大きいお風呂とcoffeebreak③
この話は銭湯上りにコーヒーやコーヒー牛乳を飲みながらゆっくりするフロントでの妄想です。だらだら話のついでに銭湯やコーヒーの知識や雰囲気が伝わるといいと思っています。
ウィラ・パレスティーナ(コロンビア)
芳ばしい香りがする豆。牛乳と相性がよく、コーヒー牛乳にするとチョコレートミルクのような少し甘みのある味になる。牛乳と混ぜたりするのに深煎り豆を勧めることが多いが、City Roast(中煎り)辺りの豆だと個人的におすすめの豆。
銭湯上り
夜21時頃にいらっしゃった60代くらいの女性。日中、母親の介護をしてクタクタでこれからも寝かせ付けるため付き添わなければならないらしく、親戚に頼み、一瞬だけ休みに銭湯に来て下さった。
女性客 「お風呂気持ちよかった。コーヒー牛乳下さい。」
フロント 「ありがとうございます。承知しました。本日もコロンビアでお作り致します。」
以前来店されたとき、甘いものが好きとおっしゃっていたのでウィラ・パレスティーナという豆を使うことにした。
フロント 「お待たせいたしました。ごゆっくりどうぞ。」
相当、疲れているようだ。介護はずっと見ていないといけないため精神的にも肉体的にも疲れる。普段から一人で面倒を見ている方の話を伺うと大変だなと思う。
女性客 「ずっと銭湯に行きたかったけどやっと来れたよ。」
フロント 「いつもお疲れ様です。区からもふろわり券が届いていると思うから時間があるときはいつでも待ってますね。」
女性客 「ありがとうね。ごちそうさま。おやすみなさい。」
フロント 「おやすみなさい。」
銭湯には「ふろわり券」や「足立ゆ~ゆ~券」など65歳以上の方を対象に、区ごとで配っている割引券などがある。使われる方も多く、200円以下で入浴出来たりするため、上手に使うと金銭的負担もかなり抑えられる。
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