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アシュタンガヨガは丸くなる。

アシュタンガヨガは他のヨガと大きく違うところがあります。

アサナ(ポーズ)を実践している時にバンダという技術を取り入れて行うのは、アシュタンガヨガか、アシュタンガヨガから派生したヨガのみだと言われます。

3つのバンダの内、ほぼ2つのバンダを使ってアサナを実践していきます。

1つ目がムーラバンダ
根を意味し、身体の底の部分を意識するバンダ。解り易く言うと、骨盤底筋がわずかに引きあがる様な感覚。

2つ目がウディヤーナバンダ
お臍から指4本下位を内側にわずかに引き込む様な感覚。

この2つのバンダが連動し、エネルギーが作られ身体を巡っていきます。
アシュタンガヨガは、このバンダを重視というか中心に置き、全てを実践していきます。
なので、全体的に下腹部に集中した姿勢となり、全てのポーズにおいて丸みを帯びた姿勢となります。

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例えば、ダウンドック(下向きの犬のポーズ) ↑
アイアンガーヨガなど、アライメント(均整・調整)を重視する多くのヨガでは、この様に背筋を真っすぐ伸ばす、又は若干凹んだ姿勢となります。

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アシュタンガヨガでは、この様に丸みを帯びた姿勢となります ↑

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他のほぼ全ての前屈のポーズでも、同様の丸みを帯びた姿勢となります ↑

多くのヨガでは前屈の時、折り畳みケータイを折る様にピッタリとお腹を付けます、隙間が無い様に。

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アシュタンガヨガでは、そこに空間が残る様に、丸みを帯びた姿勢となります。
座っておこなうシッティングポーズなどの場合(タイトル上の写真)、お腹に空間を残したまま、先ず額を付け、余裕があればスライドして顎を付ける。そういった流れとなります。

アシュタンガヨガはポーズの見た目の美しさは追及していません、
バンダをロックしキープし続けることが最優先なので。

そう。ちょっと変わったヨガ、なんです(笑)



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