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2024年読書評17 「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」村上春樹の小説は曲調はいいが歌詞がいい加減な音楽に似ている
村上春樹の小説は曲調はいいが歌詞がいい加減な音楽に似ている 「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」 村上春樹 村上の本は初めて読みます。これはSFっぽいということで評判がよかったから。 物語は 計算士として地下世界で働く男と、ユニコーンの頭蓋骨から夢を読む男の2つの世界が並行する。 と言ってもわけがわからないと思いますが、実際、読んでもわけが分からない。 感心したのは、読みやすいということ。 おそらく作者は意識している。何度も読み直し、スマートな文章を練っている