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自分の半生を振り返って、mikanのコンテンツ担当として成し遂げたいことを整理する。

はじめに

はじめまして、2021年10月1日より株式会社mikanでコンテンツ担当のポジションで入社した鈴木です。
塾 → 予備校 → Webメディアのマーケターとキャリアを進めてきて、mikanの1人目のフルタイムのコンテンツ担当として10月から働いています。
ここでは、mikanに入るまでの経緯と、コンテンツ担当として成し遂げたいことについてまとめていきたいと思います。

英語教育への興味

僕は中学生の頃から英語が好きでした。当時は意識していませんでしたが、言語というものの奥深さに惹かれていたのだと思います。学校で学ぶ英語はもちろん楽しんで勉強していましたし、中学校で学ぶ英語を超えて、塾に置いてあったネイティブスピーカーの前置詞なんかが面白くて読んだりもしていました。

文法ではとくに「時制」が面白くて、日本語にはないhave + 過去分詞(現在完了)の表現は深ぼって勉強したりもしていました。後に大学では、英文学科で生成文法理論を専門に学ぶようになります。

同時に、友達に英語を教えたりするなかで教えるということの面白さに気付きました。人の役に立つことが好きなので、何かを教えてその人が分かってくれるという体験それ自体に満足感を覚えていたのだと思います。そして、漠然と「自分は英語の先生になりたい」と考えるようになりました。自分が大好きな英語の知識を付けていって、その知識で人の役に立てるなんて本当に素晴らしいと思ったのです。

高校生になってもその思いは変わらず、変わらないどころか更に強まっていき、受験生の頃には本屋に行ってはいろんな英語の受験参考書を立ち読みしていました。電車で数駅の場所に代ゼミ、河合塾、駿台の3大予備校がすべて揃っていたので、体験や講習を通じてそのすべての予備校に行ってみて、色々な予備校講師の英語の授業を受けるなどして「自分ならこう教える」とあれこれ考えていました。英語の先生になる準備を高校生のころから始めていたのです。
いま振り返ると得意な英語にリソースをかけすぎて苦手を克服するということをしなかったので、受験勉強としては大失敗としか言えないのですが、その経験もいまとなっては大きな財産になっていると思っています。

塾講師のアルバイトで「教育の尊さ」と「仕事の面白さ」を知る

大学生になるとすぐに、僕は塾講師のアルバイトを始めました。幸運にもそこでの経験は自分の人生にとって最高の経験の1つになりました。自分が人生をかけて「教育」に携わりたい思うようになったのも、「仕事」ということに対して積極的に取り組めているのもここでの経験が原体験になっています。

その最高の経験は一緒に働く人から生まれました。
僕が配属になった校舎の教室長の方は本当に優秀な方でした。教育者としても、ビジネスパーソンとしても、人間としても本当に尊敬できる方で、あまりにも多くのことを学ぶことができました。自分のいまの教育や仕事に対する考え方の礎は、明らかにこの教室長と一緒に働くなかで形成されていて、いまでも影響を受けています。
同期の他3人のメンバーも本当に素晴らしく、全員も毎年1回は話をしますし、うち1人はいまも月に何度か話をするくらいに仲が良いです。それぞれソフトウェアエンジニア、日本最大手のシンクタンク、東京都の職員とみな別々の仕事をしていますが、一緒に戦い抜いた戦友のような関係性があると思っています。

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(ハロウィンの日には馬になって授業をしました)

