トラウマと生きづらさ
前回の記事の最後に
身体の感覚に意識を向ける際は少し注意が必要と書きました
身体の感覚に意識を向けた時に圧倒されてしまう方がいるのです。
特にトラウマを抱えている方は注意が必要と言われています。
ここでトラウマについて少し書きます
トラウマとは?
トラウマ=心的外傷
外的内的要因による肉体的及び精神的な衝撃を受けたことで、長い間それにとらわれてしまう状態のこと
地震、津波、台風などの自然災害、犯罪、交通事故などたった一度の衝撃により生ずるものや
虐待、不適切な養育、自身や家族の入院など長時間繰り返される出来事に対してのトラウマもあります。
例えば私の場合、親から叩かれるなど身体的な虐待をされた経験はありませんが
夫婦喧嘩や親と兄との口論をよく見ていたことが、トラウマ体験となっています。
また父親が厳しく、勉強ができるできないで自分を評価されていたことや、進路について自分の意見をなかなか通してもらえなかったこともトラウマになっています。
実はこのことがトラウマになっているということに気がついたのは子育てが始まってからです。
子育て中の生きづらさを紐解いていったところ、このような経験がトラウマになっていることを知りました。
私が気づかずうちにトラウマを抱えているように、多くの人にも語られはしなくともトラウマがあるのだと思います。
トラウマを抱えていると、傷ついても生きていく為に身体を知らぬうちに変化させてしまいます
その変化により、今目の前で起きていることが
「安全」なのか「危険」なのか、もしくは重大な「生命の危険」なのか
私たちは無意識で判断しているのですが(ニューロセプションといいます)、その判断が適切になされず
「安全」な場面でも「危険」と勘違いしてしまうことが起きるのです
トラウマには大小ありますが、抱えることで身体は常に「危険」と感じていたかもしれないわけで
身体が「安全」と感じるようになるには、いきなりは難しいのです
少しずつ段階的に身体を変化させ、今は「安全」と感じる練習が必要になります
次回はトラウマにより身体にはどんな変化が起きているのか、少し書いてみたいと思います
長くなったので今日はここまで
お読みいただきありがとうございました☆
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?