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#余白 #ひと休み

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深呼吸。
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#社会人

「もう少し時間があれば」と思っている時が、一番ちょうど良いのかも

案外、「もう少し時間が欲しいな」と思っている時が一番ちょうど良いのかもしれない。 日々忙しなく過ごし「もう少し時間があれば」と思っている時ほど、時間を大切にできる気がするし、いざ時間ができた時に有意義に過ごせそうな気がする。 反面、自由に使える時間が多いと、次第に時間の貴重さが薄れてくるし、時間があればあるほど余計なことを考えてしまい行動できなくなる。 あれだけ「時間が欲しい」と願っていたはずなのに。 いざ「余白」を手にすると、持て余してしまう。 「余白」がメインに

親友とはいつまで経っても親友なんだよな

年齢を重ねても、昔と変わらず定期的に会ったりするのが親友だとしたら、ぼくに親友はいない。 「親友」や「ズッ友」(死語だと思うけど)と形容された当時の関係は、卒業、就職、転勤、結婚とライフステージや環境の変化に伴って、希薄になり、徐々にフェードアウトしていく。 学生時代から働いていたこともあって、中高時代の同級生とはすっかり疎遠になってしまった。 年に1回会うか会わないかといった友人がいるくらいで、「最近どう?」から始まる会話だけで気づけば2時間経っているのが当たり前。

眠れない週末

眠れない。 いたずらに時間が過ぎていくのを、布団の冷たいところを足で探しながらただただ感じている。 眠れないのはどうしてだろう。 さっきまでブルーライトを浴びていたからなのか、今日はあまり疲れていないからなのか、それとも、何かやり残したことがあるからなのか。 眠れない時に限って、頭の中は忙しい。 日中頭を悩ませていた問題の解決策が思い付いたり、新しいアイデアが思い浮かんだりする。目を背けている何かに憂うこともある。 そうして冴え渡って、ますます眠れなくなる。 大

眠れない夜が好きだった

眠れない夜、眠る前のあの余白の時間が好きだった。 まだ幼かった時、真っ暗な部屋の中で僕は宇宙にいた。 人に話してもあまり共感されなかったけれど、眠れない時はたいてい、宇宙や死、「眠る」という行為について考えを巡らせていた。 真っ暗な部屋がそうさせていたのか、眠る前独特の心理がそうさせていたのか、はたまたただの好奇心か、どうだったのかは分からない。 「宇宙ってどこまで続いているんだろう?」 「死ぬってどういうことなんだろう?」 「眠る瞬間ってどんな感じなんだろう?」

好きなことでもサボりたい時はある

「へー、読書が趣味なんですね!」 「最近も何か読まれたんですか?」 「いや、実は最近全然読んでなくて...。」 趣味ってこんなもんだよな、とふと思う。 趣味だからといって時間の許す限りそれをするわけではないし、いわゆる「好きなこと」にも熱量の波やモチベーションの浮き沈みはある。 本当にずっとやっていられる趣味や好きなこと、というのはごく稀なように思う。 「好きなこと」と聞くと、ずっとやっていられるイメージを持つし、一生飽きない気がするし、それを仕事にできたら最高なの