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ハイブランドのお店で無視された高校時代を思い出す

長男高校1年に「アマプラって高いくせに見れる映画少ない!」と愚痴られ少々イライラ。アマプラの年会費は私と長男がお正月に2000円、3000円が私が出しています。

私自身販売業をしていて「高い!!」と言われることもしばしば、、、そして毎回「高いと思ってもいいけど、口に出さなくてもいいのに、買ってと頼んでいるわけでもないのに」と思うのです。気にしい屋なので心がすり減るんですよね。そこで思い出したのは高校生のころのエピソード。

私はハイブランドにあこがれて、Diorやヴィトン、ドルガバなどを買いたいとバイトをしていました。しかし成長期、、、食費に大半を使ってしまい小さいポーチとかキーホルダーを買って満足していました。正規店に行くのですが店員さんにほぼ無視されて、相手にしてもらえません。あの頃は「お金は持ってきたのに!!私は客なのに!!」といらだって偉そうにキーホルダー1個を買って店を後にしました。

今考えてみると恥ずかしい、いきった小娘、、、消したい過去なのですが、今ならわかります。私はお客ではないのです。むしろブランドの価値を下げる害虫だったのです。ハイブランドのお客様は「高額ラインを定期的に買ってくれる人」女子高生の私ではなかったんです。その当時はそんなこと思いもしなかったのですが、ふと息子との会話で思い出すことができました。

アマゾンだってそういうことなのですね。もしその金額が高いと感じるならあなたはお客ではない、ただそれだけ。心を乱す必要がない。

そう息子に伝えましたが、いまいち理解していないようで、「僕の2000円は苦労の2000円だ!」なんて言うのです。「通貨というのは普遍的価値がありその価値が個人によって変わることがあってはならない」と冷静に話しました。少し恥ずかしそうにしていましたが少しでも伝わったらうれしいですね。自分自身の学びが子供にも役立つとは思ってもみませんでしたが、社会とはそういうものだと改めて学ぶことができました。

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