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雑記「ZIP、観れません」ほか

ZIP、観れません

私の部屋

私はミニマリストなので、テレビは置いていない。そもそも今の部屋に越す前、実家で暮らしていた時も煽動的でやかましいテレビのことはあまり好きではなく、家族は観ても私だけは目を背け続けていた。

ただ幼少期はテレビも好きだったように思う。朝起きればおはスタや3チャンネル(現・2ちゃんねるのEテレ)で学校へ向かい、夜はアニメやバラエティを観て眠る。高校生くらいから、家庭にインターネットが導入され興味がそちらにシフトしたというだけで(インターネットの方がよっぽど煽動的でやかましい)、テレビより面白い娯楽を見つけただけなのかもしれない。

何はともあれテレビを全く観ない生活を長い間続けていると、友人宅や飲食店等でついているテレビが「数年ぶり」になることがままある。

先日、かなり観ていなかったZIP!を久しぶりに観る機会があった。そういえば小学生くらいの頃、この時間にズームイン!を観ていたので切り変わった日を覚えている。あれ、もしかしてこのネーミング、Zoom In なんとかってことなのか?気になって検索してみるとWikipediaを発見。10年越しの謎が解けたのでみなさまにもご覧いただきたい。


そうそう、まさに当時(2011年4月1日)の初回放送を生で見ていた。小学生の目から見ても明らかにあたふたした段取り、お天気お姉さんの不慣れ感、映像の不自然なつなぎ、ナレーションの忙しさ。うわー大変そうでみていられないな、と思ったものだ。

それ以来(というわけではないが同じくらいの時期から)、テレビの生放送モノがちょっとダメになってしまっている。きちんと用意された尺の中で求められる答えが言えるのかどうか、失敗はしないか、観ている私の方が気になってうずうずしてしまうので、非常に疲れる。

十年ぶりのZIP!も、やっぱり当たり前だが生放送でやっていた。緊張感がこちらにも伝わってくる。もちろんそつなくうまくやっているのだが、いつ大失言で大炎上するかハラハラしてきてしまう。


特に難しかったのが『水卜麻美と一緒に朝ごはん』というコーナー。そもそも私が子供の頃から変わらず今も水卜アナウンサーがいることに驚いたのだが(大人になってからはオードリーが椅子を破壊したとき横で謝っていた以外目にする機会がなかった)、1分ほどの間に用意されたご飯を「視聴者と一緒に」食べるという内容で、確かに飾らないスタイルの彼女にぴったりの企画だと思う。

しかし、子供の頃から食事が苦手で給食もとにかく嫌だった私にとって、この「時間内に食べさせられる」という姿があまりにダメすぎた。絶対に失敗できない環境で的確なコメントを入れつつ残すことも許されないという、もし自分がここでこれをやっていたら緊張でもどすだろうなと思わされる映像なのだ。


調べてみると似たような声もあるにはあるようだ。もちろんこれは感じ方の個人差があるだけで、食いしん坊(キャラ)な彼女が元気いっぱい嬉しそうにご飯を食べているのをみると元気をもらえるという方がいてもおかしくないし、観たくなければ私がチャンネルを変えればいいだけで、炎上させて終わらせたいなどと微塵も思わない。

ただ単に、私はもうZIP!を観るのをやめようという話。



うまいこと言ったインタビューに拍手を

テレビ繋がりでもうひとつ。生放送が苦手なだけでニュース番組自体はYouTubeの各テレビ局公式チャンネルでよく切り抜きを観るのだが、その中で気になるものがひとつある。インタビューの受け答え難しいよね問題である。


役者の仕込みでなければ、アキダイの社長をのぞいてインタビューを受けるのはほとんどの場合素人だ。特に観光地に来た客にマイクを向ける内容のニュースでは、たいてい浮かれた大学生がノリで喋るためふわっとしてなんともいえない薄さになることが多い。

そんな中、たまに話し慣れている野生のプロみたいな人が出てくると「おっ」と思わず拍手したくなってしまう。





妙な落ち着きをみせる(反面動きは元気でカメラがクローバーフィールドくらい揺れる)

今日観たニュースではこれ。新幹線を見に来た人。北陸新幹線が開業し、その写真を撮りに来た鉄道好きの13歳だが、突然大きいカメラを向けられた状態でこの落ち着いたコメントを瞬時に出す。自治体や観光業の担当者もニッコリ、百点満点の内容だ。





スタッフ「今どんな感じ?」





そしてその後の展開もお見事。スタッフに嬉しい気持ちを表現しろと無茶振りをされるも、ここで「世間に求められる13歳像」すら見せてくるのがこの新幹線を見に来た人のすごいところだ。百歩譲って前半の落ち着いたコメントはまだいいとしよう。私も中学生の頃はマセていて子供っぽくないことを言えば大人が面白がるんだろうと思っていたから、気を利かせて似たようなことは言えそう。

しかし、きちんと「子供」もやれるというのがヤバい。だいたい中学時代の私じゃこういうのは恥ずかしくて「や…やったー……的な感じっすかね。いひっ……。」とキショく終わるのが関の山だったろうが、新幹線を見に来た人はきちんと仕事もキめて帰る。すごすぎる。なんなら大人になった今の私より仕事してる。

しかも、この「ばんざーい!」が実は囁くような掠れ声であるというのも高評価ポイントだ。鉄道の撮影でにぎわうスポットとはいえ、ここはあくまでも公共の土地。周りには人もいるから急に大きな声を出すと迷惑になってしまう。そこで嬉しさを最大限に表せつつも静音性も意識した職人技のような叫びを一発で出した。昨今の迷惑撮り鉄も見習うべき、鉄の鑑だ。


▲動画はこちらで視聴できる


▲鉄道で思い出したがYouTuberスーツ氏も新元号のNHKニュースによるインタビューに対し、一般金沢市民とは思えぬ流暢なコメントを残している




自分だけで使うダジャレ

思いついても特に人前で言うことはないが、自分の中ではある程度地位が確立され独り言として継続的に使うダジャレ。


  • 寝れんイェーガー

昼寝をしすぎた等の理由で夜の零時を回っても眠れないときに使う。


  • オキータバトルエンジェル

起きたときに使う。


  • あちちーちーちーふぇーじゃーふぇーじゃー

お茶などが熱いときに歌う





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