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競馬ブックに花束を(vol.1)

毎週月曜日はチャリンコステークス!!

電撃6ハロンのパクリやん(笑)
毎週月曜開催される淀のルーティーン「でした」。

食材が切れる、郵便物を出しに行く、病院の診察…等々はなるべく月曜日に放り込み、斤量(ギア)は一番重いハンデを背負い(?)自転車で駆け回ります。そして家からほど近いコンビニで「競馬ブック」(と恥ずかしいからお菓子w)を買って、ゴール。

長いときはトータル90分程の道のり。もともと工場勤務で体育会系(13年スイマーでした)、体育の成績「だけは」トップクラスだったんで、たいしたことないと思ってたのに

引きこもりの反動が見事に出て、こぐことすら出来ない(´;ω;`)ブワッ

そもそも
どこにいくにしても「車」だったしね。でももう要らないから処分。

そこに至るまでのお話はまたの機会に。

「競馬ブック」という「リハビリ」

dataをまとめる作業をはじめて少し経った頃、砂短に頼まれて「毎週月曜には出てるから、競馬ブック買っといて」と、 子供のおつかいのように頼まれたんですが

当時は病院以外引きこもり。食品もデリバリーや通販で何とかしていたので、嫌で嫌で仕方なかった。(今思えば、リハビリも兼ねて、少しでも私を外に出そうとする心遣い。)

でも、買ってない事を理詰めで問い詰める砂短の方がもっと嫌だったので(笑)

行きましたよ・・・

家からコンビニまでの200メートルが、ブラジル位遠かった
行ったことないけどね(´・ω・`)w

それこそ、夜中の3時に帽子とマスクして行きました。私がお巡りさんなら、あんな時間にそんな挙動不審なやつきたら、間違いなく職質ですわ(笑)


靴を履くことも、外の空気も、臭いも、人の目もつんざく音も全てが嫌だった。


吐きそうになりながら買った競馬ブック。

(こんなんおやじが買うようなマニアックな本‥)

とは言え当時は怒りのエネルギーも持ち合わせて無く、「生存放棄」生活をしてた私は、袋に入ったままの競馬ブックを机の上に置いて、触ることもなくデータ整理を黙々と続けていました。

次の日の夜、砂短が仕事帰りに立ち寄って袋に入ったままの競馬ブックを見てすかさず、
「あれ?なんで読んでないの?トラックマンのとこ読んでおくように言ったじゃん。」

え?(この頃、飲んでいる薬の副作用で「健忘」が激しかったのです。)

「あ、あの、買ってくるように言われたんで‥」
「言われたんでじゃなくて読むでしょ普通。本て買ってくる為にあるの?その中の内容を理解する為でしょ?知る為でしょ?いままでの時間何してたの?無駄でしょ?24時間しかないのに何やっ‥」


はい、号泣。


砂短もちょっと(しまった)って顔して。

「あ、あー、うーんとね、ここに書いてあることね、トラックマンって人が言ってるコメントをテキストにして、その人ごとにフォルダ作ってまとめといて欲しいんだ‥けど」

もー耳に入りません

私なんてこの世に必要ない
生きてるだけで迷惑なんだ
こんなことすら出来ない

もうこのまま海にでも飛び込んでクジラにでも飲まれて消えてしまいたい。


なくなりたい
なくなりたい
なくなりたい‥


「今は何も出来ないです。すみません。」

「・・・出来たらで、良いからね。居なくて大丈夫?」

「もうそっとしといてもらえますか。」

「うん。うん。とりあえず、落ち着くまでは居るから。」

砂短は仕事などの「失敗できない物事」をしてるスイッチと、それ以外のスイッチがはっきりしている人なので、たまーにそのスイッチが「ON」の時にこうなります笑
あとでハッと気がついて、 OFF・・・(笑)


(謝りませんが笑笑)

そんなやり取りを繰り返し4週間程が過ぎて
「寝て、生きるために食べ、起きる」などのサイクルと情緒が人工的にコントロールされて、案外と落ち着いて来た頃
「そういえば・・・・・」

すでに4冊になっていた(砂短が買ってきて置いていた)死に物狂いで買った1冊目(2018スプリングS等)を取り出して

初めて開いた1ページ

・・・・
・・・・
・・・?
????
??!??????!!

小学校の学級新聞を思い起こさせるような
ふわりと香る石油系のインクの匂いと

所狭しと並べられた記号、カナ、数字、楕円形に距離が書いてある図形。

これが私と競馬ブックのファーストコンタクトでした。

(to be continue)



 




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