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ヨガのインストラクターになりたい方へ。採用する側から



ヨガインストラクターになるための資格


ヨガのインストラクターの代表的なライセンスに全米ヨガアライアンスRYT200というのがあります。

ヨガのインストラクター、ちょっといいかもと思ったことのある方は一度は耳にしたことがあるかもしれません。

他にもインド政府公認ヨガインストラクターやヨガ検定のような資格もあるそうですが、弊スタジオのオーディションを受けられる方の8〜9割はRYT200を取得されています。

コロナ禍で全米ヨガアライアンスはオンラインの受講を認めてきましたが、それは2023年末で終了予定です。
→オンライン継続の見通しとの続報があったので訂正します。

駆け込み需要を狙って何社かの広告が私のInstagramによく表示されます。

でもよく考えて欲しい。オンラインで学んだ人が生身の人間にいきなり触れられるのか。
ヨガのインストラクターとして本業にしたい、副業でやりたい、趣味でも教室を開催したい時思っているならば、完全オンラインの講座は本当におすすめしないですし、弊スタジオで採用することはありません。

どんな人を求めているの?

本音で言うとオーディションで欲しい人材はざっくりこんな感じ。

・ヨガインストラクターとして経験値があり即戦力
・魅力的な人間性や特徴のある方
・スタジオの目指す方向性と合っている、逆に新しい風を吹かせるタイプの方もあり
・空きの曜日と時間が合うこと

やっぱりまずは自信を持ってレッスンをしている方が魅力的に映ります。レッスン経験のない方は自信のなさが伝わってきます。自信がなくても自信があるようにレッスンするのもまた一つ大切なことだと思いますし、そうならないように猛練習を積んできてくれたらカバーできると思います。

個人的にはRYT200取得後、自主開催で30本くらいレッスンをしていただくと、ヨガインストラクター感が出てきます。そこからオーディションを受けてもいいのではないかなと思います。

最近の潮流として、RYT500まで求めるスタジオさんも出てきました。確かに知識量は増えるので、取れるのであれば取ったほうがいいのですが一度現場の実務経験を積んでからでも遅くないです。むしろ生身の生徒さんと接し、長期で変化をモニターして感じたことを持って学びに入る方がより明確な目的意識を持って学べると思います。

直面した現実と選択肢


ただ残念ながらここまで投資してもヨガのインストラクターとしてレッスンを提供するだけでは到底食べていけないです。
私の場合ですが、1レッスンするのにかなりの熱量を使って対峙するので1日3レッスンが限界。若い方では4〜5本を週5日こなす方もいるのでここは個人差があります。ですのでフリーのヨガインストラクターさんでレッスンだけで生計を立てている方もいないわけではないです。

また大手のスタジオ運営会社に社員として入社すれば生活は安定しますね。レッスンをしながらスタジオ運営業務も学べるので、まずはここでヨガを仕事にしてみることをスタートしてみるのも選択肢の一つかと思います。(とはいえ友人の話を聞く限り私にはその体力はないなぁと言う感じ。割とハードですごいです)


大切なことは軸を持つこと

やはりお客様から感謝をされ、その対価をいただくと言うことはとても大変なことです。
だからといって好きなことではなく、歯を食いしばって長時間働いてそれなりに稼ぐことが幸せかと言われるとそうでないと思う方も多いのではないでしょうか。

結局はトレードオフ。仕事の内容と対価のバランスを自分の心地いいところで調整していくしかないのです。

私自身は仕事に対してこんな軸で見ています。この割合を調整すればよいので、今は好きなこと8割で振っています。

・好きなこと(自己実現)
・できること(強み)
・求められていること(需要)

前職でたくさんの経験(苦しみも多々あり)を積ませていただき、私の「できること」や「求められていること」は割と業種を問わず汎用性が高く、そしてお金を稼げることなので、生活が出来なくなったら「好きなこと」の割合を減らして経済基盤の安定を図ればいいと思っています。

好きなことの割合が減って不幸じゃないの?なんて言われそうですね。
でもその時の価値観によって変化するものです。今大切にしたいと価値観が経済的な安定なら毎月振り込まれる報酬に心が安定するだろうし、好きなことにチャレンジしている自分が好きだったらお金のことは二の次にして前向きな自分を自分が応援できます。

会社員をしていた時は一生この会社社会の中で生きていくのかなと漠然と思ってましたが、会社を変えたって、復業したって誰も何も言いません。
自分がどんな状態が心地いいか、そしてヨガが好きで一度は仕事にしてみたいなと思うのであればぜひチャレンジしていただけたら嬉しいです!

私はヨガインストラクターになったことに後悔はありません。生徒さんインストラクターの友人たちと出会えたことでこんなに多幸感に満ち溢れることがあるのかと思うほどびっくりしています。

RYTの話からだいぶそれましたが、悩んでいる方の背中を押すことができますように…。

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