「企業概要」の書き方

「実際になにをすればいいのか？」の項で触れましたが、補助事業計画を書く前に当該法人の経営計画を記載する必要があります。
その中で最初に「企業概要」を記述するのですが、この書き方もコツがあります。

まず、Aさんがご自身で書いた企業概要がこちらです。

＜添削前＞ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
202X年X月設立
不動産賃貸業（マンションオーナー業）
年間売上 XXX万円（内利益：XX万円）
所有物件：XX市XX区1棟（1LDKx16）33m2
所有物件までは事務所から車で15分です。
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非常にシンプルですね。（笑）
これの添削後が以下です。

＜添削後＞ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
202X年X月設立
主要な事業は以下２つです。
①　不動産賃貸業
②　不動産ステージング＆撮影業
主要事業の説明は以下の通りです。
①　所有物件は、XX市XX区の鉄筋コンクリートの1棟マンション（1LDKx16戸）。
　　売上の柱になっている事業です。年間売上 XXX万円（内利益：XX万円）
②　代表が過去に経験した民泊運営会社で培った部屋の装飾や撮影のスキルをベースに、賃貸募集予定のお部屋（自社物件以外のものも含む）に 家具や小物を持ち込んで魅力ある部屋を演出し、撮影を行う新しい事業
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御覧の通り、➁を加えたんですね。
なぜか？

この補助金って、「販路拡大」を目的にその費用を補助しようという性質のものですから、新しくてよりユニークな取り組みを実施する方が出やすいんですね。
だから、事業内容の中に賃貸業に加えて、ユニークな取り組みを入れておき、その取り組みの部分で補助金を取りに行く方針で➁を加えたんですね。

特にAさんは民泊運営会社の経験があり、これを不動産賃貸業でも生かしたいと思われていましたから、これを使わない手はないという感じでした。