アンビエント音楽で眠ろう
アンビエント音楽
アンビエント音楽(環境音楽英: ambient music)は、英国の音楽家、作曲家ブライアン・イーノが提唱した音楽のジャンルを表す言葉である。
Wikipediaより引用
アンビエント音楽が好きだ。
正直本当に詳しくない。アンビエントにジャンル分けされてるアーティストの名前もほとんど知らない。そもそもアンビエント音楽の定義すら知らない。知ってるのは好きだという気持ちとブライアン・イーノがRoxy Musicに在籍していたということくらい。
でもとにかく好きなのだ。
そもそもアンビエント音楽とは何なのか説明できる自信はないが、とにかく美しい旋律が鳴り続ける。そしてBGMとして日常の音に溶け込んで生活の邪魔にならないこと、それがどうやらアンビエント音楽と呼ばれているらしい。すいません勉強不足で。これ以上は各々で調べてください。
簡単に言うと勉強とか運動とか寝る時とかに聴いたりする音楽のことですね。
ただ僕にとってアンビエント音楽はエネルギーの解放のようなものを感じていて、10代の頃から考えすぎで内側に負のエネルギーを抱えてしまいがちな性格だったのだけど、音楽を好きになってから自然と悲しみや辛い気持ちを感じた時にはアンビエント音楽や、そこから派生したポストロックの音楽を聴くようになっていた。
キッカケがなんだったのかは覚えていないが、おそらく14,15歳の頃に感じるあの未来に対する漠然とした不安や、自分という存在に対する価値みたいなものに真夜中暗い部屋で一人モヤモヤ考えていた時にAphex Twinの"#3"がiPodから流れてきたのが始まりだったように思う。
不気味で何か異世界のもののような雰囲気は、ハリーポッターの映画の世界観の”少し怖いけどワクワクする”あの感じに似ているような気がして、その当時はハラハラしながら聴いていた覚えがある。
例えで”ハリーポッターの映画の世界観”って書いていて思い出したのだけど、僕は幼い頃から親と映画を見るのが好きで物心ついた時には映画音楽が好きになっていて、映画のサントラを流しながら眠るのが日常だった。
それがもしかすると現在の"アンビエント音楽が好き"ということにも繋がってくるのかもしれない。
例えば僕が好きな曲でTony Andersonの"Ariana"という曲がある。
この曲を友人に聴かせたところ、「Cinematicだね」という返答がきた。
ほう、確かに。映画で流れていてもおかしくない。しかもいいシーンで流れていそうなのが想像つくくらいに映画で流れていそうだ。
そう言われてから考えてみたのだが、自分の退屈な日常にこういったアンビエント音楽が流れるだけで、さもこの世が映画の世界で、自分はその映画の主人公かのように錯覚させてくれることが自分にとっての救済になっているのではないかということに気がついた。
つまり自分の悲しみや辛い気持ち、切なさもそこにアンビエント音楽が流れるだけで、ある種の映画的な表現として昇華してしまえるということだ。なんてすごいんだアンビエント。なんかもうエレガントとかそういう言葉に聞こえてきたなアンビエント。
でもそういった負のエネルギーの昇華できる、吐き出せる場所があるということはすごく大切なことだと思うし、音楽はそういったものを自由にさせてくれる場所でもあると僕は思うので、もっと甘えながらいきたいと思いますし、誰かもそうであってほしいと思う。
やっぱり音楽はすごいね。今日も実感する。
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