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似合うと好きの狭間で


こんばんは、マチノです。

ファッションやスタイルにおける永遠の課題。
似合うと好きの違いについて考えていました。
似合うと好きは違うんです。わかっているけどなあ……モヤっとする。みたいなね。

最近になって、まず似合うことが1番。これがようやく腑に落ちるようになってきました。

自分が好きなのはマニッシュな雰囲気。モード系のお洋服も大好きです。これは今でもずっと好き。
背が高いわけでもなく、目鼻立ちがくっきりしているわけでも無いので、客観的に似合うかと言われればどうだろうか。相当センスが要るなあと思います。
キリッとして人に媚びなくて自分の世界を持っている。そういう人に憧れていました。その表れがモード系に憧れる心。完全に無いものねだりだったんだなあと思っています。

一方、人から褒められるのはちょっとキュートな感じの服を着ているとき。柔らかな素材やシアーな質感。明るい色を纏っているとき。なんだか自分が思う好きや憧れとは違うところに私自身があるような、不思議な感覚がしていました。

そうしてファッション迷子になること数年。アラサーになっていい加減自分のスタイルを固めたい!と思ったのです。
そのときに、とにかく似合うことがすべて、と思って一時期似合うものばかり着てみました。
特に変化があったのは冬物です。
ノーカラーコート、ノーカラーダウン、モヘアのニット、ツイードのセットアップ。ニットのワンピース。
お店の店員さんや家族、親友から似合う似合うと言われ、何より自分でも似合うと思うものばかりを選んで着るようにしてみました。
するといろんなことがわかってきました。あんまり固い素材は得意じゃないな。直線より曲線。かっこいいよりかわいい。柄も大柄より小さい柄か無地。意外と真っ赤なセーターが似合ったり、オールホワイトに挑戦してみたり。自分でもびっくりです。
そうして過ごすことしばらく。毎日気持ちも明るい。今までよりちょっぴり自分に自信がついて、素直になれる。なんだかいいことばかりなような気がしてきたのです。

これまで地に足ついてないからしっかりしなさいと言われてきた影響か、本来の自分じゃなくて、なりたい自分、そうあるべきだと思っている自分、に寄せに行ってたんだなあと思いました。それで、悪くはないんだけどちょっとちぐはぐな印象を生んでいたのかなあ。

普段着るものも全てが自分の選択。自分を表現していると言うとちょっと大げさな気がするけど、見た目は自分の1番外側なのだから。自分の思考が見事に現れていたんだなあと実感しました。

なんだか取り止めもない話になってしまいましたが、ファッションに関して確固たる信念がない方は似合うに全振りした方が何かとメリットが大きいんじゃないかなあと思った今日この頃です。


それではまた。

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