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一杯のコーヒーから”変わらない物などない”と教えられた。

「すみません、今日から30円値上げなんですよ…」

やっぱりそうですよね!と間抜けに声をあげてしまった。
朝。毎日通っているドトールのコーヒーの値段が、変わった。

いつも飲んでいるコーヒー(L)
350円から380円に値上げ…
値上げの波も身近なところまで来たなぁと、実感する私。

「けど大丈夫ですよ、いつもありがとう」
とコーヒーを受け取る。大きなカップに入った褐色の飲み物は、いつもの通りの香りだった。

ドトールは2002年位には310円でコーヒー(L)が飲めた。
それからどんどん値段が跳ね上がり、今に至る。
利用者としてはあんまり喜ばしくないが、それも時代の波だろう。
変わらないものなんてないのだ。

2002年といったら、自分は何歳だったろう。
大体、自分は15歳位だったか。時間が経つのは早い。あの頃の自分と、今の自分は、きっと違っているはずだ。

いろんなことを経験した。
ドラマティックなことは全然なかったけど、辛いことも、悲しいことも、そしてそれと同じくらいの幸せなことも。たくさん。きっと、よい風に自分は変わって言っているのだろうと思う。

社会も、どんどんと変わっていく。
それが民衆にとって良い風に変わっているかどうかは、わからない。
しかし、変わらないものなんてないのだ。

今が地獄のように辛い人であっても、きっと変わる時が来る。
今が幸せの絶頂な人であっても、いつ地獄に落とされるかわからない。

大切なことは、どんな変化にだって柔軟に対応できること。
社会も変わる。そして、自分も変わっていこうとする気持ち。
それが、生きていく中で自分を支えてくれるだろう。

書いている中で、私の好きな言葉を思い出した。

Empty your mind, be formless, shapeless – like water.
心を空にせよ。型を捨て、形をなくせ。水のように
Now you put water into a cup, it becomes the cup,
カップにそそげば、カップの形に
you put water into a bottle, it becomes the bottle,
ボトルにそそげば、ボトルの形に
you put it in a teapot, it becomes the teapot.
ポットにそそげば、ポットの形に
Now water can flow or it can crash.
そして水は自在に動き、ときに破壊的な力をも持つ
Be water, my friend.
友よ、水になれ

ブルース・リー

我々に必要なのは、この社会の荒波を生きるために”水になる”ことかもしれない。

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