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地域の輪と世代を超えた出会い

コーヒーを本格的に販売し始めてからもうすぐ半年経つ。椅子を置いたり場所を少し変えたり、朝湯では試飲を30分だけ出し始めたりしながら徐々に知っていただける方が増えた。近くのジムやお店で声をかけてもらえたりコーヒーを淹れない日には「今日はコーヒー淹れないの?」など話しかけて下さる方も増えた。


銭湯で働いている私からしたら当たり前に思っていたが、こんなに地域の世代の違う方々といつも話している人って珍しいと以前、知り合いに言われたが、確かにと思う。地方に住んでいたこともあり小さい頃は近所の人と話したり遊んだりすることは多かったが、成人して社会人になってもこんなに話しているとは思っていなかった。

ゲームや携帯が普及して、外で遊ぶ人が減って意図しない出会いを作る機会がなかなか無い今、年配の方とだらだら30分以上話したり、目の前の塾の小学生の子と話したり出来る場は貴重だなあと思う。


最近、少し面白いことがあった。
飲んでいるお客様が歩いている方に「一緒に飲もうよ」と言って飲むことは多いのだが、それを年配の方が初めて会う若者に言っているということがあった。全く知らない世代の違う人に声をかけて、おごるよ!と言っているわけである。

どんな状況だ(笑) と思いながら、そこから一緒にコーヒーを飲みながら交流をしてお互い楽しそうにしている。凄いパターンだなと思いながらコーヒーを淹れた。


繋がりの幅

普通に生活をしていたら会社の繋がりか家族の繋がりのみになる。実家の両親がそうだ。特に母は専業主婦のため、家族以外の繋がりをなかなか作りにくい。もちろんネットで作ろうと思えば作れるかもしれないが、自然に出来ることは少ない。

孤独が今、問題となっているがこういう繋がりを自然に作れる場があるかが解決のカギになるのではないかと思っている。


自分がやっているコーヒーも銭湯もそういう人に、自然に手助けできる存在になれればよいと思って働いている。

心にゆとりと笑顔の多い人がたくさん増えたら今よりも素敵な世の中になると信じてます。

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