【寒竹泉美さんの講座を受けて④】エッセイを書いてみる
課題のエッセイを提出
テーマと主役を決めてエッセイを書く。まずは2,000字くらい思いつくままに書いて、そのあと思い切って1,000字まで削って提出する。講座では、削る前と削った後の両方を添削してもらえる。
私のテーマは、最近お気に入りの陶器製ストロー「MYSTRO」。毎日使うほど欠かせないものになっているし、このよさをみんなに知ってもらいたいと思ったから。
書いたエッセイはこちら。
添削結果は…
「このエッセイを読んだら、陶器製ストローで飲んでみたくなりました。
さすがの筆力&描写力です。しかしですよ。エッセイの主役は『わたしの気持ち』。今回の文章は MYSTROが主役の紹介記事になってしまったのではないかな…」
うーん、やはり撃沈。先生のコメントは至極ごもっともだし、実際に書いているときも「これってエッセイ?そもそもエッセイってなんだっけ」とよくわからないまま書き上げていた。まるでそれらを見透かされたようで、これまで習ってきた講座を1回目からやり直したくなった。
エッセイの主役はわたしの気持ち
「気持ちを主役にする場合は、わたしがどんな人か、自分と対象の関係性に厚みをもたせることが大切。対象についてだけ綴ると紹介文になってしまう」と寒竹さん。
今回のテーマだと、わたし=男性?それとも女性? 何歳くらいの人?どんな暮らしをしている人?…など、「わたし」についての描写を加える。
さらに、紙製のストローに対して小さな不満を積み重ねていたとか、なんでこんなに MYSTROにはまってしまったのか、陶器製のストローを使うという新しい習慣が自分をどう変えたのかなどなど、わたしの気持ちをもっと主役にできればMYSTROの魅力もより広く届く、とコメントをいただいた。
感じた順に書く
エッセイにはMYSTROの画像も添えて提出したのだが、先生が画像を見たときの印象と、わたしが書いた描写に違和感があったそう。なぜなら、最初に目に入るのはたぶんデザインなのに、「軽い」というストローの特徴を書いていたから。何も知らない人がこれを初めて見たら、可愛らしいデザインに一番に目が行くはず。見た目⇒触れた感触という風に、ストローの描写は感じた順に書いていくと読者もイメージしやすいと言われて納得。
エッセイって難しい
今回のように、エッセイではなく紹介記事になってしまうのは、よくあることだそう。とくにライターあるあるなんだとか。確かに普段は記事に気持ちを入れることはほとんどない。自分の気持ちを言葉で表現するのが苦手だったことが講座を受けたきっかけだったしね。
他の人のエッセイにはそれぞれ個性があり、くすっと笑えるところもあり新たな発見も多かった。エッセイにはその人柄が出ておもしろい。もっとたくさんの人に読んでほしい作品もたくさんあった。講座もいよいよ残り2回。どんな内容なのか楽しみだ。
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