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地方都市から若い人が流出するのは当然です


2022年 静岡県から転出した人は転入した人を4658人上回り、全国ワースト8位となりました。
三島市も年々、人口は減っています。
働き盛りの20~30代が少なくて、50代以上が非常に多いのは、どこの地方都市も同じでしょう。

先日、地元の信金の方が「若い人がどんどん都会に行ってしまっているのを止めたい。三島に残って活躍している若い人の宣伝をしたい。」っていうのを聞いて、ちょっとビックリしました。


都会が魅力的

だって都会の方が仕事はたくさんあるし、給料もいいじゃない。
一度は東京で働いてみたいって思うのは当然でしょ。
私は若いうちは都会や海外で勉強や仕事したり経験を積んだ方がいいと思う。
そうして高いスキルを身に着けた人は、パソコンさえあれば、どこでも仕事できるような企業に入れる可能性もあるわけで。
そうしたらリモートワークで地方都市に移住してくる可能性もあるでしょう。

地方は給料が安すぎる!

もし本気で若い人に残ってもらいたい、来てもらいたいなら、魅力的な仕事と給料が必要不可欠だと思います。
私は東京の企業を早期退職後、中小企業でパートで働いていたけど、パートはもちろん正社員の給料が安すぎるのにビックリです。
数年前、パートで働き始めた頃の静岡県の最低賃金は930円くらいでした。
今は少し上がって984円、東京は1113円。
こちらのバイトの求人の相場は950~1000円。
正社員でも地元の中小企業だと、働き盛りの30~40代で年収300~400万円程度。
首都圏と比べてかなり安い。
地方移住がブームになって、こちらに転職しようとしている人が、あまりの給料の安さに辞退するという事例をいっぱい見てきました。
転職市場にいい人材がいたとしても、なかなか地方には来ないです。
本気でいい人材が欲しいなら、給料を東京並みにあげないとダメです!と中小企業の経営者に言いたい。
結局、東京の給料で地方に暮らすのが一番おいしいどころ取りな感じです。
もっというなら日本から出た方が給料は高い。

移住促進策だけでは不十分

地方自治体は移住促進策として、補助金や住宅補助や育児支援などをアピールしているけどそれは一時的だし、結局のところ収入の確保ができなければ、なかなか決断できない。
限られたパイを地方自治体が取り合いしてるだけ。
地域おこし協力隊で若い人を呼び寄せても3年の任期の後、仕事がなければ定着しないし。
起業支援策をしても、みんながみんな起業するわけではないし。
農業、漁業、林業は高齢化・人手不足だけど、よほどの決意がないと踏み込めないし、普通は安定した企業か公務員を考えますよね。
初めての土地でいきなり起業や商売するのもリスク高いし。

地方の生活費が都会より安いわけではない

いくら地方でも、その給料で暮らしていけるのか??を考えないとリスクが大きいです。
地元出身者は、家は親の敷地に別宅を建てるとか、3世代同居という人は多いので、家賃やローンは都会と比べて少ないのかも。
でも移住者は家賃やローンを払わないといけないし。

東京では車は一家に1台またはなくてもこまらなかったけど、地方では1人1台が当たり前。
その費用だけでもかなりの出費だと思います。
寒冷地はスタッドレスタイヤも必要だし。

寒冷地は生活コストがかかる

食費や光熱費は、都会も地方もあまりかわらないのでは。
東京にはいっぱいあった100円ローソンやコストコは三島でみたことがないし、安いスーパーもあまりないかな。
業務スーパーはあるけど大家族向け。

寒冷地だと光熱費がすごく高くなります。
学生の時、寒冷地に住んでいたけど、水道管凍結防止のために、ずーっと電気で暖める設備がついていて、ほとんど留守なのにすごい電気代がかかってた。
水が冷たいので給湯器のガス代も高額、しかも都市ガスよりプロパンガスは非常に高かったし。
寒冷地なのに家の断熱がちゃんとしていない木造の家が多くて、いくらストーブ焚いても寒い。
なんで、こんな寒冷地なのに東京と同じような造りなんだろうかって不思議でした。

知り合いは新潟の豪雪地帯の出身で、大雪が降ると高齢の両親は屋根の雪下ろしができないので、週末に帰省して土日はずーっと雪下ろしするって言ってたな~。
週末2日間がんばっても屋根の3分の1しか終わらず(かなり大きな家らしい)、平日にまた雪が積もって、次の週末には振り出しに戻るんだそう。
バイトで雪下ろししてくれる人とか頼めないの?って聞いたら、大雪が降ると依頼が殺到して高額になったり、何日も待たないと来てくれないんだって。
雪下ろしで毎年死者がでるし、危険と隣り合わせ。
行政は家の前に置いてある雪は片づけてくれるけど、敷地内の雪は自力で道路まで移動しないといけないそう。
冬になると腱鞘炎や筋肉痛で疲れ切って出社していたその人は、「雪が積もらない東京はホント天国だよ~」って笑ってたのを思い出しました。
雪が積もる地域で一戸建ては、雪かきの労力を覚悟しておいた方がいいでしょう。
マンションなら、そういう心配はほぼないですが。

人間関係が濃い

小さな街だと、ちょっと出歩けば、知っている人に出会います。
うちの車の車種やナンバーも知られています。
「昨日、〇〇にいたでしょ?」とかよく言われて、変顔してぼーっと歩いていたかなって不安に思います。
都会では知り合いに偶然出会う確率はかなり低いですよね。
なので、地方で不適切な交際とか、酔って不始末をやらかすとすぐに噂になってしまいます(笑)。

小さな集落の古民家をリフォームして格安家賃で移住者を呼び込むっていうのは、よくありますが、人間関係やローカルルールはかなり厳しいと覚悟した方が無難です。
福井県池田町「池田暮らしの七か条」で「都会風を吹かすな」という表現が話題になりましたよね。
あれはある意味、親切に実情を教えてくれているんだと思います。
「人生の楽園」みたいな世界はごく一部の恵まれた例だと思った方がよい。
まず最初は三島のようなほどほどの街中のマンションがおススメ。

地方へ移住を検討している人は、こういう現実もしっかり考えて実行してみてくださいね。
それでもOKという人には、三島市はとっても住みやすいし、アウトドアの趣味も満喫できるし、東京にも近いから通勤可能だし、おススメします!!


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