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『人は選択肢が多いと選べなくなる生き物らしい・・・。』

 私ごとながら<ふたご座>のA型。

 ネット情報によれば、こういう人は優柔不断で、ひとつを選ぶことがなかなかできないらしい。

 かなりのレベルで思い当たるのが、なんとなく悲しい。(>_<)

 人生とは選択の連続。。。なんてことを考えると、ここまで後悔の連続である自分は、典型的ふたご座さん?

 ただ、一般的に人は(誕生月に関わらず)、選択肢が多いと選べなくなる生き物なんだとか。少しホッと。

 仕事でも然り。
 幾つになっても迷いの連続。

 そんな迷える子羊のようになってしまったら、参考までどうぞ。

◆選択肢が多いと間違う
 まずは選択肢が多いと選べなくなるといった実験結果などを以下のとおり数点。


①スーパーマーケットでの実験。
 北欧デンマークでの実験結果。

 24種の試食ジャムコーナーは、6種の試食ジャムコーナーより客はたくさん集まった。

 しかし、購入に至るのは、6種の試食ジャムコーナーのほうが高かったそうだ。

少ない選択肢のほうが売り上げに貢献した(つまり、種類多すぎると迷って結局買わないらしい)。

(『デンマーク幸福研究所が教える「幸せ」の定義』マーク・バイキング著 晶文社刊(20181130)より)。


②中古車販売での実験。
 同様なことが、中古車販売業界でも発生するようです。オランダでの実験結果。

 数台の中古車から特選車を見つける実験で、判定条件を多く設定した場合と少なく設定した場合でグループ実験。

 すると、判定条件(選択肢)が10以上設定されると正解率は25%を切ったそうです。

 一方、選択肢が少ない場合(4つ)では正解率60%台で安定していたそうです。

(PHPonline(20201212)「『じっくり行動する人』『すぐ動く人』研究者が調査した、どちらが幸せになれるか?』堀田秀吾(明大教授)より)


③行動心理学には「ゴルディロックスの法則」というものがあり、医学や工学などの他分野へ多大な貢献をしている法則があります(ひと昔前に流行ったあれ、“ファジー理論”がそう?)。

 これも、設問の選択肢が多い場合<人間は真ん中を無意識に選んでしまう傾向にある>というもの(違っていたらゴメンナサイ)。

 いずれにしても、選択肢が多いと人間は正しい答えを引き出せなくなる生き物らしいのです。

 双子座さんだけじゃなかった。
 よかった。

◆モノが溢れ豊かな生活も良し悪し?
 現代社会のように店頭にモノが溢れて何でも選べる光景は、物価高で買い控えになろうとも、視覚的には幸せを感じます。
 逆に店頭に品切れがあると、なんだかちょっぴりさみしい・・・。

 やはり選べるとはスゴイこと!
 しかし、上記実験のとおり、もし本当に欲しいものを手に入れたい場合は、モノがあふれた状態では本命を見誤る可能性が高く、しかも余計なモノに手を出してしまうことになりそう。

 ふたご座さんにはかなり苦手そう。

◆仕事ではどう?
 前もって様々なケースを想定し、多様な選択肢の“引き出し”を備えておくことは仕事の王道。

 数多の事態に適切かつ迅速に対処できるサラリーマンは、なんたってかっこいい!

 ただ、あまり手広く想定し過ぎないことも、上記の実験からすると正しい仕事方法のひとつか。

 いやむしろ、世の中どこも人出が慢性的に足りないのに仕事量が増えていく時代ですから、どっちの方法がいいのかは推して知るべし。

 あれもこれも想定すると、それだけたくさんの人出や労力も必要になり負のスパイラルだね。

 選り取り見取りで迷ってしまい息苦しくならないため、「シンプル」に目の前の現実だけに集中でしょうか?

◆仕事で迷える子羊になったら
 実際は目の前の仕事でたくさんの選択肢を準備せざるを得なくて、しんどいと感じるときもあります。

 なぜなら、仕事は勝手に減らすことができませんからね。

 ならば、近くの(仲の良い)同僚とお互いの業務に関する情報を共有シェアして、どっちかが困ったときに助け合えたら理想論的ではありますが、けっこう気持ちが楽になるかも。

 自分の担当業務じゃなくても、お互いがお互いの仕事をそこそこ知っておくだけで、ピンチのときに相談できる人がそばにいると思う心の余裕が、日頃の安心感やストレス軽減にも繋がるかな。

 お互いに保険をかけておく感じ?

◆やはりコミュニケーション?
 現実的で当たり障りのない言い方をするなら、情報共有のためコミュニケーション(雑談も含みますが)を絶やさず、万一、壁にぶち当たったときに、知恵(助け)をいただき一緒に解決していく道を模索することかもしれません。

 それが今どきらしい仕事の進め方のひとつかもしれませんしね。

 これはふたご座さんの得意ワザ(笑)

◆集まれば化学変化する
 最後に、みんなで寄ってたかって解決することって、NaOH(水酸化ナトリウム)とHCL(塩酸)の関係みたい。
 単体ではとても危険な化学物質なのに、混ぜ合わせるとなぜか「食塩」になる。

 仕事も然り。
 ワンオペでかなり危険なものも、寄ってたかってみんなで化学変化をおこしリスクを下げて、的確な答えを導きだせるのかもしれませんね。

 ワンオペの厳しい現実の中でも、ひとりで悶々と判断を暴走させず、周囲の方々と情報を共有シェアして助けてもらいながら答えを見つけてみるのも一考かな~と。

 つまるところ、人の判断は人間関係が左右するんでしょうね。
 以上失礼しました。

            yoitenki4110

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