背骨のねじりに潜む罠 ねじるのは腰ではない!!
今月は気温差が大きく
自律神経の不調を訴える方が多数。
そこで8月のレッスンは"
背骨のねじり"をテーマに行った。
背骨をほぐせば自立神経が整う。
しかしねじる動作には
やりがちなミスがある。
今回はねじりを深めるコツ、
怪我をしないコツを紹介。
コツ1:ねじるのは腰ではなく胸
体をねじる動き。そう聞くと
腰だけ回そうとしてしまうがこれは間違い。
背骨は腰椎、胸椎、頚椎に分類されるが、
腰椎はねじる動きが苦手。
簡単に言うと骨、関節の形状が
回ると上下の腰椎が互いに引っかかる形なのだ。
体をねじる動きで意識すべきは胸椎。
腰ではなく胸を回す意識が重要。
と言っても胸椎を意識するのは難しいので
肩と胸を動かすイメージで体をねじろう。
【胸椎のねじりを深めるコツ】
左右の肩・胸を前後別々にずらず
ちなみに下図は脊柱(背骨)の図。右側が背中側。
腰椎と胸椎で形状が違うのが分かるだろうか?
コツ2:骨盤の向きは正面キープ
体は一部がサボると他が補おうとして動く。
胸椎が回旋をサボると腰椎が補おうと働く。
「苦手だけど誰かがやらないと
いけないから私がやるしかない。」
そして壊れる。
適材適所。体も同じ。
ねじる動きは胸椎がメイン。
そうはいっても身体感覚はなかなか変わらない。
ねじる=腰のトラップから抜けるのは難しい。
そんな時は骨盤と恥丘の面を
正面に向け続ける事を意識してみよう。
【腰椎を痛めないねじりのコツ】
骨盤と恥丘の面を正面に向けつづける
意外と腰が回らない事が実感できるだろう。
腰椎はグネグネねじれるものではないのだ。
背骨ねじり体操の動画
余談:テニスで腰壊し
筆者は大学時代テニスを嗜んでいたが、
腰椎は回らないなんてことはつゆ知らず、
強力なショットを打つ為に腰をガンガン回していた。
そして故障。
股関節と胸椎を使いこなす練習をしていれば・・・。
体作りとスポーツの上達、そして怪我の予防に
解剖学の知識は必須と思う今日この頃である。
オンラインレッスンのお知らせ
オンラインヨガレッスンを
毎週水曜20:30~21:30開催中。
RYT500解剖学アドバンスの知識と
武道で学んだ人体の知識を織り込み
快適な体づくりをお手伝いいたします。
得体のしれない忍者に
クレジットカード払いはちょっと…
という方はnote下部にある
”クリエイターに問い合わせ”からご連絡ください。
Paypay振り込みQRコードを送付させて頂きます。。
※:2022年9月はふくらはぎ肉離れにつき
水曜20:30-21:30のしっかりヨガも
柔軟メインのほぐし系レッスンとなります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?