハマ。
ハーバード大を卒業し、
創業一族に婿入りした梶原賢太は政界のフィクサーから、
ニシハマが窮地を脱するための極秘計画、
モンゴルでの使用済み核燃料の最終処分場建設という、政官財を巻き込む、大プロジェクトを持ち掛けられる。 交錯する利権と思惑。
賢太はある賭けに打って出る。粉飾、癒着、学閥……、
大企業病に立ち向かう経済エンタメ小説。

・野心を持つことは悪いことではない。
いや、むしろ野心は万事において、必要なものだとも考えている P47

・習性というものは、そう簡単に改まることはない P76

・組織には、人を使う人間と、使われる人間しかいない P99

・ゴールが明確であれば、
それを実現するにはどんなリスクと問題点があるのかが分かってくる。
それを一つ、一つ潰して行けば、自然とゴールにたどり着く P100

・不都合な真実から目を背けても、来るものは来る。
逃げることはできないんです P152

・人間は寿命という絶対的時間の制約のもとで生きている。
時間は大切なものだ P174

・プランは実行しなければ意味がない。
そして、成功への設計図だと私は考えています。
もちろん、設計には変更がつきものですが、
目指すゴールが明確であれば、そう間違った結果にはなりません。
あとは、いかにゴールにたどり着くか。
そこに知恵を絞るだけではないでしょうか P201

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