風景01

幸くませ 真幸くませ・・・

今日は大井競馬重賞東京スプリント!豪華メンバー!

「紅一点の檻の中」で触れた、コパノキッキング&藤田菜七子ってだけで今日は画面見ながらウルウルです(´;ω;`)

馬場は不良でヌルヌルですが…
展開が読めな過ぎて悶絶です。
もう出しちゃってるし、馬神様にお願いするしかありません。

大井がスタートして程なく、テレビから歌声聞こえてきた。

「幸(さき)くませ真幸(まさき)くませと人びとの  声渡りゆく御幸(みゆき)の町に」

テレビで松任谷由実が口ずさんでいた。
即位祝賀会だって。

平成16年の歌会始で、美智子皇后陛下が詠まれた和歌だそうな。

さきくませ?

聞きなれない読み方だな・・・
調べてみたら、

「幸く」(さきく)

無事で。つつがなく。幸せに。
「花開く」の意味合いもあり。

万葉集2069の中に
「心は君を―ませと」
(心の中であなたの幸せを願っている。無事であることを。)
※私なりの解釈です
なんて使われている。

結構長いこと人間やってて、こんなきれいな言葉を知らなかった自分が恥ずかしいな・・・。

言葉で「心を動かされる」瞬間を久しぶりに味わった気がします。

年号となった「令和」も、万葉集からの引用でしたよね。古文で少し学んだくらいで、まともに読んだことはないですが・・・

昔の移動手段は徒歩や船。波が荒れず、怪我無く無事にたどり着くように詠む歌に登場することが多いですね。

そこに乗っているのは愛する人や家族、高額商品やお米等々…


「大切に思うもの」の無事を心から願い待ちわびる時間。


今の情報社会は日進月歩、「早い=良質」な風潮ですが、

こんな風に「待ちわびる時間」を過ごす余裕も、心にとっては大切な事なんだなぁと思う淀です。

みんなが生き急いでる気がするんですよね。
ついこないだまで私もそうだったけど。

社内の生産効率の講座で講師をした時に「0.1秒を積み重ねろ!」って平気で言ってたわ・・・

仕事だけにしときましょね。

「会えない時間が愛育てるのさ 目をつぶれば君がいる」

郷ひろみだって歌ってるじゃないですか。知らない人はYouTube!
あるいはお父さんかお母さんに聞いて!

令和生まれの方に「真幸(まさき)」なんていたら最高なんだけどなww


今日は不良馬場でスリッピングしながら走る馬を見て。
人馬共に、「幸くませ 真幸くませ」と。

では、令和生まれの未来を背負う子供たちにも幸運を🏇


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