このような素晴らしい仲間と一緒に働くなかで、教育の尊さや仕事の面白さを実感します。そして、独立して塾をやりたいと思うようになりました。自分が正しいと思う教育を実践しながら、ビジネスとしても成功させたいと考えたのです。
塾をやるには、塾の運営について学ばなければなりません。アルバイトのときは集団指導の塾だったので、大学卒業後は個別指導の学習塾で校舎長をやりました。そのあとに転職して大学受験予備校でも校舎長を経験しました。集団指導も個別指導も、高校受験も大学受験も全部経験しておきたいと思ったからです。
ちなみに、学習塾の校舎長はビジネスで重要なことを学ぶのには非常に優れた仕事だと思っています。校舎長はその校舎のあらゆる業務や成果に責任を持つポジションで、生徒対応や保護者対応、イベント運営などの校舎運営はもちろん、スタッフのマネジメント、生徒数や売上といったKPIも追っていかなければなりません。つまり、営業もCSもマーケティングも人事も全てやります。校舎長の経験は起業をする経験と似ていると思います。塾の業務にとどまらず、ビジネスにおいて重要なことを全般的に学ぶことができます。

テクノロジーへの興味

塾や予備校は昼過ぎから夜遅くまでという勤務時間だったので、空いている午前中の時間を使って英語学習についてのサイトを作りました。

塾を立ち上げたいという人生の目標はありつつも、自分の英語の知識と英語教育の経験を使って、多くの人に良い学習体験を届けたいという思いと、自分で0からビジネスを立ち上げて成果を出すところまでやってみたいと考えました。塾をやるには初期投資が必要なので、ここでそれを調達できればという思いもありました。

最初はまったくもって上手くいかず、トラフィックもほとんどない状態が1年近く続きましたが、SEOを勉強したり競合調査したり試行錯誤を続けた結果、月間20万PVを超えるところまで成長させることに成功しました。
UUにすると15万ほどでしたが、1人の力で月に15万の人に価値を届けられていることにテクノロシーの可能性を感じました。塾を立ち上げたいという思いよりも、教育とテクノロジーでなにかやってみたいという思いが強くなってきました。

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それまでは塾や予備校の仕事をしながら片手間で自分のサイトを更新していた程度だったので、実務としてWebの仕事をして経験を積む必要があると思い、転職活動を始めました。ここで培ったSEOの経験を活かして、Webメディアを運営する企業にWebマーケターとして入社しました。

その会社ではSEOを中心にWebマーケティングの仕事をしていました。そこで大規模なWebサイトがどのように運営されているのかを学びました。テクノロジーに対する理解を深めるために、積極的にエンジニアの方とコミュニケーションを取って学ぶ機会を作るようしたり、SQLを叩く環境をもらってデータを自分で抽出することや、JavaScriptでスクレイピングをして仕事に活用したりすることなどもしました。そうして、エンジニアリングに対する理解が進み、興味もだんだんと深くなっていきました。将来は教育とテクノロジーでなにかやってみたいというおぼろげな思いもあって、マーケティングからもっとテクノロジーに寄った仕事をしていきたいと考えるようになりました。

mikanとの出会い

そういう思いの中で転職活動を進めていたところ、mikanとの出会いがありました。求人の内容を見て「英語学習」×「テクノロジー」で自分のやりたいことと完全にマッチしていて、すぐに面談を申し込みました。
面談前から既に、カルチャーデックや公開されている入社エントリを読んだりPodcastを聞くなかで、自分の考え方と会社のカルチャーが合っている予感がしていました。結果、それは当たっていました。

mikanには以下の4つのバリューがあります。

"Why" Driven
常に最上段の目的から逆算して行動しよう。なぜなら、すべてのコトには目的があり、目的こそが唯一絶対の指針であるから。
With User
合理と情理の同時追求で提供価値を最大化させよう。なぜなら、価値を受け取るのは、感情を持つ生身の人間なのだから。
Get it Done
責任感を強く持ち、あらゆる手段で徹底的にやりきろう。なぜなら、一つ一つをやりきることによってのみ、理想の未来を手繰り寄せられるから。
Care for Team
愛を持って仲間と向き合い、深い関係を築こう。なぜなら、深い関係で結ばれたチームでこそ個々人は輝き、チームでしか出せない成果につながるから。

僕はこの全てに共感しましたが、それがチームメンバーひとりひとりに行き渡っているのかは、その時点では分かりませんでした。バリューというものはそれをチームのカルチャーとして浸透させてこそ意味がありつつも、そこに大きな難しさがあると思います。しかし、mikanは見事にバリューを浸透させることに成功しているということを、選考の過程で実感しました。

