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こんなにあった!世界のカーゴバイクブランドを調べまくってみた

こんにちは。about your cityの小泉です。

僕は素人ながら自転車が好きで、スポーツとしてだけでなく、都市交通や脱炭素社会的な文脈からもその発展に興味がある。パブリックスペース活用の仕事でも3輪自転車(ハンドメイド通販サイトcreemaで購入)をベースにした屋台を作ったりもした。

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最近にわかにカーゴバイクという自転車ジャンルに興味が湧いてきて、Instagramで #cargobike というタグをウォッチしては、そこで見つけた知らないカーゴバイクメーカーを片っ端からフォローしている。

カーゴバイクというのは、荷物を運ぶための自転車で、バイシクルメッセンジャーが荷物を運ぶだけではなく、子どもを乗せるファミリー向けであったり、宅配便業者が市街地での配達(ヨーロッパでは中心市街地に自動車の乗り入れが規制されている場合も多い)に使ったりと、車に準ずる積載性を持つ乗り物として注目が高まっている。ヨーロッパでは自動車に乗ることが環境に負荷をかけるという意識が強いそうで、カーゴバイクを購入するときに消費者に補助金を出す自治体もあるそうだ。

日本でもそうなったらいいのに、と思うがそもそも日本で買えるカーゴバイクのブランドが少ない!そして、興味深いのが、スポーツ自転車の大手メーカー(ジャイアントとかトレックみたいな)がほとんど作っておらず、カーゴバイク専業でやっているかドメスティックに小規模生産しているメーカーばかりということだ。調べてみると各社工夫をこらし、ベンチャースピリットむんむんで頑張っていることが伝わってくる。荷役用自転車の歴史は古いが、多様性が爆発しているという点で、今はカーゴバイクにおけるカンブリア紀と言っていいのかもしれない。

というわけでInstagramでざっくり調べてみたらかなり知らないメーカーがたくさんあったので、記事にしてみた。各メーカーについての印象はあくまで僕が写真から判断しているだけで、実際に乗ったわけではないのと、なにか辞典のような網羅的な情報から探しているわけではないのでもっと有名なメーカーを見落としているかもしれないが、そのあたりはご了承いただきたい。また、今回は定義が微妙なので普通の自転車の後輪が後ろの方についている「ロングテール型」は除外している。

それではさっそく見ていこう。

2輪系

まず、カーゴバイクを大別すると車輪が2個か3個かに分けることができる。それぞれメリット・デメリットがあり、2輪のものは普通の自転車のようにスピードが出るが、重い荷物を乗せるとふらついたりする。ホイールベースも長くなるので小回りもききづらくなる。一方3輪の方は昔ながらのバクフィーツ型(後述)という前2輪の間に箱がはまっているタイプを基本にしつつ、いかに小回りを効かせるかに各社工夫をこらせている。もちろんメリットとしては停まっていてもまっすぐ立っていられる安定感だ。なお、今どきのカーゴバイクはだいたい電動アシストがついており、電動化されていないメーカーの方が少ないくらいに思ってくれてよい。

Bullitt (Larry vs Harry・デンマーク)

おそらく最も有名なカーゴバイクブランドの一つ、Bullitt。ユーロバイク社が代理店をしているので、日本でも購入することができる。メッセンジャー便の会社も採用しているので見たことがある人も多いのではないだろうか。

前輪が小径タイヤで、ハンドルより前を長くして低床の積載部分を作るタイプを「ロングジョン」というそうで、もともとはミルク缶を運ぶための運搬用自転車が源流らしい。ちなみにBullittの製造元はLarry vs Harryという会社らしいが、笑う犬の生活を連想してしまうのは僕だけか。

Omunium(デンマーク)

デンマーク・コペンハーゲンのメッセンジャーが始めたメーカー。僕が唯一乗ったことあるカーゴバイクで、僕の友人である岩佐岳仙さんが日本の代理店をしている。ただし、まだ数台しか輸入していないので日本ではレアなことには違いない。ただ、横浜のメッセンジャー会社クリオシティが2台導入しているので、横浜の人は見かけたことがあるかもしれない。

