見出し画像

間接的ではなく、直接的に関わりたい

「僕って何でこんなに、人間関係を構築するのが下手なんだろう?」ずっとそう思って生きてきた、齢30歳。

セクシャリティに関する悩みが原因で、歩み寄ることができなかったという側面もある。

それでも「仲良くなりたい!」と思い勇気を出して積極的に接し始めた人と、最初こそ上手くいったように見えても、徐々に疎遠になってしまう…そう言う経験が多かった気がする。

その原因の一つとして、最近気付いたことがある。

僕は他人と"直接的に"関わることが苦手で、どうも無意識的に"間接的に"接するようにしてしまっているらしい。


僕の中で『人との直接的な関わり方』とは。

リアルだったら、学校の同じクラスの人に挨拶をしたり休み時間に声をかけたり。ネット上だったら仲良くなった人と個人的にDMでやりとりしたり、その先(LINEの交換やリアルで会う)へと進んでいく等…"その人に対してより近い距離感でアクションを行う"ということ。

僕がしてしまう『人との間接的な関わり方』とは。

直接声をかけるよりもメールやLINE等、文字でのやり取りの方がスムーズに行える(というかそっちの方を積極的に使いがち)。ネット、例えばTwitterだとしたらDMよりもリプライ派…むしろその人が反応しそうなコンテンツを呟いてみたり、なんて遠回しなアピールみたいなことを無意識的にやってしまっていたりする。

伝わらない表現になってしまったかもしれないけれど、いわば「出会い系で知り合った人が、メッセージ上ではすごく盛り上がっていたけど、いざ会ってみたら全然喋らない人だった。」みたいなシチュエーションの、全然喋らない人が僕なのである。

相手の方からしたら「あんなに仲良くなれそうな感じを醸し出していたくせに、なんでこんなそっけない反応するんだろう?」と思われてしまってるのかもしれない。

自分が決定的に「間接的人間」だなと思ったのは、付き合っているパートナーでさえ、顔を向かい合わせての対話を躊躇してしまい、伝えたい情報をスムーズに伝えられないことに気付いたから。

パートナーに大事な話をしよう!と決意しても、「もう今日は夜遅いから…」とか「相手も疲れてるからまた今度にしよう…」という風に、伝えない言い訳がすぐに浮かんできて、対話を先延ばしにしてしまう。

そんなことを繰り返しているうちに期限ギリギリになって、結局LINEでメッセージとして伝えてしまう…なんてことが多いのだ。

僕は決定的に、気持ちを伝えたい相手に、面と向かって言葉をぶつけることが苦手なのである。

これまで30年間生きてきて「自分は直接的なコミュニケーションが苦手だ」と分かってもなお、それでも僕は人と直接的に関わっていきたいと願う。得意不得意はあるけれど、直接面と向かって伝えたいことはメッセージでは済ませたくないと。

難なく人間関係を築けているように見える人たちを羨ましく思ってしまうけど…そんな人たちでももしかしたら、心の中ではありったけの勇気をかき集めて自分を奮い立たせているのかもしれない。

「もっと仲を深めたい」
そんな思いで自分の背中を押して、直接的コミュニケーションに励んでいきたい。

30歳男性の、ただの決意のnoteでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?