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#余白 #ひと休み

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深呼吸。
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「そのレザージャケット、お似合いですね」から、スタバのホスピタリティを考察してみた

最近ワケあってスタバに行く機会が多いのだが、スタバと言えばそのホスピタリティがよく注目される。 カップに書かれたメッセージ、接客時のコミュニケーション、SNSにもよくその様子が投稿されたりしている。 あいにく自分にはそれらの経験がなく、どこかレアな経験と思っていたのだが、ついに今日、スタバのホスピタリティなるものを体験した。 注文後、店員さんがレジを打っている最中にさらっと、 「レザージャケット、お似合いですね」 と言ってきたのだ。 「これが噂のスタバのホスピタリ

親友とはいつまで経っても親友なんだよな

年齢を重ねても、昔と変わらず定期的に会ったりするのが親友だとしたら、ぼくに親友はいない。 「親友」や「ズッ友」(死語だと思うけど)と形容された当時の関係は、卒業、就職、転勤、結婚とライフステージや環境の変化に伴って、希薄になり、徐々にフェードアウトしていく。 学生時代から働いていたこともあって、中高時代の同級生とはすっかり疎遠になってしまった。 年に1回会うか会わないかといった友人がいるくらいで、「最近どう?」から始まる会話だけで気づけば2時間経っているのが当たり前。

「よはく」の難しさ

何の心配ごとも気がかりなこともなく、まっさらな気持ちで過ごせた休日。 最後にそんな休日を過ごしたのはいつだろうか。 仕事のこと、家族のこと、人間関係のこと、そんなあれこれが常に頭の片隅にあると、体は休めていても心が休まらない。 そうと分かっていても、「心を休め、余白をつくること」は難しくて、脳内では過去の後悔や未来への不安ばかりが目立ってしまう。たとえそれがほんの少しの割合でも。 片付いていない仕事、返さなきゃいけないメール、追いつかない数字、進展のない二人の関係、そ

眠れない週末

眠れない。 いたずらに時間が過ぎていくのを、布団の冷たいところを足で探しながらただただ感じている。 眠れないのはどうしてだろう。 さっきまでブルーライトを浴びていたからなのか、今日はあまり疲れていないからなのか、それとも、何かやり残したことがあるからなのか。 眠れない時に限って、頭の中は忙しい。 日中頭を悩ませていた問題の解決策が思い付いたり、新しいアイデアが思い浮かんだりする。目を背けている何かに憂うこともある。 そうして冴え渡って、ますます眠れなくなる。 大

目まぐるしい日々に1冊の小説を

目まぐるしい日々を送っていると、ゆったりとした時間が恋しくなるし、ゆったりとした日々を送っていると、目まぐるしく過ごす時間が恋しくなる。 ないものねだりな僕らは、そうやって人生のバランスを取っている。 週5日以上働いて、週2日以下休む。 1週間はあっという間で、平日忙しなく働くと、休日はゆったりと過ごしたくなる。 けれど、家で何もせずぼっーとしていても、ネットサーフィンや動画鑑賞をしていても、物理的にはゆったりしているはずなのに、不思議と残るのは虚無感だけだ。 一応