幻の魚”えつ”と若波を楽しむ宴「三川屋」さん
福岡2日目。といいますか、今回福岡に来たのはこちらのイベントに参加するため。雄大な筑後川が流れ、筑紫平野を有する福岡は大川の初夏の風物詩、幻の魚”えつ”を肴に同じく大川の美酒”若波”を楽しむという何とも贅沢な会。毎年酒造年度が変わる7月1日に開催されております。
最寄り駅は大善寺なのですが、そこからは徒歩で行ける距離ではなく、お店の送迎バスまたはタクシーとなります。この送迎バスの時間に間に合うには当日京都からではぎりぎり間に合うかどうかだったので、金曜日に前入りしたわけです。で、当日は西鉄福岡駅でうどんを食べて呑み、急行で大善寺へ向かい、無事送迎バスに乗車。
あら、池亀。
若波さんは通常試飲販売などしていない(確か)のですが、この日は蔵内でスペシャルな寿司イベントがあったようで、大型バスが停車されておりました。
2階の大広間に靴を脱いであがります。
にこごり、骨煎餅、南蛮漬け、えつの子もあるし、これは酒がすすみますな!
烏賊、カンパチ、中トロ。若波 純米吟醸 山田錦、通称若様の品ある味わいはお刺身とがぷりよつ。
南蛮漬けの甘酸っぱさにFY2の甘酸っぱさを合わせます。
自家熟成のものもあり、味わいもラインナップもバラエティ豊かでありました。主催の田中さんの私物(?)です。新酒から年代物まで幅広いです。私の体の幅は広いですが、田中さんはいたってスリム。
福岡に大川に、えつに若波に、そして新酒造年度、明けましておめでとうございます。乾杯!
。。。
えー、23BYになるんですか?違う?利き酒師の風上にも置けない人です。
とにもかくにも、乾杯は田中さんの後ろ、右端の若波スパークリングでした。うすにごりでほの甘く、しゅわしゅわ。きゅーっと呑めてしまう危険な子。
生でも食べられるなんて、まさに大川ならでは。若波純米吟醸をきゅっと。くーっ!地のもの×地のもの、たまりませんな。
冷えた若波でいくか、蜻蛉の熱燗でいくか、そこが問題だ。煮凝りはえつの卵入りで、たまらんばい、酒もとまらんばい。
この会の面白いところは器はそれぞれが持ちよりのこと。なので皆さんのこだわりの器を見ることができ、面白いんですよね。私はこだわりがありつつも、、、えー、、、忘れたりする可能性があるので、そこまで思い入れが強くはない器にしました。器に失礼!
こちらには特別純米蜻蛉の熱燗を。しみますなっ。
注 真昼間です。
シロクマさんがいて可愛い。お酒を入れると、酒風呂になるんですね。
こちらも素敵でした。ガラスの盃の色違いをもって来られていらっしゃるかたや、自作の方もいらっしゃり、器とお酒を片手にわいわい話すのもまた楽しい。
すさまじい骨切り。おかげでまるで骨の感じはなく、とろける味わい。頭ごと食べられる勢いです。
赤蜻蛉の熱燗できゅーっと!
いや~美味しい肴があるとお酒は美味しく、酔い人がいるとさらに美味しく。三川屋さんの女将さんも素敵な方で、とても楽しい会でした。楽しすぎて爆呑、楽しくバスと電車で帰り、久留米で爆呑へ続く。
大川の皆さん、田中さん、お世話になりました!
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