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2020上半期ベストソング

へい、こんばんは。
全国的に梅雨に入りましたけど、
雨降ったり晴れたりすごく寒くなったり忙しいですね。
どうですか、心は落ち着いてますか?
落ち着いていたらいいなあ、とそう思います。

前回の記事では上半期ベストアルバムを紹介しましたが、
今回は上半期にリリースされた楽曲で
"こいつはめちゃくちゃ聴いたぜ!最高だぜ!"って思った曲を選んで紹介していきたいと思います。
意外とベストアルバムとベストソングって被らないですからね。

SHE IS SUMMER "綺麗にきみをあいしてたい"

この曲は…本当に好き。初めて聴いた瞬間から好きが止まらなくて一番リピート再生した回数が多いと思う。何回続けて聴いてもこの曲のメロとリズムの良さに飽きが来ない。飽き(秋)が来ない、だから夏(Summer)なんだなと、そう思います。(アーティスト名のSUMMERは500日のサマーのヒロインのサマーから取ったらしいです)
しかしこれほどにキャッチーで爽やかな楽曲だから化粧品とか日焼け止めのCMに使われてほしい…。できればMICOちゃんも出演してほしい。
"綺麗に君をあいしてたい だけどどっかでつまずいしてしまう"っていうサビの歌詞がメロディのせいもあるけど、すごくグッときてしまう。誰でも少し格好つけていたいけど、どうしても上手くいかなくて格好悪くなってしまう。
だからこそ自分に似合う言葉を探しにいくっていう、"言葉"を探しに行くっていう歌詞がすごくいいですね。
最初の歌詞の"なんて呼べばいい?今感じた気持ち"、
その形容し難い言葉を探しに行くっていうことなんだろうね。とても分かるなあと思ってしまう。
とにかくいい曲です。間違いなく。

The 1975 "Me & You Together Song"

聴いた瞬間に思いませんでした?僕は恋をしているなって。
そうなんですね、それが恋です。
The1975の数ある楽曲の中でも一番のアンセム曲になったのではないでしょうか、もう聴きすぎてすでに懐かしさすら感じてしまう。
楽曲の持つ90'sから00'sの所謂"洋楽っぽさ"みたいなものがあって、世代的に小さい頃に聴いてた、ラジオから聴こえた音楽を思い出して少し泣きそうになる。HANSONとか、アメリカのポップパンクとかあのキュッとする恋に似た気持ちを思い出す。
歌詞の中では徐々に君のことが好きになっていくことが歌われているのだけど、そこは性別とか友達関係とか色んなものを飛び越えた"好き"が歌われているような気がして、2020年的ラブソングなのかなぁとも思った。
俺はこの"I fell in love with her in stages"っていう歌詞がとても分かると思った。
恋に落ちたり、その瞬間好きになったりするより、徐々に愛おしく感じていくものだと思っているので、彼の気持ちはよく分かる。
そして最終的に伝えるか伝えないかをずっと迷っていて、歌詞の中では"I Love You"的な伝えるニュアンスが出てこないもどかしさと複雑さが自分にとって落ち着くラブソングなんだと感じた。

Shohei Takagi Parallela Botanica "ミッドナイトランデヴー"

センス、センス、センスの塊。
CEROの高城くんのソロプロジェクト、Shohei Takagi Parallela Botanica(長い)の1stアルバム収録曲。2019年のフジロックに出演していたので、この曲を豪雨の苗場で聴いたんだけどあまりのメロウ加減に溶けてしまいそうになった。
それから今年になってようやくリリースされて夏前の夜のベランダで聴いてると気持ち良すぎて更に溶けそうになった。
CEROの時もそうだけど、高城くんの曲は他のアーティストの楽曲にはない微妙な哀愁が漂っていて、他では感じることのできない感情を得ることができる。
東京の夜中の、自分が世界にたった1人になったような気分みたいな、、、そんな音楽です。世界観に浸れるよ。

never young beach "やさしいままで"

失恋の歌なんだと思っていて聴いては、時々泣いていた。
恋は始まるといつか終わる。大切なものを手にしてもいつかは汚れたり失くしたりしてしまう、そんなことをふと考えることないですか?
そんな時にどうしてか泣きそうな気分になるんです。
相手を亡くしてしまうことなのか、別れを意味するのかこの曲の中ではどちらかは描かれていないですが、大切な人を失うことの寂しさを少ない言葉、短い時間で歌っていてこれほどに愛おしく繊細で切ない曲を久しぶりに聴いたと思いました。
ネバヤンはこれまで比較的楽しくて青くて、"なんかよく分からないけどなんとかなるかなあ"みたいなことを歌っていたイメージがあったので、この曲で彼らに対する信頼感みたいなものがグッと上がった感じがある。そんなネバヤンも好きだけどね。
またそんな風に大切に思える人にいつか出会えるかな。そんな感じです。

