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課題シリーズ1:祈り、とはなにか。

現在、与えられた題に対して15分程度で自分の思いや考えを述べるという課題を行っています。
自分と先生だけのものにするのももったいないので、課題が完了次第、noteでシェアしていこうと思います。

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Q:あなたにとって、祈り、とはなにか。

A:祈りと聞いて思い出すのは、手塚治虫の『ブッダ』の中での、ブッダのセリフです。

たしか「財のある者は施しをすると良い、力のある者は誰かを助けてやれば良い。財も力もない者は・・・誰かのために祈るといい。それが巡り巡って、今度は誰かがあなたを助けてくれるだろう」というような言葉だったかと記憶しています。

祈りとは、無力な人間に残された最後の力というか、どんな人でも平等に持っている癒しや救いの力、という気がしています。

祈りと鎮魂は近いところにある行為だと思うのですが、自然や神や、あるいは死者に対して人間はあまりにも無力で脆い。それでも人間は、自然や神、または死者に対して「何か」を届けることができるはずだ。超自然的なものに対する畏怖の念も含めて、人類はあまりにも小さく力のない存在だという無力感に対する救済や癒しとなるもの、それが祈りではないでしょうか。

最近は人類もそんな無力感を忘れて、祈ることも忘れてしまっているような、そんな気もしますが。


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