僕のmikanの選考は以下のような流れでした。

カジュアル面談 → カルチャーフィット面接 → スキルフィット面接 → 体験入社

一般的な企業の選考では一緒に働くメンバーの一部としか話せないですが、mikanの選考ではほぼ全てのフルタイムメンバーと話す機会がありました。そこでmikanのメンバーひとりひとりがそのバリューを大切にしていることを実感することができました。
mikanでは選考の過程に「体験入社」があります。そこでは、それまでの面接では話せなかったメンバーの人も含めて多くの人との1on1や2on1がありました。1人を採用するために会社として丸1日のリソースをかけるという経営判断をしていること自体が、mikanのカルチャーを表していると思いました。採用に力をやりきっている(Get it Done)ということと、チームメンバーの納得感を重要視している(Care for Team)ことを感じました。

まとめると、

1. 英語教育 × テクノロジーという事業内容が自分が人生をかけてやりたいこととマッチしている
2. カルチャーが自分の考え方とフィットしている

このような理由から、ぜひmikanにジョインしたいと思うようになりました。

初回の面談で好きな英文法を語ったことが決め手となり、内定をいただくことができました😇

1人目のフルタイムコンテンツ担当としてどう仕事を創っていくか

既存の仕事はありつつも、1人目のフルタイムコンテンツ担当なので、自分で仕事を創っていく側面も大きいと思っています。じっくりと、コンテンツ担当としてどういうバリューを発揮していくかを考え抜いていかなければなりません。そのときのスタンスとしては、シンプルに事業への貢献と社会への貢献の2つを重要なものとして念頭に置いておきたいと思っています。

「事業」への貢献

事業への貢献はつまり、mikanというプロダクトのグロースです。
コンテンツ担当として、
・ユーザーが欲しがっているものが何なのか
・ユーザーのどんなペインをどんなコンテンツで解決していくのか
・mikanでしか提供できないバリューは何なのか

そういったことを考え抜いて自分のバリューを発揮していきたいと思っています。
自分には9年間の教育現場での経験があります。学習者がどんな課題を抱えているのかといったことの肌感覚があります。この経験を活かして解像度の高いバリューをmikanに付与していくことで、事業に貢献していきます。

「社会」への貢献

mikanには以下のミッションがあります。

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mikanのこのミッションを実現することが、そのまま社会への貢献に大きくつながると確信しています。
コンテンツ担当として、まずは2行目の「あらゆる人の英語学習によりそう」というミッションの実現に注力していきたいと思っています。いまmikanは「英単語」から「英語」へ拡大するためのプロジェクトが走っています。mikanが様々な角度からあらゆる人の英語学習によりそってそれをサポートできるよう、コンテンツ担当として全力を注ぎます。
またそれが3行目の「人生の可能性を広げる」という部分に繋がるところまでなんとかやっていきたいと思っています。英語学習は本質的には手段であって目的ではないはずです。多くの人が質の高い英語学習によってその人の人生の可能性を広げることができたら、本当に素晴らしいことです。それを成し遂げたいと思っています。

mikanに入社すると自己紹介シートを書くのですが、そこで16 Personalitiesという性格診断テストをやります。僕は「提唱者(INFJ-A)」で、以下のように書かれていました。

提唱者型の人達は、無味乾燥な理想を掲げる夢想家ではなく、具体的な措置を取りながら目標を達成し、前向きで永続的な影響を与える力の持ち主なのです。

自分がこういう性格の持ち主なら嬉しいし、そうありたいと心から思います。mikanのコンテンツ担当として社会にしっかり貢献していきたいと思います。

最後に

mikanは様々なポジションで積極採用中です!
まだフルタイムメンバーが10名程度のスタートアップで、これからどんどん拡大していく本当に面白いフェーズです!
ミッションやバリューに共感して一緒に働きたいと思った方はぜひ連絡ください!


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