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【そろそろお酒】 出版後に起きたこと_その3  2021年12月8日

 Amazonのレビュー数が、10月27日に500を超え、現在、566となっています。
  11月に第9刷が出ました。

注:奥付では2020年12月20日ですが、実際の発売日は12月8日です。

伊藤絵美先生から素敵な書評をいただき、嬉しかったです。

 十数年前ですが、伊藤先生が所長である洗足ストレスコーピング・サポートオフィスで行われた認知行動療法の入門講座に参加しました。以来、ファンになって、著書を読んで、依存症の臨床に応用してきました。拙著にも、その成果を盛り込みました。それを分かって下さったのが嬉しく、とても励みになります。

 そして、今日は、「出版記念日」です。2020年12月8日に第1刷が世に出て行きました。
 ちょうど1年の今日、東京都立中部総合精神保健福祉センターが主催する依存症対策普及啓発フォーラムの第1部で講演をしました。


 テーマは「アルコール依存症と早期治療 SBIRTSの取り組み」について。
 SBIRTSは、「Screening Brief Intervention Referral to Treatment & Self-help groups」の略です。
 医療、地域、職域などで、飲酒問題がある人をスクリーニングします。問題が軽度な人にはハ―ムリダクション(酒害軽減)ができるようにコーチして差し上げ、重度な人には、専門治療を勧め、医療に繋がった人には、リハビリの一環として、自助グループに繋げます。
 長年、医療は、重度な人への断酒治療しか提供してこなかったのですが、この10年、酒害軽減のための治療も普及しつつあります。適切に行えば、有意義な治療ですが、間違うと様々なリスクもあり、正しい知識の提供が必要なので講演をさせていただきました。
 会場とオンラインで計400名を超える方が参加し、満員御礼でした。
 

 第2部は、チュートリアル福田さんによる、「お酒と健康」のお話でした。大量飲酒を続け、2011年にアルコール性急性膵炎を発症し闘病した経験を踏まえたお話は、わかりやすく、ユーモアもあり、流石だと感銘を受けました。

承諾を得て掲載しています。

 福田さんは、色紙にサインをして下さり、私は、著書にサインをして献本しました。「健康第一」で末永く御活躍されますように!
 
 拙著の「満1歳」のお誕生日に、素敵なプレゼゼントをいただいた気分です。

 追記:2021年12月17日
 講演内容とフォーラム全体への感想を拝読したところ、「わかりやすかった」「こういうイベントを定期的に行ってほしい」などと、大変好評でした。
 企画・運営して下さった東京都立中部総合精神保健福祉センターと都庁のスタッフの方々、参加して下さった皆様に感謝を申し上げます。