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スティービー・ワンダー in 香港

以前の投稿で僕がスティービー・ワンダーのバンドメンバーになるまでの経緯を書きましたが、今回は初めてのスティービーとの仕事となった香港でのショーについて書きたいと思います。

2013年11月のある日、スティービーのマネージメントから連絡が入り香港行きの日程が伝えられました。

普通のコンサートではなくMAMA(Mnet Asian Music Awards) というK-Popのミュージックアワードでの出演です。

なぜスティービーがK-Popのイベントに呼ばれたのか?

なぜK-Popの受賞式が香港で行われるのか?

など色々と不思議な点もありますが、僕にとっては記念すべき初めてのスティービーとの仕事です。

出発は忘れもしない11月19日。なぜ覚えているかと言うと、翌20日は僕の誕生日だったからです。19日夜中にロサンゼルス発・香港行きの便に搭乗し、飛行機の中で誕生日を迎えました。そして香港に着いた時には日付けはすでに21日に変わっていて僕の誕生日は終わっていたのです。1日分の時間が消し飛んだような不思議な感覚です。飛行機の中で10数時間過ごしただけのなんとも思い出深い誕生日になりました。

香港は東京と同じく所狭しと高層ビルが建ち並んでいますが建物の形が独特です。

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宿泊は九龍(クーロン)に位置するWホテル。近くの九龍駅の地下鉄構内は非常にきれいに整備されていて日本のようでした。

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ホテルの部屋から見える景色。さすが港湾都市。

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様々なK-Popアーティストが受賞される合間に行われたスティービーのパフォーマンス。ゲスト参加したSistarというグループのHyolin(ヒョリン)は綺麗な歌声でとても素晴らしいシンガーでした。

↓その時の映像

K-Popの勢いはすごいですね。ここ香港でもたくさんの人が会場を埋め尽くしていました。

クラブを貸し切り行われたアフターパーティーにも多くのアーティストが顔を出していて、僕でも知ってるBig Bangのメンバーなどもそこらへんを歩いていました。

2NE1

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Crayon Pop

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本番前日の話ですが外で食事を済ませホテルに戻ってエレベーターを待っていると、なんとそのエレベーターから出てきたのがジャッキー・チェンでした。僕はエレベーターのドアの真ん前に立っていたのでドアが開いた瞬間ジャッキーが僕の目と鼻の先に立っていたのです。ジャージ姿で歩いて行く彼の後ろをおそらくお付きの人であろう人たちが10人ほどズラズラとついて出てきました。

「ポリス・ストーリー」なんて何度観た事でしょう。間違いなく憧れのスーパーヒーローです。僕はあまりの衝撃で固まってしまいましたが、今思えば声かけて握手でもしてもらえば良かったです。惜しい事をしました。

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