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恋人と別れる前に書き留めておきたいこと

これは、春から付き合っている恋人へ、別れる前に思っていることを書き留めておくための独り言だ。恋人がこの投稿を見ることはきっとないはずだ。

誰のためでもない。私だけのためのもの。


あなたとの出会いはTwitterのDM。私が夜寝れなくて通話をしたくてハッシュタグで募集して出会った。基本、過去のツイート、アイコン、名前で判断する私。惹かれたわけではなかったが、この人しかマシな人がいなかった。

まあ、大当たりだったみたいで、その日からよく話すようになった。そんな人が私に何人かいたのも事実。別にとっかえひっかえしたいわけではなく、ただのタイミングの問題。恋人は欲しかったが、別に特別ほしいわけでもなかった。友達、後輩と会えるだけで、遊べるだけで楽しかったし。


出会った時から1ヶ月頃経った頃からか、再びよく話すようになり、だんだんとその回数が増えていった。次第に惹かれていったのも事実。

アプローチしてたのに、見事にかわされること数回。社会人になり、4月、すごくしんどかった。取りあえず、毎日行きたくない、辞めたいと泣いていたかもしれない。そんな私を慰めて、支えてくれていた。


4月某日、何とか付き合うことができ、交際が始まった。

付き合うとは思わなかった。ネット付き合いで付き合うことは確かに過去にもあったし、顔も知らない、会ったこともない人と付き合うことは昔は考えられなかった。最低1回は会ってからだと思っていたが、その前にいつの間にか付き合っていた。

付き合いたいと思った理由は、他の人に盗られたくないなと思ったから。そして、楽しくいられそうと思ったから。結構シンプルかもしれない。


最初の数か月は楽しかった。特に1か月目辺りは、ちゃんと記念日を祝った。初めて、日数をカウントするアプリまで入れた。

でも、些細なことで喧嘩することが多かったと思う。怒り出すのは、基本私だったと思う。言い方だったり態度だったり気に入らないことがたまに爆発していた。大抵爆発した後は、落ち込むか、泣くかの2択。めんどくさい女だなと自分自身でも思う。

会ったことのない私が目標にしていたのは、やっぱり実際に会うことだった。お互いに社会人、休みの取り方もなかなか合わない中、夏と冬に奇跡的にも休みのあう3連休が取れたことがあった。私は、それを知った瞬間、恋人に連絡して大喜びしていた。でも、恋人の反応はいまいち。予定の当日の朝までプッシュしてみるが、なかなかいい返事はもらえず。まさか、2回も断られるとは思わなかった。


まず夏の時に断られてから、ずっと密かに心に引きずっていた。断られた理由は、今じゃない、もう少し待ってほしい。嫌われるかもしれないことが怖い。


その時から、別れるといい始めたかもしれない。別れると言った割には、秋、冬を越えて春になろうとしている。でも、ずっと積もっていく不満は大きくなっていた。大喧嘩して、仲直りしての繰り返しは正直苦しかった。


いろいろ限界だった。いやなことにたくさん触れていく中で、知らなかったことをたくさん知っていく。それはうれしくもあり、苦悩することも会った。でも、恋人のことが嫌いなわけじゃなかった。だからか、もう少しだけいてほしいといわれると、なかなか離れることができなかった。


でも、もうすぐ付き合って1年になろうとする季節がやってきた。1度も会わずに1年を迎えることに嫌悪感を抱いた。そして、今と何も変わらない未来が来るようで嫌だった。


私は、付き合っている間に何通か手紙を送った。その返事は、何か月もかかった。文字を書くのが苦手な男性は多いのかもしれない。でも、何度も催促してやっともらえる手紙も、私から提案するイベントごとも、プレゼントも、なんか嫌だった。小さな小さな落胆が積み重なった。


最近、仕事を辞めたいくらいにしんどいとか、体調が悪そうな連絡が来るけど、私は優しくできていない。冷めてしまった恋人に対して、どう気遣ってあげたらいいかよくわからない。


冷めた、別れてほしい、離れたい、話したくない

たくさんぶつけた。そんな私も嫌だった。




やっと解放される。

私が、今別れると決心して思う本音だ。


こんな私に振り回された恋人に少しだけ申し訳ない。たくさん私の恋人もちとは思えないような行いを許してくれたのにね。あ、浮気ではないですよ。

異性と二人で遊びに行ったり、通話をしたり。


これは、人によっては浮気だといわれるかもしれないですね。毎回怒ったり、拗ねたりしながらも許してくれた恋人はかなり寛容な心を持っている。


私にはとても無理だった。恋人がパニックからか、動揺して連続して何通も送ってくる連絡や何度も掛けてくる電話に怖くて怯えた。辞めてと言い放った。嫌なことは頑固として拒否した。

こんな歪な関係。ここまで続いたのは、捨てられなかったのは恋人のおかげなのかもしれない。私の決断力のなさ以上のものかもしれない。


未だに好きと言ってくれる恋人。その言葉を信じていないわけではない。


最期は、ちゃんとありがとうと言えるのかな。いや、ちゃんと言おう。

でも、私はもう恋人に好きだと伝えられない。いつから「好き」と伝えなくなっただろう。あまり言葉に出していうほうではなかった。


言えば言うほど、言葉が軽くなってしまう気がしたから。

でも、言わなさ過ぎたかもしれない。でも、確かに好きだった。

好きだった頃があった。それだけは嘘じゃない。


今後、友達関係を続けるかはわからないけど、

ちゃんと区切りはつけようと思う。


最期に恋人へ


こんな自分のことをとにかく優先したい、好きなことをしていたい、自由気ままに過ごしたいと思ってる人のことを、好きになってくれて、大切に思ってくれてありがとう。今まで支えてくれてありがとう。

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