温暖化解決究極の方法、太陽放射管理(改変)と、人工降雨について語ります。

私は、この二つが、大きく状況を変える、鍵の技術になると考えている。
①太陽放射管理(改変)Solar Radiation Modification SRM
いわゆる地球工学のひとつ、もっとも効果があると予想される、成層圏エアロゾル注入という手法。火山灰と同じ物質を散布し、太陽光を遮り温度を下げる。下の記事によれば、摂氏一度下げるのに、年二兆円程度ということ。

https://www.swissre.com/institute/research/sonar/sonar2023/solar-radiation-risks-climate-change.html

危険が指摘されているというより、データが少なく、まだ予想が立てられないというのが実態。国連環境計画も、この方法を注視しながら、データの収集を促している。


ホワイトハウスも注目している。何らかの、国際的なルール、進行についての合意が、近いうちに必要になる可能性がある。

二つ目の記事が、合意形成を促している。

日本、東京大学のチームが、昨今の研究を取りまとめ、悪影響は当初想定されたよりもずっと少ない可能性を示唆している。私の一つ前の記事を参照のこと。

②人工降雨 Artificial Rain
100年以上前からあった技術で、現在のものは1940年ごろ開発された。①のSRMに似ているが、水蒸気のある大気中にヨウカ銀その他の物質を散布、雨の凝結核を作り出し、降雨させる。
中国が北京五輪開会式を快晴にするため、周辺に前もって実施し降雨させ、それによって快晴を実現したと報道された。中国、インドがさかんに行い、日本、フランスも実験レベルでは行う。
確証あるデータが少なく、これによって降雨したのか、偶然か、その部分がまだ曖昧で、今後の検証力向上が望まれる。
日本の大雨、台風も、これによって前もって海上に降雨させられれば、陸地への被害は少なくて済む。
一日も早い技術向上が望まれ、日本では筑波大学チームが、液化炭酸により大量の降雨を実現したと報道された。
私の二つ前の記事を参照のこと。

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