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音楽評 ビートルズ 音楽に心酔しているか? AIはどうか?

私はビートルズファンですが、リアルタイムで聞いていたわけではありません。
聞き始めたのはジョンレノンが暗殺された後です。それから数年経ってから徐々にレコードを聴いたりし始めたわけです。
ビートルズより先にマッカートニーのソロの方に親しんでいました。

先ごろビートルズはナウアンドゼンを出しましたが、
私は先にレノンのデモを聞いていて、完成された作品も聞きましたが、いい、のだけれど、まあ普通という印象でした。
しかし、アルティメイトバージョンというやつを聞いてみるとかなりいいのです。
マッカートニーとリンゴのバージョンはいわゆるサビを抜かしたもの。なぜかというと
I dont want to lose you now 君を失いたくない
というフレーズはレノン個人の訴えであって、バンド全体からすると
now and then I miss you 今もこれからも君が恋しいよ
という方が、万人のセリフとなるからです。そういうわけでマッカートニーがサビを抜かした理由は直ぐに判ったのですが、
それでも私はサビの部分はレノンの意志であると思うので、改悪かなと思っていたら
どこかの誰かが非公式に楽曲化したバージョンがあったのです。

そこで思ったのです、久しぶりに音楽で感動した、本当にいいなと思ったのは久しぶりだ、と。

つまり、最近はあまり音楽に感動しなくなっていると。
世間の若者らが聞く音楽でも彼らは果たして「心酔」しているのだろうか?ということです。
心の底から素晴らしいと思っているのだろうか。ということで、音楽とは本来そういうものなのです。

音楽に限らす芸術とはそういうもので、

映画もそうです。しかし最近のCGだらけで、残酷なシーンばかりで、あからさまな性描写で、本当にいいものは少ないのかなと私は思います。
でも映画とは本来、感動し、心酔するものなのです。

小説もそうです。
ある人々は、これは若者に限った話ではなく、ある種の人々ですが、本は「お勉強」だと思っている人たちがいます。
しかし小説もまた、感動であり、心酔なのです。
ただし、駄作が多く、あなたが手に取る本の9割がつまらないと思って正しいと思いますが。

さて音楽に話を戻しますが

私は他にAIが作ったという
グロウオールドウイズミーも良かった。これはどのようにして作ったのか私には分かりませんが、レノンのソロにマッカートニーのパートを加えたもので、その部分が非常に短いけれど良かった。
なぜかレノンのソロで聞いてもそれほど良くないのだけれど。

AIと言えば、on my fathers car とかいう曲も悪くなかった。
どこまでAIなのか、歌はブレスまであり、曲がAIで歌は人なのか? よくわかりませんが完成度は高い。

しかし私は個人的にAIで曲を作ること、小説を書くことには反対します。
もしそうやって作るなら、「AI作」と明記してアナログで作っている人たちと区分した方がいいと思います。

芥川賞作家が一部AIを使っていたと明かし抗議が殺到したそうですが、私もAIには反対します。

なぜかというと泥臭く書いている人たちがいるからです。
泥のように苦労して、コツコツと。そんな人たちの努力をあざ笑うかのように感じられるからです。彼らは山ほど本を読み、コツコツ努力しているわけです.
音楽もそうです。多大な努力をしてピアノやギターをマスターし、曲を作るのです。

ではそうやって作ったものが素晴らしいかというとそうである保証はありません。
そして世間が「ただ良いもの」を求めるのだとしたら、やはりAIとアナログの区切りは必要だと思うわけです。
(私が夜遊びが気に入らないのはそういう点)

映画はCGが氾濫し、あまり良いものではなくなりました。
音楽や小説にAIが氾濫しても、これらのコンテンツは衰退するかも知れないと思います。

音楽は永遠のものです。
人がいる限り音楽もあるでしょう。
しかしメロディは失われると思います。その根拠は「詩編」のメロディが残っていないから。
歌詞だけ残っています。

でも、未来予言をすると、
数千年の間、社会はある程度、正気を保ちますが、一定期間を過ぎると正気ではなくなり、どうでもよくなります。
しかし我々の(あなたや私の)いる間(転生を続ける間)は正気を保つ時代であり、
良い音楽を継承するべきであると私は考えるのです。



ココナラ
姓名判断

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