某日のブログから 2013年7月17日(水) 間違った問題への正しい答えほど始末におえないものはない。

某日のブログから

あるところで、一般公開していないブログを書いています。週一くらいの更新です。今年度までのブログです。
そのブログから、ある日の記事を再掲します。

2013年7月17日(水)
間違った問題への正しい答えほど始末におえないものはない。

昨夜大宮に来ました。
札幌市でOJTの1日研修を行った後、新千歳空港→羽田空港経由で大宮に移動です。
駅に降り立ってみると、思いのほか暑くありません。
札幌も結構暑かったので、慣れてきたのでしょうか。

今週はさいたま市で主任研修を2日間、課長補佐研修を1日行います。
今日は主任研修の1日目です。
1日目は、問題解決から企画立案、政策形成のポイント、業務改善から事業改善について行います。
演習が多い研修です。

まずは、問題解決と企画立案の違いを理解します。
問題解決と企画立案は、問題の認識の困難性、原因の不在、解決策の多様性、解決策が未知なものであるなどの違いがあります。

問題解決は、問題がすでに目の前に現れており、原因があり、解決策は少数で、そのほとんどは既知のものです。
企画立案は、めざす姿を明らかにしない限り問題は見せませんし、原因という考え方も存在しません、解決策は無数にあり、未知のものが多くあります。

ですから、問題解決よりも、企画立案の方が高い能力が要求されます。

だからといって、問題解決が決してやさしいわけではありません。
そもそも目の前の問題が見えていないことも多いですし、せっかく問題が見えていても、それは例外だと思ってしまったりすると、せっかく問題を見つけても、何も変わりません。

また、問題のとらえ方によって、真の問題が見えていなかったり、間違った原因分析をしてしまうと、解決策も的外れなものになってします。

間違った問題への正しい答えほど始末におえないものはない。
P.ドラッカー

問題解決では、この問題のとらえ方がとても重要です。

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