ロングジョンでもブッチャーズ(前カゴ型)でもなく、前輪が小径のロングホイールベースにフレームと一体化した荷台だけがあるというオリジナルなデザインで、余計なものが一切なく洗練されている。荷物はゴムバンドなどで縛り付けてくれ、というシンプルなスタイルなのだがかえって長物や不定形なものも載せられ、融通が効くデザインだと思う。乗ってみるとかなり走りに注力している設計で、直進性は抜群に速い。いい意味でカーゴバイク感がないので、現実的に日本で買おうとしている人にもおすすめ。塗装も美しい。

Carqon Cargo Bikes(オランダ)

ロングジョン型。バスタブのような深めのコンテナが安心感がある。電動アシストユニットもシュッとしていて全体的に洗練されている。

Urban Arrow(オランダ)

長めのロングジョン型。浅めなコンテナなので、速そうだけど意外とモノを載せるというよりは小学生ぐらいの子どもを乗せるのがメインなのかな。ベルリンではよく見かけたので結構ヨーロッパではメジャーなのかも。

※追記:上の写真のモデルは「Family」タイプで子乗せ用。他に「Shorty」「Cargo」「Tender」とあり、Tenderは軽トラ並の積載力がありそう。

Riese & Müller(ドイツ)

カーゴバイク以外のシティサイクルも作っているドイツのメーカー。カーゴバイクで4種類ラインナップされているけど、面白いと思ったのがこのフルサスMTBカーゴバイク。どのくらい山道を走る必要性があるのかわからないけど、未舗装路しかない村とかだと活躍しそう。

Cargo Bike Monkeys(ドイツ)

こちらもドイツのロングジョン型。カーゴ部の上側にもフレームが回っていてロープでメッシュを作っているのがかっこいい。今の所ドイツとオーストリアとベルギーでしか売っていないらしい。

Muli Cycles(ドイツ)

特筆すべきものはない、って書きかけたけど、このカーゴ部分の妻面(前後の面)が布になっていて、荷物を載せないときは折りたたんで普通の自転車の幅になるらしい。たしかにこれは便利。空荷で走るときだってあるわけだから、いつも肩身が狭い思いをしなくてすむのはいい。

GinkGo.bike(スウェーデン)

前後同径(27.5inch?)のホイールをひし形フレームでつなぎ、その間にモノを載せるタイプで、オリジナリティがあるデザイン。片手で持ち上げられるほど軽いようだけど、その代わり積載能力はあまりなさそう。雪道を爆走したり、バックフリップを決めたりとインスタでのプロモーションの方向性も謎だが、走行性能は抜群に高いと思われる。

Radkutsche(ドイツ)

メーカーなのかリース業者なのかよくわからなかったが一応。ブリッツと似たロングジョンと、後ろ2輪のトライクを出している。割と素朴な市民の道具、みたいなプロモーションをしているっぽい。

Ca Go Bike(ドイツ)

ロングジョン型。蓋付きのコンテナが洗練されている印象だけど、パッと見た感じはオーソドックスな感じ。

TRIOBIKE(デンマーク)

ロングジョン型とバクフィーツ(木箱)s型を両方やっているブランド。ロングジョンの方のフレームがうどんみたいな感じでかわいい。

YOONIT bikes(ドイツ)

前後ミニベロ(小径車)の変わり種。構造としてはオムニウムに近い。よく見ると前輪がより小さいのでもはや特殊なタイヤサイズな気がする。子ども用自転車のチューブとか使うのかな?ユニットによっては子どもも載せられるっぽい。ただ、カーゴバイクはどれもデカすぎて場所を取るので日本で乗るには実はちょうどいいのかもしれない。ブランドサイトも女性が乗るイメージを押し出している。

Pedalpower(ドイツ)

これもベルリンのブランド。インスタをみるとプロモーションにお金かけていないのか、インディーズな印象。僕が友達になった建築家もここのに乗っていた。

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DOUZE Cycles(フランス)

