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お姉ちゃんとふたり旅

私にはひとつ年上の姉がいる。
年子だから、小さい頃から双子のように育ってきた。誕生日も同じ月。血液型もいっしょだ。

海外に嫁いだいとこが一時帰国するのにあわせて、姉と一緒に東京に行くことに。ホテルをとって2人で泊まるのは、何十年ぶりだろう。もしかして、初めてかもしれない。姉は札幌から、私は大阪から東京に向かった。


親戚たちに会い、夜はワインを堪能

初日は、叔母の家に親戚一同がほぼ勢ぞろいして、お昼から宴会がはじまる。懐かしい面々と再会し、あちこちで盛り上がる。遠く離れて住んでいるのに、親戚同士の交流が途切れないのが不思議だ。私たちの両親はもうこの世にいないが、親戚との絆はこれからも大切にしたい。
夕方過ぎにはおひらきになり、私と姉はホテルにチェックインし、小腹を満たすためイタリアンレストランに行った。

醸造所併設のレストラン「清澄白河 フジマル醸造所
大阪のお店でもおなじみの生樽ワインとともに。

大阪では何度も行ったことがあるフジマル醸造所の系列店。いつか清澄白河に行ったら来てみたかったお店だ。料理もワインもサービスも素晴らしく、ほろ酔いで心地よいひととき。前菜をいただきながら、ワインを楽しむこの時間が本当に好きだ。

相変わらず人気の浅草寺

浅草寺のしだれ桜

次の日は浅草寺へ。インバウンドの影響で、日本人より他国の人たちでごったがえしている。お土産に人形焼きを買ったり、おみくじを引いたり、お参りしたり...。仕事守りも買ってみた。天気がよくて半袖でもいいくらいの暑さ。ちょうど桜も開花しだして、見ごろの場所もちらほらあった。

本場の月島で、念願の「イカスミもんじゃ」

もんじゃ焼き屋さんで昼ビール。最高です

もんじゃ焼きの本場、月島は初めて。せっかくならと有名店「もへじ」へ行ってみたものの、総本店は予約なしでは入れないそう。系列店が5店舗あるとのことで、少し歩いて「もへじ はなれ」に入店。牡蠣のバター焼きをあてに冷たいビールで喉をうるおす。

プリプリの牡蠣。焼いても縮まないビッグサイズ

定番の「明太もちチーズ」と、変わり種の「イカスミ」もんじゃを注文。イカスミには、ガーリックライスが入っているそうで、ニンニク風味がたまらない。これは明太もちチーズを超えるおいしさかも。実は大阪にもお店があって、前からイカスミが気になっていたのだ。想像以上においしかったから、大阪に帰ったらまた食べに行ってみたい。

土手をつくって広げた「イカスミもんじゃ」
ごはんが入っているから食べ応えも十分!

10年ぶりのスカイツリー。透明の床はやっぱり怖かった

お次はスカイツリーへ行くために押上へ。私は10年くらい前に行ったことがあるが、姉は初めてだとか。チケット売り場に向かうと、最短で2時間半後にならないと入場できないらしい。そんなに人気なのかと驚いたが、せっかく来たからブラブラしながら待つことに。

フロア340の「ガラス床」からは、地上が丸見え。
絶対に落ちないとわかっていても足がすくむ。

時間になり専用エレベーターで一気に展望デッキへ。黄砂と曇り気味で景色はさほどよくなかったが、東京タワーやゲートブリッジは見える。残念ながら富士山は望めなかった。SKYTREE SHOPでお土産を買い、夜ご飯のお店をリサーチする。イタリアン⇒もんじゃの次は、お蕎麦がいいとたまたま見つけた錦糸町のお蕎麦屋さんへ向かう。

錦糸町からも東京スカイツリーを間近に見られる。

蕎麦屋といえば、蕎麦前。ホタルイカと分葱のぬた、白エビのから揚げにあわせたのは、滋賀の日本酒「七本槍」。キリっとした辛口ながらやわらかな味わい。昨日のワインといい、姉とちびちび飲みながら他愛もない話をするのが本当に楽しい。一通りおしゃべりして、〆にせいろをいただきお店を後にする。また東京に来ることがあったらぜひ立ち寄りたい、お気に入りのお店になった。

最終日は東京駅周辺散歩

丸の内駅前広場

赤レンガ駅舎の場所がわからず、出口を探すこと小一時間。東京駅は広すぎてわかりにくい。丸の内口と八重洲口の地下自由通路を何度も往復して、ようやくたどり着いた。何度も近くを通っていたけれど、駅前広場は初めて。この芝生でテント泊したら気持ちよさそうだと考えながら、写真をたくさん撮る。どこでも自撮りする姉もなんだか面白い。都会のど真ん中なのに、広々としていて開放感抜群だった。

浅草寺~月島~東京スカイツリー~東京駅と、まるで初めて東京を訪れたかのような観光コースをしっかり満喫。メトロもあまり混んでいなかったし、下町のよさを改めて実感した旅だった。

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