Kevin Krauter "Surprise"

トキメキがこの曲にはある。
イントロを聴いた瞬間に心臓がキュッて動くんです。説明できないなあ。
アメリカのバンドHoopsのメンバーでもあるKevin Krauterのソロ2作目の"Full Hand'収録曲。
バレンタインのお返しにレコードをあげようとタワレコの店内をうろうろしていた時に店内演奏でこの曲が流れていて、思わず店員さんにこれ誰ですか?レコードありますか?って聞いた。それくらいの衝撃だった。
注文する時に思わず2枚(自分の分も含めて)買ってしまった。
この曲からどんな情景が浮かぶか一人一人聞いてみたい。過去の思い出?青春?大切な人?どんな答えが返ってくるだろう。

Ethan Gruska,Phoebe Bridgers "Enough For Now"

聴いた瞬間にこの曲が一生で一番好きだ!ってそう思った。
Ethan Gruskaの大名盤"En Garde"に収録されたPhoebe Bridgersとのコラボ曲。
どうやら2人は一緒のスタジオで録音してたらしく、それきっかけでこのコラボに至ったのかな。
それにしても今年のPhoebeの存在感は本当にすごいね。The 1975との曲もそうだし、自身の2ndアルバム"Punisher"も最高のアルバムだったし。
MVが楽曲の切なさに対して本当に面白いので是非セットでチェックしてもらいたい。

Mura Masa,Clairo "I Don't Think I Can Do This Again"

ベストアルバムでも挙げたけどMura Maraのアルバム"R.Y.C"はどれも名曲なので、正直どれをベストソングにしようかなっていうところで悩んだ。
選ばれたのはClairoとの共作曲。
この曲の持つパワーみたいなものがすごく強くないですか?
サビでブワーーって低音がくるところはもちろんだけど、繰り返していく毎に音の広がりが大きくなっていって、
コードの切なさみたいなものもどんどん増していく感じとか…頭振って踊ってるのに最終的になぜか泣いてるみたいな…。
こういう踊りながら泣くみたいな音楽が個人的に音楽の最高峰だと思ってるので、まさにこの曲はそういう意味で最高なのかなって書きながら思ってます。早くフジロックで観たいよね…来年は観れたらいいな。

Floral Tattoo "She"

今年の圧倒的新人枠、アメリカの5人組バンドFloral Tattoo。
イントロを聴いた瞬間に"コイツァやべえぜ!"って感じで全身の鳥肌が立ったのを覚えてる。
パンチ力のあるイントロ、曲の短さ、最後のパートで急にエモーショナルな展開になって盛り上がってそのまま終わる感じにすごく自分の好きなEMOを思い出して、グッときた。
この曲を聴いた瞬間に浮かぶ風景とか景色があって、
勝手に『このサイテーな世界の終わり』の映像を作ってMVを作りました。
アルバムもインディー感満載で面白いので是非聴いてほしいですね。

BBHF "リテイク"

6月リリースの曲だけど、これは入れるでしょ。入れないわけないよ。
ここ最近ずっと、自分が本当にGalileoGalileiが大好きだったことについて考えてた。
閃光ライオット優勝、"ハマナスの花"でメジャーデビュー、"パンプの二番煎じ"とか"閃光ライオットは出来レースだ"と叩かれながら音楽活動を続け、メジャー志向の音楽性と自分たちの好きなインディーロックとの間で揺れたり葛藤しながら活動をして解散、そして生まれ変わりのように結成されたBBHF。
自分たちの大好きな音楽を自分たち流でアウトプットする、それはこれまでの活動とそれほど変わるわけではないが、こんなにも自由で楽しそうに音楽をやっているのは初めて観る気がする。その伸ばした自由の羽根から生まれた名曲"リテイク"は次リリースされるアルバムを自ずと期待させてしまうほどの楽曲で、毎日聴かないと気が済まない体になってしまった。
この曲がチャートで1位になってMジックステーションで「1位おめでとうございます」って言われてる世界線が俺は見たい。まあ、チャートなんて意味ないとは思うんだけどね…思ってはいるけどさ…。
でももっと彼らの曲が聴かれるようになれば嬉しいですね。

こんな感じで9曲を紹介しました。思い入れと情報の数でだいぶ内容に差は出たけど、そこら辺はご愛嬌でよろしくお願いします。
音楽って本当にいいなあ、と思う日々です。

最後にまとめたSpotifyのプレイリストを載せておきます。


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