ドイツ、オランダ、デンマークしかないんかな?と思っていたらちゃんとフランス産のメーカーもあった。ロングジョン型2種類。カーゴコンテナも含め、割とがっしりしている。

Yuba Bicycles(アメリカ)

アメリカのメーカーもちゃんとありました。カリフォルニアのYuba Bicycles。一応ロングジョン型もラインナップしているが、どちらかというと後輪が長いロングテール型が主流のよう。あ、そういえばこれ横浜で乗っているアメリカ人の人知っているぞ。

Bogbi Cargo Bikes(コロンビア)

今回紹介する中で最も意外性のある国、コロンビアから販売されているのがBogbi。Made in Colombiaを押し出していて、ノルウェー人とコロンビア人が組んで作っているようだ。太めのフレームがカーゴ部分を囲んでいて、子どもを載せた場合も安全性が高そうだし、結構いいかもしれない。コロンビアってロードレース界では多数のスター選手を輩出する自転車大国なので、案外南米の自転車生産を引っ張っていく存在なのかもしれない。

3輪系

Cristiania Bikes(デンマーク)

こちらも日本で購入できる数少ないブランドの一つ。名前の通り、コペンハーゲンの自治コミューン地区「クリスチャニア」をそのルーツとしている。前2輪の間に木の箱がハマっているタイプで、オランダではBakfiets(バクフィーツ)型というそう。Bak=箱+fiets=自転車らしい。

Johansson Cargobikes(ドイツ)

僕がこの数日、インスタでカーゴバイクブランドを漁るようになったきっかけのメーカー。Johanssonという社名でノルディックデザインだと言っているが本社はドイツにあるらしい。3輪のティルトシステムもごついのだけど、それよりこのカーゴ部分のユニットが載せ替え可能になっているのがとても面白い。写真のようにイスが乗っていたり、蓋付きの木箱が乗っていたり、ベビーカーをそのまま載せる(!)ということもできるそうで、マルチパーパスのためのベース車両という考え方が興味深い。あとこういう自転車にあまり使わないCNCルーターで加工した合板をユニットに使っているのも面白い。ただ、始まって間もないのか、販売店が見つからず価格もよくわからなかった。

Sblocs Bikes(ドイツ)

マウンテンバイクをベースにしていると思われる3輪カーゴバイク。前2輪のタイヤ径が大きく、悪路走破性が高そう。フレームのデザインはシンプルだけどかっこいいのでちょっと買ってみたい。

Chike Cargo Bikes(ドイツ)

3輪だけど前2輪がコーナリング時に倒れ込む機構を持っているオリジナリティのあるデザイン。その代わり積載部分が前輪の上になるので重心が妙に高い。子どもを乗せるモデルもあるらしい。

XCYC PICKUP(ドイツ)

意外とありそうでない、後ろ2輪の3輪カーゴバイク。かなりデカい荷台やコンテナを載せている写真が多く、はたらくクルマ的売り出し方をしているのかもしれない。フロントフォークがサスペンションになっているのもカーゴバイクにしてはちょっと珍しい気がするが、ダブルクラウンにする意味があるのかは謎。

GLEAM Multi Use Bike(オーストリア)

後ろ2輪タイプのe-カーゴバイク。やたらとメカメカしいデザインなのだが、どうも後輪がコーナリング時にティルト(倒れ込む)機構になっているらしく、見た目の割に機動力が高そう。値段も高そう。

BLACK IRON HORSE(デンマーク)

バクフィーツ型のモダンデザインブランド。ロゴとかグラフィックもかっこいい。樹脂製のカーゴ部分は子どもを載せている画像も多く、意外とファミリー向けに人気があるのかもしれない。カラーバリエーションもあっておしゃれ。操舵方法が変わっていて、後輪が動くので前輪を平行で固定したまま小回りが効くようになっている。フォークリフトも多分こういう駆動なので運転に慣れが必要そう。

BUTCHERS & BICYCLES(デンマーク)

バクフィーツ型、なのだが前輪がティルトするので見かけによらず走りやすそう。前面に開き戸があって、子どもはそこから乗り降りするみたいでちょっと楽しそうである。フレームデザインやロゴも洗練されている。インスタをさかのぼっていたら建築家のビャルケ・インゲルスも持っているみたい。

Rinaldi Telai(イタリア)

ロングジョンかつ3輪、という独自すぎるデザインを発見。さすがイタリア。先にあったモデル?の楕円形フレームも独自性が高くオススメ。カーゴバイクはゲルマン民族しか作っていないのかと思っていたけどこのままオリジナリティ全開で頑張ってほしい。(誰目線)

Cargobike of Sweden(スウェーデン)

カーゴバイクメーカーなのかカスタムショップなのかあまりわからないのだけど、スウェーデンのマルメを本拠地にするブランド。名前の通りあまり色気はなく、黒い箱がドカンと乗っているだけ、のバクフィーツ。マルメは前職の先輩が住んでますね。スウェーデンだけどデンマークのコペンハーゲンが一番近い大都市だと言ってたので、クリスチャニアの影響があるのかもしれない。

子乗せ系

Winther Bikes(デンマーク)

なんと1932年創業の老舗ブランド。子乗せに特化しているのかわからないが、前2輪の間にビニール屋根付きのキャビンが乗っかっているデザイン。後ろ半分はママチャリみたいな感じ。

Babboe(オランダ)

子乗せ系と言っていいのかわからないけど、クラシカルなプライウッドのキャビンが特徴的なBabboe。ロングジョン型とバクフィーツ型、合わせて8型がホームページにはラインナップされている。この写真みたいにシックな格好にも合いそう。

たくさん積める系

Carla Cargo(ドイツ)

こちらは自転車そのものではなく、自転車にくっつけて引っ張るカーゴトレーラー(写真の左側)。これの秀逸なところはトレーラー自体が3輪で安定していることと、自転車とつなぐシャフトにハンドルとブレーキがついているので、これ単体で倉庫内に入って行き台車として使うことができ、荷物をピックアップしたらそのまま自転車に繋いで配達に出ることが可能な点だ。

rhino(ドイツ)

ここはカーゴバイクに乗せるコンテナボックスのメーカーのようだ。金属製のボックスがかっこいい。拠点はベルリン。こういったパーツのサプライヤーが成立するところにドイツのカーゴバイク経済圏の成熟を窺い知ることができる。宅配便のDHLが使用している写真がある。

Convoy Products(ドイツ)

こちらも自転車そのものではなくコンテナボックスや子乗せキャビンを制作しているメーカーっぽい。こっちはFedExが使っている模様。

特殊系

BBQ Bike Amsterdam(オランダ)

これはメーカーなのかよくわからないが、ロングジョン型のフレームの上に本格的なBBQガスグリルが乗っている。これでどこでもBBQが楽しめるというわけだ!最高じゃん。

ONO Motion(ドイツ)

これは自転車なのか?と思ったけどフルキャノピー型のペダル付き運搬車両と呼んだほうが正確かもしれない。ベルリンのスタートアップが開発したらしい。これについては動画を見てもらったほうが早いだろう。小野くん。

さて、日本勢は?

日本ではカーゴバイクの製造・販売は行われているのだろうか。結論としては、「ないことはない」というのが一番しっくり来る。どういうことかというと、おばあちゃんが乗っているような3輪小径ママチャリ以外は受注生産品という世界になっているようだ。ママチャリに子どもを前後に乗せて100kg超の総重量を電動アシストで無理やり走らせる(大抵のお母さんたちはサドルも低すぎる!)ことになっているのに、なぜ上に挙げたような低重心のカーゴバイクがないかというと、道路交通法の壁があるからだ。

詳しい話はこのあたりを読んでほしいが、ざっくりいうと長さ190cm、幅60cmを超えると自転車ではなく軽車両扱いになるので、歩道を走ることができなくなる。

そもそも自転車は車道の左側を走るのが正解だが、子どもを前後に乗せたお母さんに交通量が多い車道を走れというのは酷だ。というかそういうふうに道路が設計されているのが問題なのだが現実解として歩道を走らざるを得ない。そういう状況なので車道走行に慣れている人や、ちょっと田舎で交通量が少ないところだったら欧州式のカーゴバイクに乗ることができるかもしれないが、日本のメーカーが普及させるつもりで製造販売を進めるのはちょっと考えにくい。とはいえ、日本型カーゴバイクを作っている人たちもいるので最後に紹介したい。

STREEK

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画像出典元:https://stroke-design.com/

新横浜のデザイン会社、エンビジョンが設計開発している3輪カーゴバイクSTREEK。もともとはSTROKE CARGO TRIKEという名前だったが最近リブランディングし、いよいよ販売に向けて動き出しているそうだ。実はまだ試作段階で、ホームページ上の試行錯誤ブログが胸アツなのでぜひ読んでみてほしい。日本のサイズ規定にも準じており、かなりオリジナリティのあるデザインなので世界に羽ばたいていく可能性のあるメーカーだと思っている。

サンリン自転車生活社

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画像出典元:https://kitchenbrothers.jp/articles/782080

カーゴバイクというよりは、移動販売などの屋台について調べたことがある人はこちらのサンリン自転車生活社に行き着いた経験があるかもしれない。鎌倉の洋菓子店Pompon Cakesがキャリアのスタート時に自転車屋台で焼き菓子を売り歩いていたことは有名だが、その製作者がサンリンである。個人で小商いを始めたい人には安く売るなど、良心的な価格設定がうかがえる。が、基本的に受注生産(注文に合わせて鉄工するのだと思う)ということと、今回の貨物自転車という意味でのカーゴバイクからはやや外れる気がしている。

中村輪業

長崎の南島原市で特殊3輪自転車の製作販売をしているのが中村輪業だ。ホームページを見てみると、軽Car(カルカー)という名前で販売しているバクフィーツ型やトライク型、業務用リアカー型などいくつもの種類のカーゴバイクを製作・販売している。仕事でこういった自転車が必要になったらこちらに頼むことになる人は多そうだ。

かつてあったブランド

ちょっと調べてみたらサイクルパラダイスというチェーン中古自転車店がHaco Bikeというバクフィーツ型(しかも日本の道路事情に適合したサイズで)を販売していた時期があるらしい。もうディスコンになってしまったのが惜しい。なんと79,800円!カーゴバイクにしては格安だがやはり需要がなかったのかもしれない。

おまけ:DIYカーゴバイク

ここまであえて、というか一つ一つのモデルに言及してないので当然なのだが、一台あたりの価格には触れてこなかった。ロードバイクなどのスポーツ自転車に馴染みがない人にはこういったカーゴバイクがいくら位するのか見当もつかないかもしれないが、上に挙げたブランドはだいたい安くて2000ユーロ、25万円くらいからだ。ピンキリだけど、高いものだと6000ユーロ(76万円)以上とか、自動車が買えそうなくらい高い。カーボン素材でもないだろうから単純に生産数が少なくハンドメイドに近い形で作っているからこんなに高いのだと思う。ヨーロッパのエコ意識が高い人達がこういうカーゴバイクに乗っているのはみんなお金持ちだから、というよりは冒頭に挙げた補助金制度が用意されていることも大きいだろう(これについてはもっと正確な情報を調べたい)。しかし高価であることには違いなく、誰もが買えるものではない。

ということで最後におすすめしたいのがDIYカーゴバイクだ。この動画ではクロモリのオールドMTBをぶった切って、カーゴ部分のフレームと、BMXをぶった切ったフロントフォークとを溶接しロングジョン型のカーゴバイクを制作している。極めてチープだがカラーリングや無理のない設計センスで意外といい感じにつくりあげている。元の自転車がタダだとすると、材料費2-3万円というところで作っているんじゃないだろうか。

いかがだったでしょうか?(言いたいだけ)

ここまで読んでくださったみなさん、お付き合いありがとうございます。おそらくここに挙げたブランド以外にアジアやオセアニアのブランドももっとあるだろうし、度肝を抜かれるような機構がもっとあるに違いない。反響があればまた続編を調べて書きたいと思います。

それではみなさん、良いサイクリングライフを!


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